昨年に続いてタイのDD51を見学するクラウドファンディングリターンツアーに参加しました。
ファランポーン駅に集合してバスに乗車してタイ国鉄メークロン線マハーチャイ駅へ。
ファランポーン駅はバンスー駅脇のバンコク中央駅が完成し主な特急や急行の発着がバンコク中央駅
に移転してしまったので今は普通と快速や休日の団臨が発着するのみになっています。
列車の発着本数が減ったので駅の一部は保存車両が置かれ博物館化への準備が進んでいます。
朝6時頃の土休日は各方面へ行く団臨の発車のピークを迎え日本から来た14系客車やキハ183が
次々と発車して行きます。
バスはマハーチャイ駅に到着、メークロン線はマハーチャイ駅とバンレーン駅の間は大きな川が
有り鉄橋は設置されず渡し舟での連絡になっています。
メークロン線は終点のメークロン駅の線路市場が有名ですがマハーチャイ駅にも少しの区間ですが
線路市場が存在します。こちらは観光客も居ないので生活感あふれる場所です。
列車の到着を見学し渡し舟に乗りました。
メークロン線の末端区間の列車に乗って終点のメークロン駅へ。
この駅の手前は有名な線路市場が有りますが、あまりに有名過ぎるので観光客で溢れかえっています。
線路まではみ出ているお店は列車が発車する前に放送が入ると線路外に片付けが始まります。
発車時間になると撮影待ちの観光客も各々退避して列車が発車して行きました。
バスに乗車して昼食会場へ、その後DD51の整備基地が有るノンプラドックジャンクション駅へ。
DD51 1142が留置されていました。1142号機はラジエターの冷却水噴出装置の具合が悪く冷却水が
出っ放しになっているので修理を行っています。クラウドファンディングの本職技術陣と現地で
メンテナンスを行っているAS社の方々で日本の技術書を読み解きながら必要な整備を行っています。
北斗星のHMを取り付けての撮影会、エンジンカバーを前回の撮影タイムも有りました。
撮影会の途中で1137号機がホッパー車を牽いて戻ってきました。
背景の森が長万部の様な風景に見えます。
エンジンを始動して貰って駅出発風のシーンも再現して頂きました。
撮影中にはノンプラドックジャンクション駅に客車列車が発着します。
これだけでも絵になります。出来ればDD51にも客車を牽引して欲しいですがタイ国鉄では
無いので客車列車の先頭に立つことはないとの事です。
名残惜しいですがバンコク行の普通列車で帰ります。
列車が来る前にタブレット交換シーンを撮影しました。
この付近の複線化工事は線路敷設がほぼ完了して付帯設備の工事が進んでいます。
今は単線運転の状態なので従来のタブレット閉塞ですが2024年末に完成されると言われている
複線化工事が完成すると自動閉塞化されてノンプラドックジャンクション駅でのタブレット交換
シーンも見れなくなってしまいます。