シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

BD にも違いがある?

2024年06月15日 | テクノロジふ~ん
手持ち BD から ベー交響曲全集・指環4部作・ベー Vn ソナタ全集。 全て DG 盤。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近 ブルーレイディスク (BD) が、通常 CD と違う音というか “何か” が出ているのではないかと、聴いている最中に フト 思いました。

私の保有する BD は3枚だけです。 カラヤン BPO のベートーヴェン・交響曲全集 (1961~62年 24bit / 96kHz リマスター ⁂1)、カラヤン BPO のワーグナー・ニーベルングの指環4部作 (1967~69年 24bit / 96kHz ⁂2)、シュナイダーハン (V) ゼーマン (P) のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集 (1959年 24bit / 192kHz ⁂3) です。

⁂1と⁂2では CD との違いはわかりませんでした。 ⁂3でも音そのものは違わないと思いますが、何というか … “空気感が違う” ように一部で感じました。 ただ録音年は1959年なので、それなりに少し硬質で音量を大きくすると若干の歪みがあるように思います (これは、その時代・半世紀以上前の対応 dB の技術的限界と推測し、致し方ないと思います)。

⁂1⁂2と⁂3の大きな “違い” は、サンプリング周波数で 96kHz と 192kHz の違いです。 つまり AD 変換する際に 96kHz でするか 192kHz でするかです。 分解能は同じ 24bit です。 アナログ音を同じ 24bit で刻むのですが、そのアナログ音を置いた “マナ板” が⁂3は 192kHz と広いのです。

サンプリング周波数 96kHz だと再生周波数が半分の 48kHz、192kHz だと再生周波数が半分の 96kHz になります (因みに SACD の再生周波数は 100kHz です)。

人間の聴覚は 15kHz~20kHz が限度です。 また録音時のテープも 20kHz あたりの周波数が限度で、それ以上の高音はダラ下がりに落ちて 殆ど録音されていません (録音データとして期待されないのです)。 それでも一般的には問題とはなりません。 殆どの人が 20kHz 以上は聴こえないのですから。
………………………………………………
私自身も古希を超えて聴覚が劣化していますから、10kHz も聴こえているかどうか 怪しいものです。

でも半世紀以上もの間 ステレオで再生音楽を聴き、生の演奏を聴き、と長年の経験が積み重なっていますから、一般の人よりは耳を鍛えているので、いい演奏音かどうか、いい音質の再生音かどうか、そうしたものを “聴き分ける感覚” は多少あると自負しています。

演奏は、テクニックや音量、周波数帯域、dB など これらだけでは評価するには指標が少なすぎます。 生演奏では 見た目や表情、アンサンブル、ステージ衣装、ホールの反響音、照明など多くの要素が満足度に繋がってきます。

どんなに素晴らしい生演奏でも ヒゲボーボーやザンバラ髪、だらしない服装、奇抜な化粧、ステージマナー無しだったら、聴衆はどう感じるでしょうか? けれど 録音はそうした視覚的要素が一切ないので、”演奏内容と音質” だけで勝負するしかありません。
………………………………………………
話しが飛んじゃいましたが、BD について戻すと __ 通常の人には聴こえないはずの 20kHz を超えた “何か” を私は限界再生周波数 96kHz のリマスター BD 盤で感じたのです。 それは「気迫」だったのか、「空気感」だったのか 表現できる適切な言葉が見つかりません。

人間は何かを感じるんですね。 言葉では表現できない “何か” を。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)は、青紫色半導体レーザーを使用する光ディスクである。 記録容量は 25GB(1層)。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
25GB もの容量があると、CD (650MB) の38枚分にも相当しますから、大概の全集ものが1枚の BD に収録されてしまいます。 CD 十数枚を要する指環4部作も USB メモリ1個に収録可能です。 技術的には可能ですが、あまりに現物感がなくて 逆に味気ない気もしますが。

今日はここまでです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。