「結婚はいいぞ！ 人生最大の船出だ！ しょっちゅう嵐が来るけどな！」「恋は狩りと同じなのよ？ よそ見をしていると、獲物はスルリと逃げてしまうからね」
鉱山から大量の骸骨兵が湧きだした。エレオラ皇女に追放された元老たちが最後に遺した意趣返し、魔法具の『杯』によるアンデッドの侵攻だった。無数の骸骨兵が全ての都市へ襲いかかる。
しかし、モヴィちゃん魔王も副官のヴァイトも、共に大樹海の調査に赴いて不在。そしてウォーロイが任された不和の荒野の新都市は、いまだ城壁もない建設途上だった……。
分量的には残すところ、クウォール編で２冊か３冊、外伝で２冊くらい。このまま最後まで一気呵成に刊行して欲しいところですが、刊行ペースはゆっくりしてます。なので、新刊が出る度にウェブ版を繰り返し読みふけることになります。
ストーリー的には今回は、骸骨兵の氾濫があるし、勇者製造器の暗躍もあるし、３代目魔王の襲名もあるし、いろいろ盛りだくさんではありますが、山場はやはりプロポーズでしょうか？ イラストも期待以上のシロモノで、カラー口絵の披露宴のシーンは感涙もの。飛んでるパーカーの姿は必見。
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