浪人したらダメなのか、子供19歳の世帯は対象外。亭主は難関大出身で普通に昇進、奥さんは専業主婦、というケースなら、18歳の長男が進学するタイミングで950万は超えてしまうやろ。育英会の上限もオーバー。
遠い記憶になったが、首都圏に上京進学する地方学生の苦悩を考えている。週4時間で時給2000円が学部時代(1980年代半ば)のバイト相場でした。これで月35000円になります。これ以外に大学生協から役職(学生常任理事)手当25000円くらいがあり、仕送りと合わせても12万円くらいにはなりました。この時代コンビニは500円だったと思います。同じだけ稼ぐのに、毎週16時間の労働が必要です。この差が、勉強やサークルなど課外活動における成果や経験値の差となって、就活でも圧倒的な差となってしまうでしょう。教科書ちゃんと買うくらいの余裕も必須です。現在は、家賃はそれほどでもないが学費高騰が異常です。田園回帰する大学生(しかし地方出身者は少数派)の背景は、これらの事情も関係していそうです。
ネットで家庭教師を探す時代になって、東大生などに全国から申し込みが殺到しているらしい。1980年代でも、家庭教師のアルバイトに困ることはまったくなかったけれど。
小生の知人の範囲でも、田園回帰に価値を見出し在学中から実践する人は少なくない。しかしこんな厳しい批判もある。もう一言補足するなら、彼らには首都圏出身の学生が多く、地方から進学上京という人はなかなかそうは思わない印象あり。
---(同業の先生から)
首都圏への人口集中が加速化している。情報化社会になればなるほど人口集中が起きている現実。如何にして発想を生み出すか、そのためには刺激の多い首都圏に住み続けることがなによりも重要。家庭教師の世界でもオンラインでのマッチングサイトが出現したために、大学生の家庭教師の時給による序列化が進展。(東大、京大、阪大、慶応の医学部の女子学生の時給が高く市場に出ても即売)地方から上京して、たとえばマクドナルドとかで働きながら、機会を伺う選択は、海外からの人々がほぼ独占状態。
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