「魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする７」 流優

「子供というのはの、数多学んで、数多遊ぶことが仕事じゃ」
「誰が何を言おうと、それが世の真理。王族だからとか、立場があるからとか、そんなのは全く関係がない。無視して構わん」
　大人の言うことを一から十まで聞いて我慢することはないと王女イリルに説く古代龍レフィシオス。

　ネルを無事に王都に送り届けた魔王ユキ。ところが、ネルの勇者としての立場を揺るがそうという策謀が張り巡らされているのに気づく。新たな勇者の登場、政略結婚させようという動き。
　大事な嫁を政争の材料にしたり、ましてや己のものにしようなど、そんなことを魔王が許すはずもない。あらゆるアイテムとスキルを駆使して、黒幕を見つけて潰すことにした。

　勇者がかわいい７巻。王国の権力争いもさくさくザックリ解決していきます。むしろダンジョンでほのぼのスローライフの方が比重が高く、タイトル的に偽りなく正解。
　エンも自己主張が激しくなりました。

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