試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-199+モハ100-193[ツヌ106F] 車体振替 (モハ101-247+モハ100-241[ツヌ131F] 改番) ※旧製品

2019-01-14 23:54:28 | 国鉄/JR101系
更新準備。

KATO製国鉄101系の塗装変更車廃止はサハ101-239(ツヌ131F:Mc70)が最終施工となる。
サハ101-239用更新種車は既に元サハ100-17(元カノ13F:Mc59)で確定している。
しかし元サハ100-17は再生産品車両でありモハ101-247+モハ100-241(ツヌ131F:旧製品)とのLOT差発生が課題に挙がった。


国鉄101系ツヌ106F (1984/10)。
[ツヌ106F]:Mc160-M'204-T269-M217-M'210-T'c50+Tc81-M199-M'193-T'c64。
※再生産品+旧製品。

現在101系の保留車はモハ100-158(ツヌ118F:Mc155),旧モハ100-256(元ラシ107F:Mc202)まで減少した。
モハ100形用車体では形式変更が行えずサハ101-239の旧製品LOT車体振替には起用できない。
またツヌ131Fは改修入場を予定しておりモハ101-247+モハ100-241を旧製品車両のまま残す利点は見当たらなかった。
LOT差解消のため他編成からモハ101形+モハ100形を異動させる方針に固まり対象車の絞り込みに入った。
積極的に旧製品運転台付先頭車両の更新を進めた関係で在籍編成は大半が新旧LOT混結編成となっていた。
この中から側面窓セルHゴム支持再現が纏まっていないツヌ106F(Mc160:再生産品+旧製品)を選択している。


入工中のモハ101-247,モハ101-199 (ツヌ131F,ツヌ106F)。
※旧製品,再生産品。

ツヌ106Fは十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品←旧ツヌ118F)を軸とする保留車解消が出場名目の6+4編成である。
二転三転したプロトタイプ選定の影響を受け保留車だけでは10両編成が組めない事態に陥った。
そのためモハユニット2組は手持ち部品を組み合わせた再生産品Assy車体組立車(ツヌ118F)で賄った。
2ユニットのうちモハ101-217+モハ100-210は旧ツヌ107F(Tc83)の車両更新に伴いモハ101-212+モハ100-206へ改番される。
モハ101-217+モハ100-210には旧モハ101-212+旧モハ101-206(元ツヌ107F:旧製品)を充てた。
これにより狭幅Hゴム支持車のモハ101-199+モハ100-193(ツヌ106F:再生産品)が付属4両編成に取り残されてしまった。
そこでモハ101-247+モハ100-241をツヌ106Fへ異動させツヌ131Fと共に編成見附向上へと繋げる。


[モハ101-247]:1-3位側。

モハ101-247+モハ100-241はラプロス式印刷消去が採用される前に竣工した。
ペイントリムーバー式印刷消去車でも施工時期が早く塗装被膜状態は芳しくない。
当初節約式改番を採用する方向で考えでいたが使用インレタの兼ね合いもあり全剥離に至っている。
車両番号標記消去痕は極端な艶が見られたためラプロス#6000で周囲に馴染ませた。
偶然にもラプロスの擦過痕は再生産品車両独自の半艶仕上げに匹敵する被膜状態となった。
よって消しゴムでの均しは取り止めとし磨きクロスで拭き上げるのみとした。


[[モハ][10][1-][1][9][9]]:2-4位側。

ツヌ106Fはフォントが太い車両番号標記インレタを転写した車両が大半を占めていた。
[モハ101-247]を再用しなかった理由は此処にある。
太フォントの車両番号標記インレタは経年が浅い割に起用機会を見い出せなかった。
ようやく巡ってきた出番と言え改番に併せ消化を進める。
先発入場車はモハ101-247(→モハ101-199:ツヌ106F)としたがいきなり壁にぶつかった。
台紙にはモハ101形用組標記が一切残っておらず継ぎ接ぎ転写で凌ぐしかなくなっている。


旧製品LOT品へ交換した妻面窓セル(2エンド側)。

インレタの組み合わせは1-3位側,2-4位側共に[モハ]+[10]+[1-]+[1]+[9]+[9]となった。
苦しい転写を強いられると思われたが転写糊の劣化が無くそこそこ見られる標記には持ち込めたと思う。
初期竣工車が種車のモハ101-199(ツヌ106F)は側板窓セルに曇りが生じており清掃に取り掛かった。
するとHゴム支持色再現の異なる101系800番代LOT妻面窓セルが嵌め込まれていると気付いた。
見逃す手段も考えたものの今後の組違い発覚に備え廃車発生品と振り替えている。
なお床板はDT21非動力台車を含めた流用とし走行距離の均等化を図った。




モハ101-199(ツヌ106F:モハ101-247 改番)。
※旧製品。

一足先にモハ101-199(ツヌ106F:旧製品)が竣工した。
曇りが目立った側面窓セルだったが幸い窓サッシ印刷の劣化は伺えなかった。
波打現象も無く当面補修は要さないと思われる。
実質改番単独施工に近かったものの車両番号印刷消去痕の均しが足を引っ張っている。
ペイントリムーバー式印刷消去車の弱点が諸に顔を出す展開は最早お約束と言える。
ただラプロス#6000での平滑化が奏功し上手く誤魔化せたと思う。


入工中のモハ100-241,モハ100-193 (ツヌ131F,ツヌ106F)。
※旧製品,再生産品。

旧モハ101-199(元ツヌ106F)もモハ101-247(ツヌ122F)への改番を行える状況にはあった。
だがモハ101-199の竣工まで時間を要したため一旦保留車とした。
取り敢えずツヌ106Fの再出場を第一優先に据え車体振替を進める。
続いてユニット相手となるモハ100-241(→モハ100-193:ツヌ106F)を入場させた。
基本工程はモハ101-199に準ずるが別途床板交換が追加される。
モハ100-193(ツヌ106F)を名乗るモハ100-241もペイントリムーバー式印刷消去採用車である。
やはり車両番号標記印刷消去痕の塗装被膜状態は良くない。
入場前からインク染みが垣間見え修正はモハ101-247よりも時間を要すると思われた。


[モハ100-241]:2-4位側。

インレタ再現の[モハ100-241]標記剥離は転写糊が強力で屑を巻き込んだまま車体に残ってしまった。
セロハンテープで転写糊ごと除去を行いラプロス#6000にて塗装被膜平滑化へ取り掛かる。
ところが車両番号標記印刷消去は失敗の部類に入り成形色が顔を覗かせていた。
インク染みの除去と黄色5号塗装保全を両立しなければならずラプロスの当て方に注意を払っている。
車両番号標記印刷消去施工車では異例となる養生を施し先にインク染みの解消まで進めた。
その後消去痕全体をラプロス#6000で仕上げペイントリムーバー式印刷消去の名残は一掃されている。


[[モハ100-][1][9][3]]:1-3位側。

モハ101-199では組標記が遣り繰り出来ず継ぎ接ぎ転写に迫られた。
一方モハ100形用太フォント組標記はクモハ100形用を含めると十分に余裕があった。
ただ[モハ100-193]以降はバラ標記インレタに頼らざるを得ない。
しかし塗装被膜はラプロス式印刷消去車と同等に至り転写への敷居は下がった。
全標記を太フォントで揃えるためモハ101-199と同じく古インレタ消化は見送りとした。
1-3位側,2-4位側とも同一台紙内で纏め[モハ100-]+[1]+[9]+[3]を組み合わせた。


床板一式を交換した旧モハ100-193,モハ100-193。

残念ながら2-4位側の[モハ100-193]標記には多少のずれが見られる。
旧モハ101-199+旧モハ100-193(元ツヌ106F)は比較的整った車両番号標記配置に持ち込めていた。
車体振替により後退してしまったがクモハ101-160(ツヌ106F)以下8両に紛れてくれる。
結果編成見附を崩すまでには至らないと考え再転写は行っていない。
なおモハ100-193(ツヌ106F)にも101系800番代LOT妻面窓セルが装着されていた。
このユニットは旧ツヌ122F(Mc155:101系800番代側面窓セル装着編成)からの異動車で長きに渡り見落とされてきたらしい。




モハ100-193(ツヌ106F:モハ100-241 改番,床板交換施工)。
※旧製品。

2両の妻面窓セル組違いは他車両で逆の組み合わせが続いている事を間接的に証明している。
KATO製101系は在籍車両が膨れ上がっている上に部品交換施工車が多く追跡には時間を要する。
そのためモハ100-193用妻面窓セルにも廃車発生品を充てた。
捻出された101系800番代LOT妻面窓セルは部品取車に取り付け別の機会に修正を行える環境とした。
モハ100-193は9号車に配されるため旧モハ100-193と床板相互振替を図り非動力車化した。
動力ユニット搭載車となった旧モハ100-193はモハ100-241(ツヌ122F)へ改番予定であり新たな遣り繰りは発生しない。




モハ101-199+モハ100-193 (ツヌ106F:元モハ101-217+元モハ100-210)。
※旧製品。

モハ101-199+モハ100-193(ツヌ106F:旧製品)が竣工しツヌ106Fは4号車から10号車までが広幅Hゴム支持車となった。
旧製品車両比率は更に高まると同時に再生産品車両のモハユニットが消滅している。
出場時から再生産品車両と旧製品車両が交互に並ぶ構成は気になっていた。
節約式改番採用名目で旧モハ101-217+旧モハ100-210(元ツヌ106F:再生産品)をツヌ107F用車両更新種車に抜擢した。
異動が難しいと思われた旧モハ101-199+旧モハ100-193(元ツヌ106F)だったが急な展開が編成見附向上に結び付いた。




モハ100-193+クハ100-64 (ツヌ106F:元モハ100-241+元クハ100-34)。
※旧製品+再生産品。

クハ100-64(ツヌ106F:再生産品)には再生産品LOT広幅Hゴム支持再現窓セルが装着されておりモハ100-193の外観に近い。
付属4両編成の中間で浮いていた旧モハ101-199+旧モハ100-193だが上手く馴染んでくれたと思う。
その代わり狭幅Hゴム支持車のクモハ101-160+モハ100-204+サハ101-269(再生産品)に違和感を抱くようになった。
更なる外観向上を図るべくツヌ106Fは広幅Hゴム支持車で統一する予定である。
但し旧製品LOT品を含めた側面窓セルの遣り繰りは困難が予想される。
取り敢えずツヌ106Fの課題解消は棚上げとし改修が控えるツヌ131Fを優先したい。
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