中国のオンライン講演会を終えて、(直接関係ないが、)「高校で5教科7科目ガッチリやって国立大学行くより、最初から3教科あるいは2教科だけ(専門職のように)一生懸命勉強して、早慶とかGMARCHに行くほうがコスパがよい」みたいな議論をしていると、ある意味中国にバカにされるだろう、とふと感じた。共通テストレベルとはいえ、あちらの高考(全員に必須)では750点満点で5教科必要(科目選択はあるが)。(以前はほとんどなかった)私学で教える機会も増えているので、今ここに座っている彼らの少なからぬ部分はそういう高校時代を過ごしていたと理解して講義しなくてはならない(それ習ったことないんです、、、みたいな)。
しかも、古典(古文漢文)すらたいしてやらず、入試は現代国語と英語(+政治経済)だけ、って人も少なくないわけだ。
「俺ガチ理系だけど漢文(と世界史)で勝負してみるかい」ってのを単位授与の条件に(冗談です)。
中国も日本も大学進学率が6割前後。中国では昨今、就職率が韓国のチルポ(七放)みたいに悲惨なことになっている(脱コロナの失敗か)。我々の時代の大学入試は上位25%の子たちだけの世界だったから、最初から2教科3教科だけでいいなんて、どんだけヌルいこと言ってんだよ、って思ってしまうのだが、中学時代の同級生で中位の子たちもこの市場に入っているわけだからそんなものか。100mと十種競技を比較するとき、入賞に近づくチャンスはどちらが大きいのか、と考えてみるべきだろう(最初から3教科に絞る前に)。
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