goo blog サービス終了のお知らせ 

付け焼き刃の覚え書き

 開設してからちょうど20年。はてなにお引っ越しです。https://postalmanase.hateblo.jp/

「蜃気楼の戦士」 エイブラム・メリット

2008-07-01 | 日常の不思議・エブリデイ・マジック
 金鉱探しにアラスカ奥地に出かけたアメリカ人探険家リーフ・ラングドンは、蜃気楼のような太古の植物に満ちあふれた不思議な世界にたどり着く。そして、その瞬間、彼の身体は古代ウイグルの英雄リーフ=ドワヤヌに支配されてしまう。
 美女エヴァリーのために、ドワヤヌは蠱惑の魔女ラーと対決するのだが……。


 秘境に行ったら英雄の霊が覚醒して、美女をめぐって邪神と対決する……なんて一歩間違えれば安っぽい展開になってしまうものですが、そこは原文はもちろん、柳柊二のイラストと鏡明の訳文が、幻想冒険小説の神髄を発揮しています。
 ただ、結末が結末だけに再読するのは辛かったりはしますね。

【蜃気楼の戦士】【A・メリット】【英雄復活】【身体1つに心は2つ】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする