試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-183[ツヌ125F] (旧モハ100-234[元ツヌ115F] 車体改修,改番,床板交換施工) ※'旧製品

2019-08-29 22:20:15 | 国鉄/JR101系
欠落。

数多く車両異動を繰り返してきたKATO製101系津田沼~習志野区仕様では車体と床板のLOTが揃っていない車両が多い。
新旧LOTでDT21動力台車,DT21非動力台車の差異があると気付いたのは比較的近年になってからである。
その後は編成単位での台車LOT統一を図ってきたが完遂には程遠い状況で留まっていた。


国鉄101系旧モハ100-234(元ツヌ115F:動力ユニット搭載車)。
※旧製品。

ツヌ113F(Tc74),ツヌ115F(Mc144)から離脱した車両は旧クモハ100-144(元ツヌ113F)以外がツヌ115F(Mc155)の構成車である。
このうち旧モハ100-234(元ツヌ115F:Mc144)は動力ユニット搭載車で長らく編成の主軸を務めてきた。
だがツヌ125F(Tc48)が旧製品編成のプロトタイプに決定し旧モハ100-234(→モハ100-183:ツヌ125F)は3号車へ配置が変わる。
クハ101形,クハ100形を先頭車両とする7+3編成では3号車若しくは9号車しかモハ100形の行き場がなくなる。
そのため旧モハ100-234を非動力車へ変更し旧クモハ100-144に動力ユニットを搭載させる動力車位置偏位対策を計画していた。
旧モハ100-234が再生産品LOT動力ユニット搭載車だと判明したのはツヌ125Fの整備を開始する直前だった。


入工中の旧モハ100-234。

サハ101-243,サハ101-244(ツヌ125F)を竣工第一陣とした要因には旧モハ100-234が搭載していた動力ユニットが関係している。
当初旧製品LOT動力ユニット搭載車だった旧モハ100-234はクモハ100-144(旧ツヌ113F)用動力ユニット供出車に抜擢された。
この時に再生産品LOT動力ユニットへ更新した過程が抜け落ちたたまツヌ125Fの組成に取り掛かろうとした。
現状で旧クモハ100-144を動力ユニット搭載車へ改めると1両だけ仕上がりの異なるDT21動力台車が残ってしまう。
現在旧製品保持編成はツヌ102F(Tc75),ツヌ104F(Mc159),ツヌ116F(Mc154),カノ1F(Mc178),ラシ105F(Mc148)の5本体制を敷く。
JR101系ラシ105F(再生産品LOT部品装着編成)以外は旧製品LOT部品で統一されておりツヌ125Fも同形態に持ち込みたかった。


塗装被膜修正を施した旧モハ100-234

ツヌ101F(T'c30)から編成番号順に旧製品LOT動力ユニット探しを始めたがツヌ108F(Mc133)まで空振りが続いた。
この状況ではツヌ125Fの出場が遅れるため捜索は打ち切られ元サハ101-101,旧サハ101-274(元ツヌ115F)を先に入場させている。
ただ旧クモハ100-144に搭載させる動力ユニットを早目に引き当てなければならない。
しかしモハ101-190(ツヌ125F←旧モハ101-241:元ツヌ115F)の整備に時間が掛かり旧モハ100-234を同日竣工させられなかった。
改めて入場機会を設け旧製品LOT動力ユニット交換を含む旧モハ100-234の改修を開始している。


[モハ100-[1][8][3]]:1-3位側。

旧モハ100-234の車両番号標記印刷消去痕状況は旧モハ101-241,元サハ101-101,旧サハ101-274よりも良好であった。
ペイントリムーバー式改番車に変わりないがこれまでになく塗装被膜変質面積が狭い。
[モハ100-234]標記インレタの状態も良く[モハ100-234]は存置した。
モハ101-190と変わらなかったのは[モハ100-234]周囲に残る転写糊である。
劣化した転写糊除去はティッシュペーパーが向いていると判り旧モハ100-234では黒ずんだインレタ屑の発生を防げた。
車両番号標記印刷消去痕には強い艶が見られずラプロス#4000の使用は見合わせとなる。
引き続き塗装被膜の仕上げは車体を組み立てずに事務用消しゴムで擦る方式とした。
その結果1-3位側,2-4位側とも[モハ100-234]を残したままラプロス式印刷消去車に匹敵する状態にまで引き上げられた。




モハ100-183(ツヌ125F:旧モハ100-234 改番,床板交換,塗装被膜修正施工)。
※旧製品:車体改修。

そして単独保管品のモハ100形用床板へ103系元サハ103-769(元ツヌ324F-1:Tc217)用DT21非動力台車を組み合わせる。
廃車発生品のDT21非動力台車は旧製品LOT品割合が高く比較的容易にモハ100-183用床板を仕立てられた。
改番は[モハ100-234]とフォント太さがほぼ同じだった低経年インレタを使用した。
ここでも[サハ101-243]標記,[サハ101-244]標記の見附悪化が影響を与え古インレタ削減策は採っていない。
LOTが大きく離れた[モハ100-]+[1]+[8]+[3]の組み合わせだが[モハ100-183]と[モハ100-183]は同化してくれたと思う。
但し低経年インレタは定着力が安定しないため[モハ100-183]の再転写を要した。
無事モハ100-183(ツヌ125F)の竣工を迎えた直後から旧製品LOT動力ユニット確保が開始される。




モハ100-241(ツヌ131F:再生産品LOT動力ユニット更新施工)。
※再生産品:車体更新車。

モハ100形の更新では編成出場経年に合わせ床板振替を行ったためどの車両に旧製品LOT動力ユニットが廻ったか判らない。
しかも組成経緯によりツヌ109F(Mc202),ツヌ110F(Mc195),ツヌ116F,ツヌ122F(Mc155),ツヌ133F(Mc118)が捜索対象から外れた。
この時点でツヌ131F(Mc70)しか振替候補に残らなくなってしまい厳しい状況へと追い込まれる。
2019年1月の入場でモハ101-247+モハ100-241,サハ101-239(ツヌ131F)は再生産品車体に更新された。
ところが旧モハ100-193(元ツヌ106F:Mc160)を種車とした<モハ100-241は旧製品LOT動力ユニット搭載車であった。
幸いDT21台車台車の仕上げがモハ101-147,サハ101-239と揃っておらず最後の最後で交換に適する車両と巡り会えている。




サハ101-244(ツヌ125F:車両番号標記修正施工)。
※旧製品。

ようやくクモハ100形用動力ユニットの調達に目処が立ちサハ101-244を再入場させた。
車両番号標記インレタは[サハ101-244]を残して除去しフォント差異解消を図る。
モハ101-183にて低経年インレタを起用した流れを引き継ぎ同一台紙で[サハ]+[10]+[1]+[-]+[2]+[4]+[4]の並びへと改めた。
[サハ]標記インレタの残数都合が絡み[サハ101-244]だけは継続使用となったがLOT差は伺えないと思う。
この修正でモハ101-190+モハ100-183,サハ101-243,サハ101-244の車両番号標記配列は大方揃えられた。
今後も全桁改番と節約式改番を使い分けながらツヌ125Fの出場へ向かう予定である。
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