試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ101-239[ツヌ131F] 車体更新 (元サハ100-17[元カノ13F] サハ101形200番代復帰,窓セル交換施工) ※再生産品

2019-01-15 23:53:10 | 国鉄/JR101系
結実。

KATO製国鉄101系ツヌ131F(Mc70)からモハ101-241+モハ100-247(旧製品)がツヌ106F(Mc160)へと異動した。
10両編成中8両を塗装変更車が占めるツヌ131Fだがクモハ101-70以下7両は製品化されていない青22号を纏う。
青22号車両は車体更新対象外ながら初竣工から時間が経過しており本格的な改修へ取り掛かる。


国鉄101系ツヌ131F 青22号混色編成(1972/6/23)。
[ツヌ131F]:Mc70-M'68-T'216-T'25-M247-M'241-T239-T25-M64-M'c68
※塗装変更車。
※TNカプラーSP取付試作編成。

ツヌ131Fの改修項目には青22号車両への[北ウラ]電略標記インレタが含まれる。
エンド標記はグリーンマックス製インレタが転写済だが塗装被膜改善に併せボナファイデプロダクト製へ変更する予定である。
クモハ101-70,クモハ100-68では現行LOTライト基板更新と運転台側TNカプラーSP廃止が加わる。
またサハ101-239の車体更新も待ち構えており従来の改修入場より規模が大きくなる。
改番で復帰させられるモハ101-247+モハ100-241(ツヌ131F:再生産品)が最も軽度な作業ではあった。
ただ塗装変更車(黄色5号)廃止は悲願でありサハ101-239(ツヌ131F)の車体更新が改修第一弾となった。


入工中のサハ101-269,元サハ100-17 (ツヌ106F,元カノ13F)
※再生産品。

サハ101-239用更新種車には元サハ100-17(元カノ13F:Mc59)を待機させていた。
元サハ100-17(再生産品)はサハ101-233(ツヌ118F:Mc155←サハ101-233:旧ツヌ118F)が種車である。
カノ13F(Mc59)時代に旧製品LOT側面窓セルへ交換されたがサハ100-17には引き継がせていない。
車体更新に当たり再生産LOT狭幅Hゴム支持印刷再現窓セルへの復帰が求められた。
一方ツヌ106Fはモハ101-199+モハ100-193の竣工が引き金となり広幅Hゴム支持編成化が決定した。
そこでサハ101-269(ツヌ106F:再生産品)と元サハ100-17で側面窓セル交換を行いツヌ106F,ツヌ131F双方の問題解消を図る。


側面窓セルを相互に振り替えたサハ101-269,元サハ100-17。

サハ101-269は側面窓セルの嵌合が固い個体であった。
101系800番代LOT側面窓セル装着車で多々見られる症状であり撤去方法は心得ている。
両妻板を外側へ押し出しながら側面窓セルを取り外した。
元サハ100-17は旧製品LOT側面窓セル装着車のため問題無く分解を終えられた。
しかし再生産品LOT側面窓セルを元サハ100-17へ取り付けたところ嵌合の固さまで乗り移ってしまった。
逆にサハ101-269からは症状が消え失せている。




サハ101-269(ツヌ106F:旧製品LOT側面窓セル交換施工)。
※再生産品。

今後サハ101-269が異動対象に挙がる確率は低いと思われる。
ただ再生産品LOT側面窓セルとの相性は今一つだと考えられ念のため注意事項とした。
先ず広幅Hゴム支持車に改められたサハ101-269(ツヌ106F)を竣工させた。
これでツヌ106Fに残る狭幅Hゴム支持車はクモハ101-160+モハ100-204(再生産品)の2両となる。
モハ100-204は廃車発生品及び保留車からの部品転用で側面窓セル交換が行える。
如何にクモハ101-160用側面窓セルを捻出するかが課題でありツヌ106Fの広幅Hゴム支持編成化はまだ先が見えない。


床板一式を交換したサハ101-239,元サハ100-17 (ツヌ131F,元カノ13F)。

サハ101-239の車体更新に備え元サハ100-17にはサハ101形200番代用床板を充てた。
しかしサハ101形200番代用床板はサハ101-239用の流用としたため全く意味を成していない。
屋根板はサハ100-17の車両振替時に再生産品LOT品を起用しており交換は無用だった。
結局サハ101-239から引き継いだ部品はサハ101形200番代用床板に限られている。
車両更新も選択出来たがツヌ131Fが早期出場編成だった関係上車体更新へと進んでいる。
なお元サハ100-17の外観は再生産品相当に至りLOT差異回避は確実になった。




[(2)]:2-4位側。

サハ100形のエンド標記はモハ100形と同位置にある。
そのためサハ101形をサハ100形へ編入するにはエンド標記印刷消去が必要だった。
元サハ100-17の印刷消去痕はペイントリムーバー式ながらまずまずの塗装被膜で踏み留まっていた。
特に補修は行わずエンド標記インレタを転写している。
不要となるサハ100形用エンド標記はインレタを剥離するだけで済むと思われた。
ところが転写糊の混ざったインレタ屑が粉々になってしまい除去に時間を割かれている。


[[サハ10][1-][2][3][9]]:1-3位側。

車両番号標記インレタはモハ101-199+モハ100-193に続き全桁転写となった。
[サハ100-17]標記位置は三方コック蓋との余裕が無く節約式改番を採用できない。
貴重な[サハ100-17]標記だったが継続使用は断念されている。
持ち出した新インレタのサハ101形用は既に片側分しか残っていなかった。
しかも転写に失敗してしまい限りのあるサハ100形用で切り抜けるしか手段がなくなる。
[サハ10]+[1-]+[2]+[3]+[9]の組み合わせは1-3位側,2-4位側共通となった上に標記配置も冴えないまま終わった。




サハ101-239(ツヌ131F:元サハ100-17 サハ101形200番代編入,床板振替,再生産品LOT側面窓セル交換施工)。
※再生産品:車体更新。

同一台紙からモハ101-247+モハ100-241用インレタを確保する必要があり修正には進まなかった。
グリーンマックス製インレタはサハ101形用,サハ100形用が多くなく先に使用される場合が殆どである。
インレタ投入は保留車削減や他形式の動向が絡み無闇に行えない。
取り敢えずツヌ131Fの改修を進めその後のインレタ残数次第で再転写に踏み切るか判断したい。
形式変更での躓きは余計だったがサハ101-239(ツヌ131F)の車体更新が完了した。
これで淘汰予定の塗装変更車は全て姿を消している。




サハ101-239+サハ101-25 (ツヌ131F:再生産品LOT側面窓セル装着車+旧製品LOT側面窓セル装着車)。
※再生産品+塗装変更車。

モハ101-247+モハ100-241(ツヌ131F)も旧モハ101-199+旧モハ100-193(元ツヌ106F:再生産品)での補完が決定している。
竣工したサハ101-239(ツヌ131F)と同様再生産品仕様で纏められているため黄色5号車両の側面見附は揃う予定である。
青22号車両は車体色に映えるよう旧製品LOT側面窓セル装着車で統一した。
よってツヌ131Fは広幅Hゴム支持車と狭幅Hゴム支持車の混結編成となる。
ここは混色編成が味方しHゴム支持再現の差異は気にならない。
ツヌ106F(再生産品+旧製品)とは逆方向へ進む事になったが両編成の編成見附向上に結び付くと思われる。


元サハ101-239(元ツヌ131F:廃車,床板振替施工)。
※塗装変更車。

サハ101-239へ床板を供出した旧サハ101-239(元ツヌ131F)は廃車された。
元ツヌ131F-1(M'c143)では塗装変更車(黄色5号)3両が並び技量の低さを誤魔化せていた。
しかし元ツヌ131F-1の廃止後は1-3位側に混入した埃が目立つ等見劣りを隠せなくなっていた。
しばらく眠り続ける車体とは対照的にサハ101形200番代用床板は即戦力と言える。
ツヌ118Fを種車に据える以上サハ101-108(ツヌ118F)のサハ101形200番代編入は大きな課題である。
今後の増備には欠かせない部品であり元サハ101-239も大切に保管を行う。

JR101系クハ100-34(ラシ107F:Mc202)を嚆矢とした塗装変更車(黄色5号)廃止はサハ101-239の車体更新を以て終了となった。
複雑な車両異動を経て10両がメーカー塗装車体へと置き換えられている。
製品都合により内嵌式尾灯車のクモハ101-59,クモハ100-34(カノ13F)は塗装変更車体が存置される。
代替が行える車両は消滅しKATO製101系の車体状態改善策は一応終着点に辿り着いた。
しかし青22号車両には塗装状態の悪い車両が残る。
引き続きツヌ131Fの改修へ取り組み状態の向上に努める。
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