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付け焼き刃の覚え書き

 開設してからちょうど20年。はてなにお引っ越しです。https://postalmanase.hateblo.jp/

「The MANZAI 5」 あさのあつこ

2009-04-09 | 学園小説(不思議や超科学なし)
 中学生の瀬田歩は、漫才をやりたいという秋本貴史のペースに巻き込まれ、イヤだイヤだという間に学校やご近所で「ロミジュリとかいう漫才をやっている子」と評判になっていく。
 その歩も中学3年生。またしても貴史に引っ張り出され、元二年三組の仲間たち……漫才コンビ・ロミジュリの応援団たちと初詣に向かうことになる。そしてやっぱりいつの間にかボケとツッコミが始まって……。

 大晦日の夜から元日までの物語。
 物語も佳境ということは、卒業で一区切りになるのかな。
 中学生といえども進路や家庭や恋の問題で悩み苦しみわけで、それを笑い飛ばしてしまえる漫才というスキルを手に入れつつある2人は本当にスゴイのだけれど、問題は本人が自分の状況に納得せず、笑い飛ばせないあたりが悲喜劇。卒業までに、なんとか自分の立ち位置を見つけられると良いですね……と、つい親の視点で読んでしまうんだな。

【The MANZAI】【あさのあつこ】【大晦日】【慰問】
コメント
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