試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ101-274[ツヌ115F] 車両更新 (サハ101-108[ツヌ118F] サハ101形200番代編入,床板交換施工) ※'再生産品

2019-08-11 21:35:09 | 国鉄/JR101系
深刻。

KATO製国鉄101系ツヌ118F(Mc155:再生産品)によるツヌ115F(Mc144)の再生産編成更新が開始された。
先陣を切って竣工させたクハ100-12はクハ100形電装準備工事車改装以外に車両番号標記印刷偏位が入場の切っ掛けである。
クハ100-12(ツヌ115F:再生産品)に続く車体更新対象車はクハ101-10(ツヌ115F:旧製品)で内定していた。


国鉄101系サハ101-274(ツヌ115F)。
※旧製品。

クハ101-10(ツヌ115F)はクハ101-75(ツヌ118F)にて置き換える計画だった。
十六代目ツヌ118F最後の車両番号標記印刷偏位車となったクハ101-75を次発とし手間の掛かる車両を廃するつもりでいた。
しかし手持ちのインレタでは新旧台紙に関わらず[サハ]標記が極端に減少している。
幸いラプロス・消しゴム併用式車両番号標記印刷印刷消去の要領を抑えられた感覚があった。
瀕死状態と言える[サハ]標記インレタを賄えるか微妙な状況で更新順はクハ101-75が入場する直前で変更となった。
またサハ101形200番代用床板も決して余裕がある訳ではなくサハ101-274(ツヌ115F:旧製品)の車両更新を優先している。


入工中の元サハ101-247,サハ101-108 (廃車,元ツヌ118F)。
※塗装変更車,再生産品。

ツヌ118F(Mc155)にはサハ101-108,サハ101-233が組成されている。
サハ101-274用更新種車はサハ101形200番代への編入を要するサハ101-108(ツヌ118F)とした。
車両更新で捻出される旧サハ101-274(元ツヌ115F:旧製品)は番代区分変更を伴わずに旧製品編成へ異動となる。
そのためサハ101-274へのサハ101形200番代用床板流用は不可能で温存し続けてきた保管品に頼るしかない。
奇遇にもサハ101-259,サハ101-263(ツヌ104F:Mc159)を最後にサハ101形200番代用床板は充当機会が無かった。
しかし旧製品編成もサハ101形200番代を2両含む組成が確定的となり今一度残数を把握する事にした。


[[サハ10][1][-2][7][4]]:1-3位側。

車両番号標記印刷消去は来たるクハ101-75(ツヌ118F)の改番に備えるべくラプロス・消しゴム併用式とした。
加えてサハ101-108(ツヌ118F)の車両番号標記は若干印刷が濃く成形色を露出させる危険性のあるラプロス式よりも有利だった。
ラプロス#4000で[サハ101-108]標記を崩してから事務用消しゴムにて仕上げる流れはクハ100-12と変わらない。
両側とも大凡狙い通りの[サハ101-108]へと達し車両番号標記インレタ転写に移った。
使用中止期間があった新インレタには2両分のサハ100形用組標記が残る。
これを[サハ101-274]に充て[サハ101-274]標記の成立を目指した。


サハ101形200番代用床板に交換したサハ101-274。

サハ101-274では[サハ10]+[1]+[-2]+[7]+[4]を組み合わせたがそれなりの配列になったと思える。
転写崩壊に見舞われる事も無く[サハ101-274]標記はサハ100形用がそのまま生き残ってくれた。
車両番号標記の細分化は新インレタ早期削減を兼ねる都合によりモハ101-163(ツヌ113F:Tc74)から続いている。
そのせいか継ぎ接ぎ転写への抵抗感がかなり薄れてきたように感じられた。
後は元サハ101-247(廃車:元ラシ107F)に取り付けられたサハ101形200番代用床板をサハ101-274へ転用するのみとなる。
但しDT21非動力台車は旧製品LOT品だったためサハ101-108(ツヌ118F)装着品と交換した。




サハ101-274(サハ101-108 サハ101形200番代編入,床板交換施工)。
※再生産品:車両更新。


サハ101-233(ツヌ118F)。
※再生産品。

サハ101形200番代用床板(発生品)は廃車間での振替えが相次いだがDT21非動力台車との組み合わせに変更は無い。
車体塗装被膜と同様にDT21非動力台車も新旧LOT間で仕上げが異なっているため再生産品仕様を保つには不可欠な作業だった。
そしてサハ101形0番代からサハ101形200番代へ装いを改めたサハ101-274(ツヌ115F)の竣工を迎えた。
旧製品LOT床板を履くが外観差が無くサハ101-233(ツヌ118F)とほぼ同等の見附に達したと思える。
車両番号標記周囲の塗装被膜変質は最小限に抑えられ[サハ]標記インレタも1組で賄えたのは収穫と言えよう。
その代わりサハ101形用200番代用床板の保管品は元サハ101-239(元ツヌ131F:Mc70)に廻された1両分まで減少している。




旧サハ101-274(元ツヌ115F)。
※旧製品。

一方捻出された旧サハ101-274(元ツヌ115F)は当初入場予定車に含まれていなかった。
車両異動では改番が発生するが2-4位側の[ハ101-274]標記に乱れがあり一転して修正を施す事になった。
[サハ]標記インレタの残数が厳しく元サハ101-274は[サハ101-274]を活かす簡易式改番で乗り切るつもりでいた。
仮に転写乱れの原因が埃混入だった場合には総剥離へと迫られる可能性も考えられ先手を打っている。
異物が目に付いた[サハ101-274]標記は転写糊の塊であり事無きを得た。
他方[ハ101-274]標記の乱れは埃が要因だったためゴム系接着剤巻取用爪楊枝で引き抜きを図る。
何となく[ハ101-274]が崩れた気がしないでもないが崩壊には至らず視認可能な状態を保てたと思う。
ただ作業はサハ101-274よりも長引きどちらが主工程か判らなくなる有り様であった。
この危機的状況から脱出するには新たな車両番号標記インレタの投入を待つしかないだろう。
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