JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

産経新聞をよもう

2006-10-18 23:46:57 | マスメディア
 一番好きな新聞はとの質問に、産経!と答える人もいます。
理由を聞くと、それはイデオロギー的なことによってではなく、”我が社の意見としては”とのポジションがはっきりしているからよい。

 なるほどね~。

公論を代弁しているかのような朝日新聞はきにいらないの。

 なるほどね~

そうくるのか。と苦笑いで終わらせるのではなく真摯にその意見に向かうならつぎのようにいえよう。

 我が社の意見としてはという前置きは、自らの公論でないことの表明なのかどうか?
 現状まったくぜんぜん公論でないにしても、いずれ公論になることを目指しているわけでしょう。そうだとすれば公論だとの認識にいったったときには、前置きの言葉ははずれるでしょうね。
 するとね、現状の朝日より産経が潔い言葉をつかっているということにはならないわけだ。
たんなる自らのポジションの違いにすぎない。

 ある意味、産経はおもしろいですよね。ある学者は、産経は趣味みたいなものですからね、と。そういう意味でね。

 自らの立場表明をすることが潔いのは認めよう。しかし立場表明したら何を言ってもよいのかといえば、それは違うわけでしょう。
やはり、公論なわけです。
 そして公論とは?
さきの図書館閲覧制限のときの社説には表現の自由を守るためにということが、サ・ン・ケ・イ・にもありました。根底には民主主義ということがあるのでしょう。
 でここからが問題。
彼の新聞がその価値観にどれほど親和的か否か。この検証力が世界を分けます。

なんにしても、おもしろい新聞だとはおもいます。

                       JOHNY