
常笑いの魔女、シロン=ブーユコーニッシュの言葉。『滅びのマヤウェル』と同時に大賞を取ってデビューというので様子見で購入。
人は死んで本になり、その生前を物語るという世界。書物はすべて図書館の管理となり、司書は神の代理人として絶大な権力と大きな戦闘力を兼ね備えている。
その武装司書に対抗するかのように、本を採掘する街トアットに何人もの人間爆弾が送り込まれるのだが……。
ちょっとバランスが悪いかな。司書と爆弾と世界のすべてを語ろうとして語り尽くせない感じ。もう少しテーマを絞った方が面白くなったかも。ランクとしてAに化ける可能性のあるBだけれど、まだB+の評価も出せないあたり。
そういうわけで自分としては以後手を出していないけれど、世間的な評判は上々で続刊も続々。自分の周囲では中学生が喜んで読んでますね。
【戦う司書と恋する爆弾】【山形石雄】【武装司書】【人間爆弾】【秘密結社】