劇場版スター・トレックの2作目。SF映画として完成させよう、大スクリーンで巨大な宇宙船を再現しようという気合いが空回りしてしまったような1作目から転じて、テレビシリーズの後日譚として制作されたのが『カーンの逆襲』。当時ロードショー公開でも2本立てがあたりまえだった名古屋地区では『フライング・ハイ2』と同時上映w。それをじっくりノベライズしたのが本書。
砂漠の惑星を調査していたUSSリライアント艦長テレルと一等航海士チェコフは、そこで優生人間カーンの一党に捉えられてしまう。
かつてUSSエンタープライズのカーク船長の奸計にはまって惑星セティアルファ5に追放されたカーンだったが、アルファ5は追放直後の環境変化で死の星と化してしまい、以来15年間カーンは復讐のチャンスを待ち続けていたのだ。
仇敵であるカークが今は提督となり、訓練生たちと共にエンタープライズ号で訓練航海中と知ったカーンは……。
カークたちの老いを感じさせるシーンがそこかしこにあり、旧レギュラーの引退と世代交代を暗示させるのですが、実際はそこからかなり頑張ってしまったのは『宇宙戦艦ヤマト』と同じ。幸いにもTNGのジャン=リュック・ピカードに主役を引き継いだのだけれど、さすがはカーク。
「艦長」と「船長」の違いは指揮するのが「軍艦」かそうでないかの違いなので、ネモ船長はあくまで船長ということにこだわりますが、ジェームス・T・カークもテレビシリーズでは船長なのですね。エンタープライズ号が戦闘目的の軍艦ではなくパトロール船という設定なので。
でも、これ以後は艦長になります。TNGではピカード艦長だし。原語ではどちらも「Captain」で同じ。
士官候補生のサービック大尉を演じたカースティ・アリーが契約のもつれから次作ではロビン・カーティスと交替。いかにもバルカン美女のカースティからロミュラン的なロビンに変更されたのは残念無念。しかし、カースティ・アリーは太ったり痩せたりが激しいなあ……って、本の話ではありませんね。
【宇宙大作戦】【スター・トレック】【カーンの逆襲】【ヴォンダ・マッキンタイア】【斎藤伯好】【暗黒星雲】【宇宙葬】
砂漠の惑星を調査していたUSSリライアント艦長テレルと一等航海士チェコフは、そこで優生人間カーンの一党に捉えられてしまう。
かつてUSSエンタープライズのカーク船長の奸計にはまって惑星セティアルファ5に追放されたカーンだったが、アルファ5は追放直後の環境変化で死の星と化してしまい、以来15年間カーンは復讐のチャンスを待ち続けていたのだ。
仇敵であるカークが今は提督となり、訓練生たちと共にエンタープライズ号で訓練航海中と知ったカーンは……。
カークたちの老いを感じさせるシーンがそこかしこにあり、旧レギュラーの引退と世代交代を暗示させるのですが、実際はそこからかなり頑張ってしまったのは『宇宙戦艦ヤマト』と同じ。幸いにもTNGのジャン=リュック・ピカードに主役を引き継いだのだけれど、さすがはカーク。
「艦長」と「船長」の違いは指揮するのが「軍艦」かそうでないかの違いなので、ネモ船長はあくまで船長ということにこだわりますが、ジェームス・T・カークもテレビシリーズでは船長なのですね。エンタープライズ号が戦闘目的の軍艦ではなくパトロール船という設定なので。
でも、これ以後は艦長になります。TNGではピカード艦長だし。原語ではどちらも「Captain」で同じ。
士官候補生のサービック大尉を演じたカースティ・アリーが契約のもつれから次作ではロビン・カーティスと交替。いかにもバルカン美女のカースティからロミュラン的なロビンに変更されたのは残念無念。しかし、カースティ・アリーは太ったり痩せたりが激しいなあ……って、本の話ではありませんね。
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