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余呉湖に舞い下りた天女伝説

2010年03月27日 | Weblog
 「 余呉湖に舞い下りた天女 」

滋賀県の最も北に位置する余呉湖は、
周囲約4.6kmの小さな内湖です
三方を山に囲まれ、別名「鏡湖」とも呼ばれます
その神秘的な美しさゆえに、
自然と羽衣伝説が生まれてきたのでしょう
岸辺には、天女が羽衣を掛けたといわれる
柳の木があり、大きな枝を広げていました
 
 「天女羽衣伝説」とは

その昔、余呉湖に漁師の桐畑太夫が住んでいました。
ある日太夫は絶世の美女が湖で水浴びしているところに出くわしました。
そばの柳の樹にはこの世のものとは思えない羽のような衣がかけられていました。
太夫はその衣を隠しました。

何も知らない美女は湖から上がると衣がなくなっていることに気づき
困り果てていました。そこに現れた太夫に、羽衣をなくして、天に帰れないと告げます
途方にくれた天女を自分の家に連れ帰って、ほどなく二人は夫婦になります。
そして元気な男の子が生まれ親子で幸せに暮らしていました。

しかし、ある日、天女はなくしたはずの羽衣を家の中で見つけます。

天女は羽衣を身にまとい、子供と夫と余呉湖に心を残しながら天に帰っていきます。

その後、この子供は勉学を納め、後に右大臣になった菅原道真公だったという伝説です


2010年3月27日
余呉湖にて
笠原 道夫
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