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野散 のさん  野を開く鍵 贈与のカオスモス 散種 混沌ー宇宙 想像的・歴史的なもののジャンルなき収蔵庫をめざして 

日本史研究会・歴史学研究会編集の 第1次『日本歴史講座』1956-57 東京大学出版会など

2014年04月04日 | 文献 岩波講座 日本歴史

岩波講座 の日本歴史 戦後第4次刊行が2013年、昨年暮れから始まったのだが、日本史の講座ものは、戦後いくつかの出版社から出ている。岩波の講座 日本史を予約して購読するのを契機に、戦後の講座ものの出版経緯をたどりながら、戦後の日本史学史の潮流を自分なりに展望してみたいと思うようになった。

日本史研究会・歴史学研究会の共同編集による 日本歴史講座の最初は、戦後10年史を含む全8巻構成 4次にわたる講座は、その都度シリーズの名称を変え、刊行されている。岩波書店の講座日本歴史刊行の間に日本史研究会・歴史学研究会の共同編集による 日本歴史講座があることがわかる。

 

第1次 『日本歴史講座』 全8巻  1956-1957 東京大学出版会

戦後第1次 『岩波講座日本歴史』 全23巻 1962-1963 岩波書店

第2次 『講座日本史』   全10巻 1970-1971 東京大学出版会

『大系日本国家史』 全5巻      1975ー1976 東京大学出版会

戦後第2次『岩波講座日本歴史』 全26巻  1975ー1977 岩波書店 

第3次 『講座日本歴史』 全13巻 1984ー1985 東京大学出版会

『日本の社会史』     全8巻   1986-1988      岩波書店

戦後第3次『岩波講座 日本通史』 全25巻 1993-1995 岩波書店 

第4次 『日本史講座』   全10巻  2004ー2005 東京大学出版会

戦後第4次『岩波講座日本歴史』 全22巻 2013~ 刊行中 岩波書店

 

日本史研究会・歴史学研究会編 第1次 『日本歴史講座』 全8巻 1956ー1957 東京大学出版会 

            

 ▲『日本歴史講座』 1956-1957 東京大学出版会 

『日本歴史講座 第1巻 原始ー古代』  1957 東京大学出版会 初版200円 1966年11刷 320円

 

  ▲ 『日本歴史講座 第1巻 原始ー古代』  1957 東京大学出版会 目次

 

 

 

▲ 『日本歴史講座 第1巻 原始ー古代』  1957 東京大学出版会 巻末の参考文献

 

 ▲ 『日本歴史講座』 新書版・箱入りの300頁前後の構成 1956-57年初版 当時定価200円 東京大学出版会

 ▲ 『日本歴史講座 6巻 日本帝国主義』 1957 東京大学出版会 目次

▲ 『日本歴史講座 7巻 戦後十年史』 1957 東京大学出版会 1967年版は定価320円

 

 ▲ 『日本歴史講座 7巻 戦後十年史』 1957 東京大学出版会 目次

戦後史を研究会の講座形式で編集出版したものとしては、初めての戦後10年史か? 戦後7年間は占領統治であり、占領統治時代を直接の検討課題として、それまでは書き得なかったものを一気に書こうとした初めての試み。まだまだ、資料的にも、研究者も少なく、歴史研究会員だけでは、執筆者も準備できなかったと、後で回顧している。

▲ ▼ 『日本歴史講座 戦後十年史』 の巻末の参考文献

 

 ▲『日本歴史講座 7巻 戦後十年史』 1957 東京大学出版会  の巻掲載の参考文献・執筆者

 

 

 ▲ 『日本歴史講座 8巻 日本史学史』 1957 東京大学出版会  初版200円 1965年6刷320円

 

 ▲  『日本歴史講座 8巻 日本史学史』 1957 東京大学出版会  目次 

 

 ▲  『日本歴史講座 8巻 日本史学史』 1957 東京大学出版会  巻末の参考文献

 

▼ 歴史学研究会・日本史研究会編 第2次 『講座日本史』 1970年ー 全10巻 東京大学出版会

▲ 歴史学研究会・日本史研究会編 『講座日本史 1 古代国家』 1970年 東京大学出版会 定価480円

この第2次の『講座日本史』になると、古代史は戦後の発掘調査事例も増加した成果を盛り込んでいる。門脇禎二の総論的な序論の次には、都出比呂志の「農業共同体と首長権」が、考古学の分野から参加し、2次日本史講座の新しい特色となっている。

 

  

 

 

  ▲ 歴史学研究会・日本史研究会編 『講座日本史 1 古代国家』 1970年 東京大学出版会 目次・執筆者

 

本日はここまで

続く

 



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