「 ビバルディ 四季 」
春
小鳥が歌い 小川が風に囁く
夏
照りつける太陽 突然の雷鳴
秋
豊作の踊り 爽やかな空気
冬
吹く北風が 南風を待っている
黒い LPレコードが 回る
レコードの上を 滑る 針は
同じ円周を 回っている ようでも
静かに 一本 一本 溝を進む
途切れることなく 冬に向けて
静かに 静かに 進み続ける
はじまった 冬の 第一楽章に
どんな 情景が 見えますか
・・・・
2010年2月19日
笠原 道夫
春
小鳥が歌い 小川が風に囁く
夏
照りつける太陽 突然の雷鳴
秋
豊作の踊り 爽やかな空気
冬
吹く北風が 南風を待っている
黒い LPレコードが 回る
レコードの上を 滑る 針は
同じ円周を 回っている ようでも
静かに 一本 一本 溝を進む
途切れることなく 冬に向けて
静かに 静かに 進み続ける
はじまった 冬の 第一楽章に
どんな 情景が 見えますか
・・・・
2010年2月19日
笠原 道夫
レコードって言うのも古めかしくしばし懐かし差に浸りました。
看護婦を目指していた十九の時に買った映画全集のLP10枚,
子供の為にとクラッシックの2枚、もう我が家にはこれだけのLPしか残っていません。
機器は処分して、聞くことも出来ないのに思い出は捨てられなくて。
今のように繊細で鮮明ではない時代ではありますが、溝を沿う針との絶妙なる音、
その時はそれでいて鮮明で繊細、大いに情景をどんどん膨らませるばかりでなく、
そこに自分の過去へも引き戻し・・記憶の溝を拾ってくれる針でもあるような。
いいですね、そんな時代に過ごせた事が。
音がやはりなんとも言えなくて、味わいがあって古き良き時代の良き産物ですね。
ビバルディの四季の第一楽章ですか・・
冬の静寂や冷たさや厳しさに耐えることは、やがて来る春を待つ、
それは楽しみに繋がる喜びでもあるようなそんな気もした感覚の鈍いみく。