地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

行縢山登山!

2011-07-14 05:11:25 | 日常のヒトコマ
さる7月8日から、小学校PTAの行事「なかよし学校」なるものが
2泊3日で開催されました。
これは、近くにある行縢山青少年自然の家に子供たちが宿泊して、
班別行動で野外炊飯をしたりしながら、協調性などを学ぶもので、
2年に一度行われます。

我が家の二人の子供も参加してきました。ついでに親も参加!

メインイベントは、2日目に行われる行縢山(むかばきやま)登山です。
この行縢山、標高は831mとそれほど高い山ではありませんが、
施設の職員曰く「この山に登れれば、九州の山はどこでも登れます。」と言う位、表情豊かな山です。
今回、私も4年生の娘とともに山頂を目指します。1年生の息子は途中にある滝のところまで。

登山なんて、ほとんど経験ないなあ、最近は運動不足を自覚してるし…
一抹の不安はありますが、それでも、幼稚園生でも登るということですから、がんばって登ってきます!

…ところが初日は大雨!ホントに登れるんかいな?
初日の夜に予定されていたキャンプファイヤーも、急きょ体育館に変更です。


気を取り直して翌日、雨はなんとか上がりました。朝から曇り空で、
山頂には雲がかかっているけど、登山することになりました。さあ出発!
うわー、湿度高いなあ。もう汗が吹き出て来たよ…。

私は、山頂組の殿(しんがり)を努めます。無線機担当♪
「あー、あー、最後尾です。感度良好。ドーゾ♪」

ちなみに、退却する軍勢の最後尾について、追ってくる敵を足止めさせる部隊のことを、
しんがりの軍隊、「殿軍(でんぐん)」と云うのだそうです。限られた戦力で敵を食い止め、味方の軍勢を逃がす!
古来から有能な武将が任される難しい役だとか…エヘンエヘン。
などと勝手に盛り上がっていますが、今回は、落伍しそうな子供たちが居たら、ペースを落としてもらうよう先頭へ連絡するのが任務です(笑)。


こんな所も渡っていきます。水が気持ちよさそうです。


途中で雌岳のほうを見ます。岩肌が露出していかにも険しそう…。


昨夜の雨のお陰で、滝は水量も豊富で見ごたえがありそうです。あの滝壺にも行きますよ。


途中で何度か休憩を入れます。時折雨が降ってくる状況なので、あわてて合羽を着ます。
しかし、メガネが曇る位の湿度の中ですから大変です。


何度めかの沢を渡ります。増水していたら大変でしたが、子供たちも無事に渡れました。


山頂間近、杉の木立を抜けます。雲がかかって、幻想的ですらあります。キレイだな~。


頂上のちょっと手前の広い場所で、持ってきたお弁当で腹ごしらえし、いよいよ山頂です。
着いた時は真っ白でした。こうみると、ものすごく高い山みたいですね。


さて、下には、滝で折り返した子供たちが待っています。山頂から「ヤッホー」と叫ぶと聞こえるらしいので、
大声で叫んでみましょう。せーの!


無事に聞こえたとの返事が無線で帰ってきました。下からの声も届きましたよ♪
そのうち、少しだけ雲が晴れてきました!すごい!


まるで、飛行機に乗って雲の中を飛んでいるみたいです。
雲が次々に山頂に当たって行きますが、その合間にチラッと麓が見えます。
晴天の時よりも感動的かもしれません。


いやあ、疲れも吹き飛びました。いいなあ、登山。
さて、登った以上は降りなきゃいけません。…忘れてた。
下りのほうが怪我しやすいからね。注意しましょう。


そうそう、滝も見ていきましょう。下山途中にちょっと寄り道。
間近で見る滝も迫力あります。マイナスイオンたっぷりです。


落差80mほどだそうです。滝壺の近くにいくなよー!あぶないぞー!


県北のかたなら一度は登ったことがある行縢山。私は今回初めて登りました。
これでいっぱしの延岡人でしょうか(笑)。
しかし、その日の夜から筋肉痛がひどいのなんのって…。
子供たちはすごいですよ。降りてきてすぐに平気な顔で遊びまわってますからね。


この日の夜は「星空観察会」も行われました。
むかばき青少年自然の家には、天体観測ドームもありますので、
かなり期待をしたのですが、湿度の高さから開口することが出来ずに断念。
テラスから、普通の天体望遠鏡で月などを見るだけになってしまいました。
それでも、登山の疲れもみせずに、子供たちは喜んでいましたけどね。
大人たちは、心ここにあらず、のようでしたけど(笑)。

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