餅が喉につまって死んだサラリーマン凪は、その死に様にウケた神様によって異世界に転生させてもらう。魔族の村に転生した凪は、紺色の膚に赤い眼の少年カームとして、頑丈怪力な幼馴染みスズランとともに成長しながら、神様にもらった特典と前世の知識で着々とチートを極めようとしていた……。
魔族に転生したサラリーマンが、スコップとバールで無双しつつ内政チートに励みつつ恐妻家になる話。良い感じでテンポ良くサクサク話が進むけれど、１巻の分量だと魔王になったら領地が無人島だった……というところまでいかないからどうなろうかと思ったら、プロローグとエピローグで軽く言及してフォロー。
主人公はそこそこモテるけれど、本人が鈍感なのではなく、凶暴な幼馴染みの勘が良すぎるので手が出せないというところがミソ。
イラストは登場人物のアップが多くて、スコップを手に入れたシーンは良かったけど全体的に情報少なめ。
【魔王になったら領地が無人島だった１】【昼寝する亡霊】【ジョンディー】【ＧＣノベルス】【小説家になろう】【蒸留酒】【麦刈り】【開墾】【唐揚げ】【下宿】【ケーキ作り】【娼館】
「ルシアン、法律上の処理って意外と大事なんですよ。リアルでは結婚したら色々ボーナスがつくんです」
「ものごとをはっきりさせないまま維持するのは、得意です」
「なんて酷い人なんでしょう！ ネトゲで出会ってリアルで結婚しようとするなんて！ やることが汚いですよ！」
東浦町のご当地アイドル、東浦未来の正体は戦国時代からトリップしてきた徳川家康の母、於大の方であった。この東浦未来を亡き者にしようと、石田三成が次々に刺客を送り込む……。
前世の記憶を活かして商会を設立した令嬢アイリスは、このまま商会と領地の経営で領地に籠もったまま生きていくものと考えていたが、思いもしない皇太后からの招待で王城のパーティに出席することになってしまう……。
「いや、過去を書き換えちゃいけないよなーって、なんかなぁなぁに決めてやってきたけどよ。そんなルール誰が決めたんだよ。過去に戻るって行為がそもそも反則じゃねえか。その上でレールの上を走る連中を傍観しろって方が脳みそ狂ってら……」
さまざまな称号や能力を隠しているサトゥーだが、そんなこととは関係なく周囲は彼を「奇跡の料理人」と呼ぶ……。
『飛べると思うんだよな。
「人の命は、そんなに長くありません。もしも生きている間に、望みがかなう機会があるなら。求めるものがあるのなら。迷ってはいけません。躊躇ってはいけません。立ち止まってはいけません。何をおいてもまずは、つかみにゆくのです。失うことなんて、つかんでからでもできることなのですから」
「人理で孤独に死ぬくらいなら、誰でもいいから派手に巻き添えにしたい」
「方針を示すのが政治家の仕事だ。役人は生きたコンピューターだ」
「百億の噂より、わたくしはわたくしの目と耳を信じますわ」
気がついたら７巻。
「感情は、ひとえに意識から生まれる」
