地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

施餓鬼会(せがきえ)法要

2020-08-02 19:47:45 | お寺の行事
ひさしぶりにブログを更新します。皆さんお変わりはありませんか?

今日、8月2日は、当山恒例の施餓鬼会(せがきえ)法要でした。



例年通りであれば、檀信徒さんをはじめ、近隣のお寺からも随喜(応援に来ていただくことです)していただいて、
本堂が人でいっぱいになります。

しかしながら、コロナウイルス感染防止の為に、今年はそれができない状況です。
仕方なく、フェイスガードをつけて、住職・東堂・息子の3名と、母の御詠歌でお勤めをし、
初盆家の方々だけお越しいただくという、縮小した形となりました。



本来お寺は、沢山の方にお参りしていただきたいと願う立場であるのに、
「来ないでください」とお願いせねばならない無念さといったらありません。

ここ延岡でもクラスターが発生するなど、緊張が高まっている中ですので、
誠に無念ではありますが、今年の棚経は初盆家のみとさせていただきます。



願わくは、
感染状況が落ち着きをみせて、効果的なワクチンが適切な価格で接種できるようになり、
今まで通りとはいかないまでも、有効な対策を講じた上でなら、
これまでと同じように法要が執り行えるようになりますように。

花まつり(無観客試合)

2020-04-08 10:42:26 | お寺の行事
4月8日は花祭り。お釈迦様がお生まれになった日です。
いつもなら、婦人会の方や梅花講の皆さんがお参りにこられて、ささやかながらもにぎやかに行うのですが、
昨今の新型コロナウイルス蔓延防止を踏まえて、身内だけで執り行いました。



ちなみに、今年は桜もイマイチでして、毎年楽しみにされている方には申し訳ないことでした。
まあ、桜も生き物ですし、人間の思い通りにはなりませんよねえ。

来年に期待しましょう♪







それでも、桜に負けじと、つつじは見事でしたよ。

秋彼岸法要

2019-09-30 15:42:24 | お寺の行事
今年も秋彼岸を迎えました。
毎年思いますが、一年過ぎるのが、だんだん早くなっているような…。

さて、今年の秋彼岸は、役目のため住職が不在でございました。
そこで法要は東堂にお願いし、法話のほうは…サテ、どうしよう…。

「そうだ、落語家さんを呼んで、皆さんに笑ってもらおう♪」

前回の投稿でも申しましたが、
時々、お寺に落語家さんや芸人さん、はたまた音楽家など、僧侶ではない方にお越しいただいて、
お説教ならぬ、健康に関するお話や、ミニコンサートを開くなどすることがあります。
まずは、お寺に来ること自体を楽しんでもらおう、というネライです。

今回は、近くのお寺さんの紹介で、お隣日向市にいらっしゃる、
ノンプロ落語家・柱大黒(はしらだいこく)さんにお越しいただきました。



柱さん、小学生のお子さん(柱小大黒・はしらこだいこく)も一緒に来ていただいて、
親子で落語を披露していただきました。



お集まりの檀信徒さんも、かわいい噺家さんに大喜び。・・・だったそうです。
(いいなあ、聞きたかったなあ。)

お彼岸は、普段の生き方を省みて、調えていく七日間です。
普段、難しい顔でいることが多いと、穏やかな暮らしは遠のいてしまいます。
まずは、大笑いすることで、気持ちが明るくなるもの。

お集まりの皆さんが、このひととき、明るい笑顔に包まれてくれたなら、
うれしい限りです。
また何か、こんな企画したいなあ♪

令和元年の8月

2019-09-07 09:38:10 | お寺の行事
ご無沙汰しておりました。久しぶりの更新です。


令和になってはじめての8月でした。
今年も、2日には恒例の施食会法要、
9日から11日まで親子座禅会、
11日は永代納骨供養塔(安穏の塔)の盆供養、
13日~15日から棚経と、
盛りだくさんの夏でした。

今年は、この地域のお寺さんの施食会で初めてお説教(汗)をさせていただいたり、
台風の影響で14日15日の棚経を中止したものの、大した風雨ではなかったり、
諸々ありましたが、なんとかかんとか9月を迎えております。


写真は、9日~11日に行われた坐禅会の様子です。
特に2日目、10日の朝は、近所の子どもたちとは別に、
大分県からガールスカウトの子供たちが前日から泊りがけで参加してくれました。
地域の子供たちは減る一方ですが、おかげさまで、久しぶりに賑やかな坐禅会となりましたよ。


坐禅の前には、かならずご挨拶をしましょう。




足が不自由な場合は、イスを使っての坐禅もあります。


朝のお勤めもしっかりと。


食事も、お唱えごとをしてから、いただきましょう♪


恒例のラジオ体操。今はハンコを押すカードって無いのね…残念。




大分県から参加してくれたガールスカウトの子たち。




こんな大きなバスで来てくれました。ありがとう!!

坐禅会は毎年こうして3日間行っております。
興味がおありの方は、ぜひ一度、お越しください。


さて、
9月に入って、あっという間にお彼岸がやってきますね。

今年は、20日(彼岸入りの日)の9時から永代供養墓の秋彼岸供養を、
23日(秋分の日)の9時半から、秋彼岸法要を巌修いたします。
23日は、いつも行うお説教の代わりに、ノンプロ落語家をお呼びして、落語を聞いていただこうと思ってます。
お隣の日向市で活動されている方で、「柱 大黒」(はしら だいこく)さんとおっしゃいます。
当日は、小学生の息子さん「柱 小大黒」(はしら こだいこく)さんも来ていただいて、
前座(!)を務めていただく予定です。

笑う門には福きたる、と言います。
普段の生き方をしっかり見つめ直すお彼岸ですが、そのためにも、まずは明るく笑うことが第一です。
どなたでもお聞きいただけます。ぜひ、ご家族・お友達お誘いのうえ、
23日(月)の9時半に、当山にお越しください。

多数のご参加を、おまちしております♪

保育園のお参りと、花まつり

2019-04-12 17:17:06 | お寺の行事
4月8日は、お釈迦様がお生まれになった日。
おめでたい誕生日です。
この時期、甘茶の話題になると、ご年配の皆さんは口をそろえて「懐かしい~。」と仰います。
甘いものが少なかった時代に、甘茶の不思議な味は忘れられない思い出になったのでしょう。

8日は、当山でも花まつりの法要を厳修しましたが、
その前に近所の保育園の子ども達がお参りに来てくれました。
はきものそろえて。


甘茶はどんな味かなあ…。この子たちにはどう記憶されるでしょうか。


「ありがとうございました!」大きな声でご挨拶。


さて8日は、法要の当日。降誕会(ごうたんえ)と言います。


法要が終わったあと、片付けと掃除をしますが、
あら、桜のはなびらがお参りに来てくれていました。




子ども達のように、桜もはきものをそろえて♪


本堂前は、散っていくソメイヨシノでいっぱいです。
この舞い散る桜に、とても風情を感じます。