試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-190[ツヌ125F] (旧モハ101-241[元ツヌ115F] 車体改修,改番,車両番号標記印刷消去痕修正施工) ※旧製品

2019-08-28 22:23:24 | 国鉄/JR101系
転換。

編成から離脱したKATO製国鉄101系旧クハ101-10以下10両(元ツヌ113F,元ツヌ115F:旧製品)はツヌ125F(Tc48)へ再編する。
先発入場させた元サハ101-101,旧サハ101-274(元ツヌ115F:Mc144)だったが改番単独施工では済まされず車体改修まで発展した。
しかし節約式改番への拘りが裏目に出てしまいサハ101-243,サハ101-244(ツヌ125F)は車体改修を相殺する仕上がりとなった。


国鉄101系旧モハ101-241(元ツヌ115F)。
※旧製品。

ペイントリムーバー式印刷消去車の再改番は大半が塗装被膜修正と連動する作業になる。
サハ101-243,サハ101-244では塗装被膜改善こそそれなりに纏められたと思える。
その代わり古インレタ消費を全面に出し過ぎ車両番号標記転写が大きく乱れた。
ツヌ125F出場へ向けての入場車第二陣は諸事情が絡み旧モハ101-241+旧モハ100-234(元ツヌ115F:旧製品)に決定した。
各々モハ101-190,モハ100-183(ツヌ125F)へ改番となるが施工方法に幅を持たせる。
状況次第では全桁改番も選択肢に改め古インレタ削減と見付向上の両立を狙った。


入工中の旧モハ101-241。

ツヌ115F(Mc155←ツヌ118F:二代目)を出自とする車両は2016年6月以来二度目の改番となる。
初回は車両番号標記印刷消去にペイントリムーバー式を採用し始めた直後の施工である。
当初現状での転用が行えると考えていたが元サハ101-101,旧サハ101-274の塗装被膜は予想以上に状態が悪かった。
旧モハ101-241も車体改修が必須だと思われ入場前に車両番号標記周囲を確認した。
すると元サハ101-101,旧サハ101-274よりも更に濃い艶が確認された。
この時点で節約式改番は放棄され[モハ101-241]標記インレタの全除去が決定している。


インレタ転写糊が付着する車両番号標記印刷消去痕。

[モハ101-241]標記インレタは劣化が進んでおり大量の転写糊が車体に残ってしまった。
クロスでの拭き取りは転写糊の除去に結び付かず清掃どころか返って状況を悪化させるだけとなる。
薄く引き伸ばされた転写糊に痺れを切らしティッシュペーパーで削ぎ落とす新方式へと切り替えた。
節約式改番の放棄でティッシュペーパーを当てる範囲に制限が無くなったせいか転写糊は思いの外早く消え去っている。
転写糊除去を終えた車両番号標記印刷消去痕だがペイントリムーバーによる塗装被膜変質が激しかった。
現在では失敗扱い間違い無しの醜態を晒け出していたため時間を掛けて修復を図る。


車体改修が完了した旧モハ101-241(1-3位側)。

塗装被膜復元は三段階とし先ずラプロス#4000で変質部分の艶全体へ軽い擦過痕を付けた。
次にラプロス#6000にて擦過痕を浅くしながら周囲に馴染ませていく。
最後は事務用消しゴムを持ち出し旧製品仕様に近い表面仕上げまで漕ぎ着けた。
塗装被膜修正に事務用消しゴムを用いる方法は旧モハ101-241が初となった。
強力な消去力を持つ事務用消しゴムは擦り続けると成形色を露出させる危険性が高まってくる。
そのため敢えて車の組み立ては行わず入力の逃げ道を設けている。
消しゴムを当てた消去痕は側面窓セルを組み込んだ後に磨きクロスで消去した。
微妙な修正痕こそ伺えるが旧モハ101-241はラプロス式印刷消去車同等に改善されたに等しい。
この状態であれば古インレタでも転写不能に陥る機会が減ると思われた。


[[モハ101-][1][9][0]]:1-3位側。

配置が崩れたサハ101-243,サハ101-244を反省しモハ101-190では古インレタの混用を取り止めた。
これで劣化を起因とする歪み以外は高経年台紙でもそれなりに[モハ101-190]標記を整えられると思えた。
1-3位側に使用したインレタは1組だけモハ101形用組標記が残る起用の難しい台紙でもあった。
だがモハ101-190への改番は両側の台紙統一を含めておらず貴重な戦力に変わっている。
[モハ101-190]用バラ標記インレタが生き残っており[モハ101-]+[1]+[9]+[0]を並べられた。
一方2-4位側は別の古インレタに変更する予定だったが1-3位側と同一台紙での転写へと方向転換した。



モハ101-190(ツヌ125F:旧モハ101-241 改番,塗装被膜修正施工)。
※旧製品:車体改修。

起用した高経年台紙は転写力低下が明らかであり103系用組標記インレタを崩して早期削減を図る。
但しモハ103形用,モハ102形組標記は形式称号まで整ったインレタが消滅していた。
そのため2-4位側の組み合わせは[モハ]+[10]+[1]+[-]+[1]+[9]+[0]となっている。
[モハ101-190]はインレタ残数に限りがあったがラプロス式印刷消去車並となった塗装被膜が効果を発揮したと思う。
1-3位側,2-4位側とも転写不能,転写崩壊に見舞われる事無くモハ101-190(ツヌ125F)への改番を終えた。
標記もサハ101-243,サハ101-244での見苦しさから脱却し早速全桁改番の強味を感じ取れている。




サハ101-243(ツヌ125F:車両番号標記修正施工)。
※旧製品。

竣工したモハ101-190(ツヌ125F)はいきなりの全桁改番施工となったがまずまずの出来映えだと思える。
ただ車両番号標記印刷消去痕修正が長引き旧モハ100-234を入場させるには時間が足りなくなってしまった。
そこでサハ101-243の車両番号標記をモハ101-190並まで引き上げる作業に入った。
インレタは[サハ]標記を温存し[サハ101-243]を全て剥がしている。
モハ101-190の2-4位側で使用する予定だったモハ101形用組標記が[サハ101-243]へ充てられた。
同一台紙による[サハ]+[101]+[-]+[2]+[4]+[3]の組み合わせに変更しサハ101-243も配列を整えた。
乱れた標記が残るサハ101-244もモハ100-183(ツヌ125F←旧モハ100-234)の竣工後に修正を行う予定である。
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