今日は24系客車の団臨に乗車します。
土休日に運転されるパサックジョラシットダムに行く団臨列車に乗車します。
この列車はタイ国鉄で募集する旧型客車と食堂車をメインとする団臨ですが各ツアー会社の
客車チャーターが増結されて14系寝台車、14系座席車、12系座席車、14系寝台車改造の豪華客車
プレステージ客車が連結されています。今日は21両編成の有効長一杯の満員御礼状態です。
最後尾はプレステージ客車です入口にはレッドカーペットが敷かれています。
12系座席車改造の客車、ボックスシートは撤去されリクライニングシートが並びます。
14系座席車、モケットは赤色レザーに変更されていますが原形は保っています。
食堂車が連結されています。調理は行われずお弁当の販売がメインの売店営業です。
タイ国鉄で予約されると非冷房の旧型客車へ。日本製なので10系客車ベースです。
全席座席指定されています。
目的地周辺の短距離利用で使用されるロングシート客車も1両連結されています。
こちらはこの列車唯一の自由席で詰め込めるだけ詰め込まれます。
本日乗車する14系寝台車です。赤色モケットに変更された以外は当時のままです。
列車はバンコク市内を出て郊外のパサックジョラシットダムへ。
ダムで以前の線路は水没してしまったのでダム湖の水面上に高架線が敷かれています。
団臨列車はダム湖の高架線で停車して撮影タイムです。日本じゃ考えられませんね。
高架橋の歩道部分を歩いて長い列車の最後部車両へ。
乗客は線路に降りて思い思いに記念撮影を楽しみます。
撮影していると係員さんがメガホンで発車するから早く乗れと催促が始まりました。
取り敢えず置いてけぼりは勘弁なので一番近いプレステージ客車に乗ってしまいました。
折角なので車内を見学、とても豪華な客室です。専用の調理場も有り昼食の準備中でした。
ダム湖を発車してコックサルン駅へ。ここで列車は折り返し作業になりますので我々のツアーは
ハイエースをチャーターして途中下車して先ほどのダム湖の湖畔へ。
折返しの長い団臨列車を撮影します。このツアーの見所です。
撮影後はひまわり畑へ。日本製THN型ディーゼルカーが通過して行きました。
今度は山を登ってダム湖を見渡す展望台へ。
日本製RHN型ディーゼルカー2両編成が巨大なダム湖をポツンと走ります。
先ほどの21両編成団臨列車とは大違いです。
この行程だと車のチャーターが必要になるので専用のツアーを組んで頂けたのは有り難いです。
昼食会場に行きパサックジョラシットダム駅へ。ここから団臨列車に再び乗車します。
パサックジョラシットダム駅は1面1線の駅なので側線のある隣の駅から推進運転で回送されてきました。
連結された客車を撮影するチャンスでしたので乗車したスハネフ15-9を撮影。
スハネフ15-9は1978年新製、早岐に配置され寝台特急あかつき、 1984年向日町転配し寝台特急あかつき・
明星・彗星に、1998年宮原転配され急行だいせんに使用されて2004年廃車まで使われました。
西日本・九州がメインな14系15型寝台客車なのであまり東京口には縁の無い客車です。
あとはバンコクに戻るだけです。楽しい時はあっと言う間です。