シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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運命は残酷だ

2023年12月21日 | 音楽界よもやま話

12歳のときにテレビ番組 Talent Mania に出演。 2年前に公開された Dvořák: Rusalka を歌う場面。 2016年のコンサートで J. シュトラウス『春の声』を歌う。

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昨日 YouTube を見ていたら、注目していたスロヴァキアの歌手 パトリツィア・ヤネチコヴァ Patricia Janečková がこの10月に亡くなっていました。 まだ25歳でした。

 

数年前から YouTube 映像を見ていて、将来 有望な歌手になりそうだと期待していましたが、乳がんが彼女の命を奪ってしまいました。

 

いくら才能を持っていたとしても 病気や怪我には勝てません。 乳がんも早期発見・切除手術すれば助かる人もいると思いますが、症状も人それぞれですから 何ともいえません。 乳がんは乳房の中に石のようなしこりができるらしいです。

 

私は『春の声』を歌っているものが最も輝いているように思いました。

 

彼女の CD などを見つけたら買ってみたいと思いますが、まだ見たことはありません。 有名になる前でしたから、あまり録音も多くないのでしょう。 発売されるとしたら、過去のライヴ演奏での寄せ集めものになりそうですね。

 

タレントマニア映像でのアナウンサーの発言を聞くと「ヤネチコーワ」とも聞こえます。 スラヴ系の人名発音は “ヴァもワも” 同じようなものなのかも知れません。

 

左から 病気であると発言した映像。 手術後の映像か手術跡があるのと治療で髪の毛が薄くなった映像。 葬儀の時の映像らしいです。

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パトリツィア・ヤネチコヴァはスロヴァキア人の両親を持ち、ドイツのミュンヒベルクで生まれた。 父のマルティン・ヤナーチェクはヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団のコントラバス奏者であり、幼い時からチェコのオストラヴァで育った。 4歳のときから歌唱を学び、8歳でソプラノ歌手エヴァ・ドリズゴヴァ・イェルショヴァに認められ、個人レッスンを受け始める (この師弟関係は音楽院から大学でも続き、リサイタルで共演も果たしている)。 10歳のときにヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団のオーディションに受かり、初めてオーケストラ伴奏で歌った。

 

2010年 12歳のときにテレビ番組のタレントマニアで優勝し、チェコおよびスロヴァキアで有名になった。 翌2011年には最初のコンサートを開き、同年 CD/DVD として販売された。

2014年 16歳でローマの国際聖歌コンクールで優勝したのをはじめとして、多くの賞を得ている。

2013年からチェコのヤナーチェク音楽アカデミーでオペラ歌手として学び、卒業後の2017年からはさらにオストラヴァ大学でオペラ歌唱を学んでいる。

2022年2月 自身のインスタグラムにおいて、乳がんを患っていることと治療のための活動休止を発表した。

2023年4月に俳優ヴラスティミラ・ブルドゥと結婚。 演奏活動も少しずつ再開し復帰を目指していたが、同年6月『ウェスト・サイド・ストーリー』の舞台が最後となった。

2023年10月1日 死去。 25歳没。 自身の YouTube チャンネルでは結婚式の写真が亡くなる前日にアップされ、祝福のコメントが多数寄せられた直後の訃報となった。

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今日はここまでです。


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