
けれども歯に衣着せぬ率直な感想は面白いです。怪人二十面相がショタコンであるとか、乱歩はキャラクターの作家であり、プロットもトリックもよく読めばツッコミどころ満載だとか言いたい放題。でも、確かに乱歩作品の登場たちは、みんなオタクでニートでひきこもりばかりですね……。
そして収録されている短編も、そんな人たちをメインに据えた怪奇譚ばかり。一寸法師以外はすべて金と暇があって人づきあいの下手な人が特殊な趣味に没頭する話。そういや、そんな話ばかりですね。
【大槻ケンヂが語る江戸川乱歩】【幻影城へようこそ】【踊る一寸法師】【人でなしの恋】【押絵と旅する男】【鏡地獄】【ショタコン】