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モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

ブログとメディアリテラシー

2006-10-17 17:24:16 | Book
ブログ 世界を変える個人メディア

朝日新聞社

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 とくに新しい言葉ではなくなった”メディアリテラシー”。この言葉はどのように理解されているか。PCや新しいガジェットを使いこなすことから、新聞を学校でよんでみるNIE、そしてマスメディアに載るものにはウソがありますから注意しましょう、などかなり幅広くとらえられているといえる。
 あいまいなまま使ってなんとなくな理解をしていくのもわるくはない。しかしその概念を自分が誰かに説明しようと思うのならばある程度の確定をしておかねばならない。
 さてメディアリテラシーとは?

 市民が民主主義社会の中において、より主体性を確立できるように方向付ける能力のこと。
 メディアに接する態度において、「受け手」から「読み手」へ変化すること。

 このようにかんがえるとすると、従来にあった上意下達型メディアのあり方は見直されることになる。下方から上方へ向けた発信、そして横のつながりも担保していくこと、そして時間的、地理的制約も乗り越えていくことなど。
 つまりWEBを介したコミュニケーションがある意味での理想ということになろう。そして現在WEB上で簡易に市民の発信能力を担保してくれるものとしてあるのがBLOGである。
 BLOGについてはダンギルモアが詳しい。
彼の著作から、BLOG使用例などをみていきながら理解したいことは、BLOG=メディアリテラシーということではない。
 ブログをどのように使うと効果的に民主主義を進めることができて、個人がどのように主体的になっていくことができるのかということである。個人発信至上主義をとれば簡単に衆愚意思による支配ができあがるとの否定的意見もありそうだが、現実はそれほど悪くないのではないか。
 もしくは、衆愚にならないためにいわゆるマス・メディアは機能する必要がある、そのようなことを考えていくのにお勧めの本


                JOHNY
We the Media: Grassroots Journalism By The People, For the People

Oreilly & Associates Inc

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参照
鈴木みどり『メディアリテラシー』

ほか
 近年生活のあらゆる場面にインターネットが入り込んでいる。おそらくこの傾向はますます進むだろう。先日読んだ日経新聞の社説には次のようなものがあった。

「ネット革命第二幕へ向け環境整備を」
新たに話題を呼んでいるのが「第三世代」の新興企業だ。第一世代がソフトバンク、第二世代がヤフーや楽天などで、第三世代は二月に上場したブログ作成ソフト会社のドリコム・・・(略)九月には会員制社交情報サービス(SNS)の最大手、ミクシィも上場する

 生活に欠かせないものとなったネット技術は第三世代に入っているとのことである。第三世代の特徴はどのようなものかというと、ここでは今までのように企業側が情報発信をするのではなく、利用者自らが情報の担い手である点に求められるという。ホームページを世界発信するということで一つの壁を乗り越えた個人の発信能力は、ここにきていっそう強まったといえる。
今回私は、個人をエンパワーメントするものとしてのコンピューター、もしくはネットの第三世代という存在が・・・。
以下略
自身の図書館レポートメモより。