偽メールほど信じられる？ 日本で水素ビールが発売された 火を噴くカラオケも？？？

数日前、米でブリトニー・スピアーズが、ソニー・ミュージックのツイッターが元で、死亡したとの記事が流れた。これは、ハッキングによる偽情報らしい。

米大統領選中にも、“オバマ大統領が奴隷の子孫”など、多くの偽情報が流れた。これはトランプ氏が流したとも言われるが・・このような偽情報は、あっという間に世界を回るし、信じる人も出る。

情報は多いが、油断も隙もない。時代は古いが、我が専門分野に近い偽メールが、流れたことがある（朝日新聞、2000年6月10日の夕刊所載）。

日本で水素ビールが売られ、これを飲むと声の低い人もソプラノで歌える。カラオケでは、火を噴く大会もある・・などである。

1994年、98年に、ニューヨークタイムズ、ボストングローブ・・などの有力紙が伝えた。物理学会の広報誌でも書かれたとの記事である。
日本人なら、ビール会社が架空だとわかるだろう・・とある。今ほどのネット時代ではなかったが、各社が声の専門家に問い合わせれば、すぐ真贋がわかる問題である。

権威のあるところが絡むと、信じられやすいようだ。