歯医者の待合室に座っている間に出された1冊。この本とかSFマガジンの最新号をパラパラやりながら、「スレイヤーズを王道ファンタジーと読んで良いのか」などと語り合っていたわけですが、そんな日もあるのです。
平成11年に亡くなった作家・光瀬龍の単行本未収録のエッセイ39編や短編13編を写真や略年譜などと共にまとめ、それに大橋博之が注釈を付けたもの。
「世界の人口の半分は女性であり、その女性のものの考え方、精神構造を知らなくて文化や文明を論ずることはできないのではないか?」
『ロン先生の青春期』より。
光瀬龍の作品というとなんとなく『百億の昼と千億の夜 』とか『宇宙叙事詩』が真っ先に名前が挙がり、壮大な宇宙ロマンの作家だというイメージがあったのだけれど、よくよく思い返してみれば70年代にジュブナイルSFで育った世代は光瀬龍で生きてきたような部分があります。NHKの少年ドラマにもなった『夕映え作戦』とか『暁はただ銀色』とか。山田隆夫や長門勇が出演した『夕映え作戦』は好きだったなあ。今でも、あのスクラムを組んで敵陣を突破するシーンは忘れられません。宇宙ロマンというより、もっと身近でちょっと不思議な世界というのでしょうか。
なお、収録されている『暁はただ銀色』は雑誌での初出バージョンだそうです。これはこれで良し。
【光瀬龍】【SF作家の曳航】【光瀬龍没後10年メモリアルコレクション】【ラピュータエクセレンス】【大橋博之】【タイム・パトロール】【UFO】【ロン先生】【空襲】【阿修羅王】【アンドロメダ・ストーリーズ】
平成11年に亡くなった作家・光瀬龍の単行本未収録のエッセイ39編や短編13編を写真や略年譜などと共にまとめ、それに大橋博之が注釈を付けたもの。
「世界の人口の半分は女性であり、その女性のものの考え方、精神構造を知らなくて文化や文明を論ずることはできないのではないか?」
『ロン先生の青春期』より。
光瀬龍の作品というとなんとなく『百億の昼と千億の夜 』とか『宇宙叙事詩』が真っ先に名前が挙がり、壮大な宇宙ロマンの作家だというイメージがあったのだけれど、よくよく思い返してみれば70年代にジュブナイルSFで育った世代は光瀬龍で生きてきたような部分があります。NHKの少年ドラマにもなった『夕映え作戦』とか『暁はただ銀色』とか。山田隆夫や長門勇が出演した『夕映え作戦』は好きだったなあ。今でも、あのスクラムを組んで敵陣を突破するシーンは忘れられません。宇宙ロマンというより、もっと身近でちょっと不思議な世界というのでしょうか。
なお、収録されている『暁はただ銀色』は雑誌での初出バージョンだそうです。これはこれで良し。
【光瀬龍】【SF作家の曳航】【光瀬龍没後10年メモリアルコレクション】【ラピュータエクセレンス】【大橋博之】【タイム・パトロール】【UFO】【ロン先生】【空襲】【阿修羅王】【アンドロメダ・ストーリーズ】