宿に連泊するので、車は宿の駐車場に置き運河方面に歩いていきます。宿は高台にあり、近くには水天宮があるので、後で時間がとれれば行ってみましょう。運河方面を目指して坂を下っていたら、由緒正しいような旧家を発見しました。
旧寿原邸 北海道小樽市東雲町8-1
運よく、ちょうど公開日にあたりました。
寿原外吉邸、大正元年に、貴族員議員・衆議院議員を務めた高橋直治が造った木造平屋の建物です。その後昭和7年に小樽商工会議所会頭や札幌証券取引所所長を務めた寿原外吉が譲り受けました。彼の死後、奥様が小樽市に寄贈したものと書いています。
小樽市が一部改修し、無料で一般公開しています。無料といっても係の人はいらっしゃって、説明などをしてくれます。また、地元の人たちのサークルの場としても活用されているようです。
2階は和室になっています。
おや、古いものが格安で売られています。
もったいないコーナーがあり、家屋解体などで出た昔のものが売られています。火鉢や衣装入れ、壁掛けの振り子時計・日本人形などもあるので、お宝があるかもしれません。
これは売り物ではないのですが、古いマジックアイ付き真空管ラジオがありました。珍しくトーンコントロールも付いているので、当時の高級ラジオですね。
Pは、近くの旧堺州学校校庭が指定されています。
さて、運河に向かって歩いていくのですが、生憎の雨です。観光客は多く歩いていますが、アジア系の外国人観光客の姿が目立ちます。
事前に考えていた、小樽運河ツアーは天候不良で欠航になっていました。
うーむ残念だ。終日運休のようです。
プランBの「小樽総合博物館」に向かいます。運河からは少し離れてはいますが、歩いても行けます。
北海道小樽市手宮1-3-6 Pあり 分館(運河館)共通券500円
小樽総合博物館には運河近くに分館があり、お得な共通券が販売されています。後で分館にも行ってみましょう。
ここは鉄道博物館かと思う程、昔のSLや国鉄時代の車両が大量に展示されています。
実に綺麗に保存されています。
機関庫まであります。
なんとSLが動態保存されており、転車台で回転する様まで見ることができます。
というもの、敷地内には北海道鉄道開通起点(ゼロマイル)があり、北海道の鉄道はまさにここから始まりました。
屋外展示も見ごたえがあります。一部をご紹介します。
キハ82特急用ディーゼル動車1961年製
キハ03 ディーゼル動車1956年製
DD13ディーゼル機関車1966年製
ED76 交流電気機関車 1968年製
スエ78 救援車1947年製造
脱線事故の時、かけつける工具を積んだ車両です。レアですね。ほんの一部しか紹介できませんが、非常に多くの車両が保存されているのは圧巻です。
敷地内を運行する「アイアンホース号」(Porter4514)は、入場すれば無料で乗ることができます。予約は必要なく、発車時間前に乗り場に並べばOKです。
自由席なので客車に乗ってもいいし・・
貨車に乗ってもOKです。生憎の小雨なので客車の方が人気でしたが、復路の時は雨も気にならなくなったので、貨車の方が人気でした。
鉄っちゃんではありませんが、十分に楽しめました。
この博物館には、アマチュア無線のクラブ局、JA8YAAがあります。コールサインから分かるように、北海道で最初に免許されたクラブ局です。懐かしい無線機が展示されています。
懐かしい、YAESU無線のFT-401です。この無線機は、自分が高校のクラブ局にあったものと同じです。真空管式のHFトランシーバーです。
長くなるので、小樽観光その2に続く
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