宇久島への足「高速船シークィーン」

　さて、宇久島へは佐世保港から船で行くことにした。

　高速船は、一日一本。ま、行けば乗れるやろという甘い考えのもと、港に行ったのである。


　しか～し、窓口は長蛇の列。なん～？？？　宇久って人気なのか？　ふと見ると「本日のフェリーは、機関調整のため欠航」と書いている。あ、午前中と午後に１便ずつあるフェリーが欠航なので、すべての客が、これに集中したんや。ま、まずい。乗れんかもしれん。

ふね「予約の人は右側の列、予約していない人は左の列に並んで下さい」

　ま、まずい、Ｎ村は左だ。さらに、切符売り場の人は女性一人で、列がさばけない。出港10分前になっても、予約の列が終わらない。おっちゃん達が少し暴れ出した。

　出港時刻になっても切符が買えないが、船は出航していないようだ。

ふね「座席が一杯です、床でもいいなら乗せられます」
Ｎ村「どこでも、いいっす。乗せて下さい」

　出航時刻を20分くらい過ぎてからやっと乗れた。ふ～。しかし難民船状態。船に弱いＮ村は、床に座っていると気分が悪くなるので、立って外を眺めていた。しかし、吐きそう、吐きそう・・・う゛～。

　トイレは、ばあちゃんが入ったかと思ったら、出てこない。結局宇久に着くまで、ばあちゃんはトイレに籠もっていた。最悪はゴミ箱に吐くかなと、覚悟を決めた。ゲロ袋ないし。

　こ～んな感じで、揺れる。


　ダメかなと思ったが、宇久港まで、持ちこたえた。陸は、ええなぁ。


　辛く苦しい２時間弱だったのである。ま、行けたから良かったけど。今度から高速船は予約しよ。しかし、予約は前日までらしい。急な機関トラブルには要注意だな。予測はつかんけど。