「ようこそ、我が居城へ！」｢｢姫様がガチ姫様になってる……｣｣
無人島でのキャンプイベントも無事に終了。アナスタシアはアンデッド仲間のスケさんとアルフを連れて、廃墟となった大神殿跡地まで狩りに出かけたのだが、そこで種族イベントが発生してしまう。
ところで、他のプレイヤーからは「姫様」と呼ばれるアナスタシアだが、本当に王女なわけではなく、そういう種族クラスでそれっぽいロールプレイをしているから愛称で姫様と呼ばれているだけだった……それまでは。
ところが、そこで幽世の玉座を奪い取れという新たなクエストが発行され、お膳立てされたクーデターが発生してしまう。そう、今やアナスタシアは幽世、つまり冥府と奈落の支配者なのだ……。
ほぼゲーム世界と掲示板だけで話が進み、合間合間にちらりとリアル事情が語られる程度のストーリー進行。普通に成り上がりものとしてもゲーム実況ものとしても面白いんだけれど、作品としての着地点はどのあたりになるんだろう……？
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「お姉ちゃんが順調にジェダイに……」
異世界を舞台にした戦略ゲームでランキング１位となった男に届いたのは、「特典」があります！というゲームの運営からのメッセージ。そして、気がつくとゲームの中の世界に転生させられてしまっていた。しかも、ゲーム知識から分かったのは、自分は悪徳領主エルヒン・エイントリアンになっていたということ。そして、ゲームの流れでは明日にも他国の軍隊がエルヒンの領地に攻め入ってきて、それで死んでしまうところからのプロローグだということ。
「ユナちゃん、また新しい女の子を増やしたの？」
悪役令嬢エカテリーナに転生した社畜アラサーの利奈だが、お兄様第一で突っ走るうちにヒロインのフローラとも仲良くなり、滅亡フラグも何とか乗り越え一安心。
「そうか……そうだったのか……君が、俺なんだね。ハッピーバースディ、俺」
勇者が元の世界に帰還するのを見送り、再び諸国漫遊を再開したサトゥーのもとに、パリオン神国の聖女から招待が届いた。神国まで出向き、疲れ切った様子の聖女から神託を受けたサトゥーたちに、賢者から生徒＆客員教師として彼が運営する「才ある者」の里に来て欲しいという依頼が来た。
「深さは自分のやり方を貫いた結果として、他との比較において生まれるものなんだ」
「もう少し、普通にやろう」
ＰＫ(プレイヤーキラー)によってキャラクターを失ったプレイヤー、ラムダは新たなクラス復讐者(アヴェンジャー)として再エントリーし、ＰＫＫ(プレイヤーキラー殺し)として戦えるようサモナーのキースに実戦稽古を依頼した。思うところのあるキースだが、彼にとってはゲーム攻略のついでである。
イベントモンスターを倒した結果、エリアポータルを開放してしまったキースは、ポータルを開放し広域エリアマップへの道を開いたのだが、各地に点在する拠点エリアポータルを確保することこそ最優先事項と判断した。つまり、どんどん最前線攻略組の先へ行き、新しいマップで思う存分に強敵と戦いたいということだ。
召喚モンスターは13体となり、レベルアップもクラスチェンジも良好でますます強くなっているけれど、キースことサモナーさんが自ら先頭に立って戦っているのは今まで通り。
「商売ってのは自分の利益だけじゃなく、最初に相手を、時には自分よりも、相手を儲けさせることによって、"信用"が生まれてくるってナ」
「ハーレムは男の人の夢じゃないの？」
