シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

日本はロボットが好き

2009年07月24日 | テクノロジふ~ん
写真上はカブトムシロボ。 下身後は、同社ブースで S字平均台の上を走る「ムラタセイサク君」。
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半世紀前から、日本では「鉄腕アトム」や「鉄人28号」などのマンガが親しまれ、今もロボット作りをする会社や個人が大勢いる。

知能は人間のそれを遥かに越える電算機が存在するが、その出力となるメカ装置や表情はまだまだ生身の人間には及ばず、赤ちゃんなみだ。
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「巨大カブトムシロボ、キャナルシティ博多にお目見え」(読売新聞 7月18日) _ 夏休み初日に巨大カブトムシロボットが博多に上陸。 キャナルシティ博多は18日から、「カブトム RX-03」(全長11m、幅10m) を近くの特設会場に展示する (※追加1へ)。

「日本の夢? "ロボット" は何のために?」(サーチナ 5月26日) _ 3月16日茨城県つくば市・産業技術総合研究所より発表された女性型ロボット「HRP-4C」について、米国ユーザー参加型の科学・技術系ニュースサイト「msnbc」で米国ニュース・ジャンキーが議論している (※追加2へ)。

「ロボットハンドで繊細な指の動きを実現」(ナショナルジオグラフィック 5月6日) _ ※追加3へ

「新型月面ロボット車 "アスリート"」(ナショナルジオグラフィック 4月14日) _ ※追加4へ

「村田製作所、自転車ロボ "ムラタセイサク君" を披露 - 千葉 06年10月3日) _ ※追加5へ

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お台場に設置された実物大ガンダムや、この戦車のようなカブトムシロボの製作費は何千万だろうか、いや億を越えているかも。

ここまでやるのは、もう個人の趣味の延長を越えて、会社の中のプロジェクトの1つになっているだろう。 個人の余暇でできる範囲ではないからだ。

カブトムシロボ写真を見ると、まず重さだけで1トンを越え、これを動かす駆動力だけでも相当な出力が必要なハズ。 クレーン並のエンジンが搭載され、6本足で重量バランスを取りながら移動するには どの足をどういうタイミング・順番で動かすか・しかも回りの状態が分かるようなカメラを何箇所かに設置など、課題が多い。

しかもこの大きさだから、動ける場所は駐車場か河川敷のような平坦地くらいしかないだろう。 でこぼこの多い山野では自力走行するだけの駆動力を考慮しているかどうか疑わしい。
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本物のカブトムシを引っくり返すと、ジタバタしてすぐには元に戻れないことが多い。 背中の羽根を繰り出してようやっと戻るのを記憶している。 本物のカブトムシだってその体形から引っくり返った場合を殆ど想定していないのだろう。 自身の重量も重い割には手足が貧弱なのと、足が短くて引っくり返った状態からは地には届かないし、足の関節が曲がらない。
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カブトムシロボを製作した茨城県の趣味人も、近所の子供達を乗せているだけでは飽き足らず、博多まで運んできて、特設会場の人寄せパンダになることを希望したらしいが__これにも大変な費用がかかっていると思いますね。

運搬費もさることながら、設置した駐車場に監視員を昼夜置いて見張っていなくてはなりません。 いつ何時 子供が潜り込んだりしないかなど安全対策費用も大きい。 潜り込むのは操縦室だけでなく、足の間とかロボ下も考えられます__子供は何をするか分かりませんから。

それやこれやを考えると、莫大な費用がかかっているのはすぐにも想像できます。 こういうのを "カネ食い虫" というんでしょうね。

以上


※追加1_ 茨城県古河市で産業用機械を製作する高橋均さん (61) が「漫画やゲームに登場するロボットを再現し、子どもに夢を与えたい」と作った。 触角部分を機体前部の操縦室から動かせるほか、リモコンを使えば6本の足で前進する。
 
2,000円分の買い物領収証を持参した先着30組を毎日1~2回行うイベントに招待。 操縦室に入ったり、実際に動く迫力満点の姿を間近に見たりできる。 26日まで。
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※追加2_ 外見はまるで本当の若い女性のような「HRP-4C」について、MarleyMan は「日本のテクノロジーは素晴らしい」と賞賛、Bill Edwards-428320 も「人々がうまく使えば、ロボット技術は社会に貢献する」と賛成する。

しかし Voices in my head は「ロボットテクノロジーのおかげで、女性の美しさから‘人間の標準’がなくなる。 まるでアニメの世界だ」と懸念し、Horus_282158 は「オートメーション化した妻が出現しても、人口が減って、おまけに税金も取れやしない」と半ば本気で恐れる。

それから議論は、「地球にはたくさんの本当の人間がいるのに、どうして偽の人間を必要とするの?」(dmkbockerich)、「大部分の人間は、彼らと違って愚かなのに……」(Crusaderhead) と、ロボットの存在をいぶかる方向になっていく。

ロボットの介護分野での利用については、heathercares が「介護に必要なのは、何より人と人との触れ合いだ」と反対し、日本人の MarleyMan が「ロボットはあくまで、介護の重労働を楽にするためだ」と弁明する。 しかし mt-512899 に「人間のするべき仕事のためにロボットを造ることは、人類の堕落だ」と一蹴されてしまう。

米国人の目には、米国でも有名な鉄腕アトムの夢を追いかけて、ロボットを造り続ける日本人、のように映っているのかもしれない。 その夢の行く先について、米国でも幅広く議論されていることは注目に値する。
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※追加3_ ロボットの器用さに関して言えば、"RAPHaEL" はほかのロボットより一歩先をいっているだろう。

アメリカにあるバージニア工科大学のロボット工学研究所の学生が製作した空気圧で動くこのマシンは、重い缶詰を持ち上げる力強さはもちろんのこと、生卵を優しく扱う繊細さや手話ができるほどの柔軟性がある。

RAPHaEL は1台の駆動装置で一本の指関節すべてを動かすように設計されており、この軽量メカニズムは、2008-09 イノベーション・コンテストで最優秀賞に輝いた。

学部指導教官で研究室の責任者であるデニス・ホンは「いずれは手話プログラムをはじめ、人体の動作を補う補綴 (ほてつ) 設計など、他の科学研究領域でも力になるだろう」と述べている。
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※追加4_ NASA が開発中のロボット「アスリート」(ATHLETE:All-Terrain Hex-Limbed Extra-Terrestrial Explorer、全地形6足陸上探査車)。 アスリートは多目的型の自立ロボットで、音声による命令やジェスチャーに反応して6本の脚を半自動的に動かす。 大きな物体の運搬時には大きな岩や瓦礫などの障害物をまたいで移動するように設計されているという。

アスリートは月面探査の有力な手足になると期待されているが、さらに遠くのフロンティアも見据えている。 それは火星だ。
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※追加5_ 村田製作所は3日、幕張メッセで開催中の IT & エレクトロニクスの国際展示会「シーテック・ジャパン (CEATEC Japan)」で、自転車ロボット「ムラタセイサク君」を発表した。「ムラタセイサク君」は身長 50cm、体重 5kg のロボットで、最高時速 2km/h で走ることができるほか、停止したままバランスを維持したり、バック走行したりすることも可能。

以上

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