旭川電気軌道MR430ツアーに参加してきました。
昭和38年製の三菱MR430は旭川電気軌道の3台が導入されました。
長い車体に3軸のタイヤで車内はロングシートと旭川の朝ラッシュを捌く切り札でした。
昭和53年に廃車になり長らく倉庫として自動車整備工場の敷地内で使用されていましたが旭川電気軌道の
創立100周年を前に買い戻してレストア復元作業が行われ走行可能な状態になりました。
MR430でもクレハ工業車体製のバスは旭川電気軌道の3台のみだそうで当時からレアな車両だったそうです。
車内も奇麗に修復されています。
エンジンなどの動力部はそのまま使用されていて補修部品が無いものもあるそうなので取扱い注意な部分もあるとの事。
営業所内での撮影会の後は営業所構内の走行を撮影しました。
今回のツアーはイベント時でしか走行しないMR430を走って旭川周辺の市街地走行が目玉です。
営業所から市内の道の駅へ、ここで昼食休憩です。
休憩後は旭川電気軌道の軌道線の痕跡を辿ります。
軌道線は旭川から東川への東川線と旭山公園への東旭川線の2路線が有り昭和48年に廃線になりました。
保存車両は2両有り東旭川農村改善センターにモハ1001が、東川郷土館にモハ101が居ます。
最初は東旭川農村改善センターへ。MR430とモハ1001を一緒に撮影出来ました。
屋外保存なので状態の劣化が進んでいます。
続いて東川郷土館へ。東川町の木造建築な役所を移築した資料館です。
モハ101は館内に保存されています。
状態が良いですが建物ギリギリに置かれているので撮影が難しいです。
東川線の終点東川駅跡地へ。駅舎は解体され記念碑が置いて有りました。
駅前広場の跡や旭川駅まで収穫された農産物を運んでいた周辺の倉庫群がココに駅が有った名残です。
収穫期には終夜運転で農産物を運んでいたそうです。
最後は公園の駐車場で休憩と撮影タイム。非公式側からの撮影になりました。
奇麗に復元されていますね。今後の活躍に期待です。