讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

YAESU HF~50MHzトランシーバ_FT-2000Dのファームウェアをアップデートする。

2020-08-14 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 我が家のメイン無線機は、FT-2000Dである。


 当時、買ってから1年未満で故障があったので、その際にファームウェア等はアップデートしてもらった。しかし、重量級な無線機のため、おいそれと動かすのは大変なのである。昨今、パソコンはおろか、プリンター等の周辺機器であっても、ネットにつながっていれば、ファームウェアのアップデートなんか簡単にできる時代である。

 しかーし、この無線機はアップデートするためには、重たい無線機をひっくり返し、底板を外してからディップSWを切り替えなければならないのである。そのため、もう何年もほっておいた。特に、不都合な点もないし。

 そうはいっても、やはり気にはなっていたので、思い切ってメインファームウェアと、DSPのファームウェアをアップデートすることにする。

1.YAESU_WDXCのHPより、アップデートの確認を行う。
2.新バージョンがリリースされていたらダウンロードを行い、手順書に沿ってアップデートを行う。
3.失敗すると、手に負えなくなる可能性があり、そうなったらメーカー送りになってしまう。

 YAESU無線の、FT-2000オーナーズラウンジを確認する。
 https://www.yaesu-wdxc.com/ol/ft2000/index.aspx

 2020年1月現在
 FT-2000D用メインファームウェア ファームウエア Ver.1.59 
 FT-2000D用 DSP用ファームウェア ファームウエア Ver11.54

 が、リリースされています。

 自分のFT-2000Dのファームウェアを確認します。GEN/50/ENTを押しながら電源ONすると、数秒間パネルにバージョン情報が表示されます。

 1154 155と表示されました。 1154がDSPで、155はメインファームウェアです。DSPのアップデートはなく、メインファームウェアだけ、アップデートすればいいのが分かります。

 FT-2000には、「魔法のプラグ」というのがあって、筐体を開けなくてもアップデートができるという裏技があるそうなので、ネットで調べて作ってみました。8pinのMini-dinを用意して、4番ピンをアースすればいいだけのようです。目も見えずらくなっていて、半田付けもいまいちになってしまいましたが、悪戦苦闘してなんとか完成。


1.書き込みソフトをダウンロードする。
2.無線機とパソコンは、SCU-17を介して接続している。通常は、WSJT-xのFT8用ターミナルとして使用しているので、このままいけるかな?
3.底板のディップSWを切り替える代わりに「魔法のプラグ」を挿す。
4.マニュアルを見ながら、注意を払って書き込みを行うも、COMPortエラーで書き込みできず。


 あれー、COMポートを確認して、パソコンと書き込みソフトのポートが一致することを確認。さらに、ネットで調べてみると、転送速度を38.4Kに合わせるとよいという記事を見つけたので、COMポートの設定を変更し、再度チャレンジするもCOMPortエラーは変わらず。

5.SCU-17経由が悪いのではないかと考え、USB-シリアルコンバータを新たに使用します。


 新たにCOM3を作成したが、結果変わらず。


6.魔法のプラグの製作をしくじったか・・

7.あきらめて、FT-2000Dを引っ張り出し、底板を外すことにした。上部に乗っている、FT-847をどけてと・・
 ばきばき、どっかーんと。なんと、FT-847の側面についている取っ手が経年劣化のため破壊され、そのまま床に落下した。オーマイガッ!! 幸い、側面から落下したので、前面パネルは無事だった。ふー、壊れていないな。

8.苦労して底面を外したら、バックアップ用のボタン電池があった。この際、交換しよう。手持ちでCR2032があったので、サクッと交換。

9.ディップSW見えんがな。懐中電灯で、小さな穴の中を照らすが、極小のSWはまことに見えずらい。精密ドライバを使って、なんとか切り替え成功。


10.書き込みボタンを押したら、COMPortエラーが出ず、無事終了した。

11.筐体を元に戻して終了。

 Verを確認すると、1154 159となっており、最新のバージョンになっていることが分かります。


12.メインのファームウェアを書き換えたので、初期状態に戻ってしまい、細かな設定はすべてやり直しとなる。使いながら、不具合というか不便があったら、随時設定変更をやり直す。めんどいなぁ。

 なんとか無線機を壊すことなく、作業終了しました。ところで、どこが良くなったのか?

YAESU_WDXCのHPによると、「機能改善および最適化をおこないました」としか書いていない。具体的には、分からんがな。
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2 コメント

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Unknown (かいちょうだべさ)
2020-08-14 20:57:50
確かに最近は何でもネット経由でファームアップデートが出来てしまいますが、アマチュア無線機、特にHF機のようにメカニカルなスイッチが多数ある物はどうしても故障が多くなります。
スイッチだけでなく多くのプリント板と部品、コネクターがたくさんありますからね。

どんな機器でも故障を減らし長寿命を実現するにはとにかく部品(特に可動部のあるもの)を減らすしかありません。
だから産業用機器は構造が単純なんです。

何でもファームアップ出来るのは便利でもありますが、ちょっと納得行かないのはデジカメはファームアップで画質が向上する事についてです。
フィルムからカメラに入った世代だからなのか、画質はレンズとフィルム/センサーで決まる、という事が頭に定着しています。   

スマホもカメラや受信性能がファームアップで向上したりもします。

あと意外なのは車もファームアップでソフトの不具合改善、燃費やエンジンの出力特性が変更される事もあるそうです。  

エンジンルームや運転席足元にコンピューターに繋ぐコネクターがありますが、リコールでなくても定期点検や車検時にこっそりやることもあるそうです。
「こっそり」の時はもちろん軽微な内容で運転フィーリングが代わるものは無いようですが。

それを教えてくれた友人が「定期点検や車検は必ずディーラーで行う。ファームアップの可能性もあるから。」と言っていました。
ファームウェアのアップデート (ブログ主)
2020-08-15 11:42:05
 いろいろな機器がソフトウェアを使っているので、ファームウェアのアップデートが提供されるのでしょうね。テレビやスマホも、たびたびアップデートが来ます。

 昨今の無線機ではUSB接続が出来て、比較的簡単にアップデートできる機種もあるようですが、この時代の無線機はなかなか大変です。

 アップデート後のマニュアルもHPで展開されるので、よく比較すると違いが分かるのでしょうが、面倒くさいのでそこまで確認していません。(笑)

 アップデートしたという、気持ちの問題も大きいように思います。(ほんとは良くなっているんでしょうけど)

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