with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

三崎港でまぐろを...

2014年12月09日 | 01. ドライブ・旅行記

​12月5日(金)妻と四女と三人で今回は「みさきまぐろきっぷ」というものを使って三崎港から城ヶ島を楽しんできた。

この京急「みさきまぐろきっぷ」がとてもお得で大人1人:3.060円で品川から終点三崎口までの往復(進行方向なら途中下車OK)とバスが乗り降り自由のきっぷ、25店舗から選べるまぐろ食事券そして選べるレジャー施設利用券(おみやげにもOK)という3枚の切符がセットになっている大変お得なチケットなのである。

平日ということで都心を抜けるため朝のラッシュを避けて自宅を8時20分頃出発した。

京急品川の窓口で「みさきまぐろきっぷ」を3人分購入し3枚の切符をいただく、すべて同じ形状なので間違えないように連番(1)の<品川⇔三崎口>と書いてあるチケットを使用して自動改札から入れます。

​時間的にちょうど『特快』がすぐ来る時間だったので2つドアを期待したが下の写真のような通常の車両だった、娘達はさっそくもらったパンフレットを眺めながら25店舗から行きたいお店を物色である(笑)。

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事前の計画では城ヶ島を散策してお腹を減らしてから三崎港でまぐろを食べるはずだった、そのほうが食後船に乗ったり土産を見たりとゆっくりできるかなと思っていたのだが、電車を降りる頃『先にまぐろを食べたい』と言い出した。

もう既にお腹が空いているという、まったく文字通り『女心と秋の空』である・・・まったく(^^;)。

そんなわけで女性陣の希望を入れて三崎口からまず乗ったバスは「城ヶ島行」ではなくて「三崎港行」、手前の日の出で降り、歩いてすぐのお店へ向かった…。

『鮪無国籍料理』となっている店先にはこんなまぐろのカブト煮でしょうかで~んと置いてある「くろば亭本店」にやって来ました。

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まぐろきっぷで食べられるメニューは3つ、私達は人気の「まぐろ漬けトロ天丼」をいただくことに。

まぐろの漬けもボリュームあってもちろん美味しかったですが、丼の奥に見える「トロ串」がまたサクサクとした完璧な揚げ具合と中の貴重部位の背トロがとろけるような味わい、それに自家製タレがみごとにマッチして最高。ペロリといただきました。その上に手作り「まぐろのそぼろ煮」もおみやげにいただけます、お得感満載ですね。

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あまりの美味しさにあっという間に完食で、お店も混んできたので一足先に出て港の写真でも撮って待とうかとお店を出ると、もう何人かの行列ができてました。

平日だというのに人気のお店なんですね…まあ、ほんとに美味しかったので納得です。

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店前のベンチで一息入れながら女性陣を待ち、揃ったところで食後の腹ごなしに海沿いに三崎港の中心まで歩きました。

普段見られない漁港の景色も素敵ですが、とにかく空がとても青いせいもあり海の色がとてもきれい!

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大型漁船や干物作りの店先を楽しみながら『うらり』というたくさんのお店の入った施設まで歩きます。これは対岸からのものですが、正面に『うらり』、そして前に停泊している少し変わった船が左からみさき・城ヶ島の遊覧船でしょうか、中央がカラフルな海中遊覧船「にじいろさかな号」、そして右端の少し小ぶりの船が三崎と城ヶ島を結ぶ渡船「白秋」です。

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今回この「にじいろさかな号」に乗ってガラス張りの底からさかなたちを楽しもうという予定でしたが、強風のためこれらの船はすべて欠航となっていました…残念。

こうなると先に食事にしておいて良かったです、城ヶ島でゆっくり時間を使えそうです。

その前にちょっと寄り道して歩いてすぐの「海南神社」へ樹齢820年以上という公孫樹(いちょう)を見に行きその大きさに驚いたり、(ちょっとシャッター閉まった店が気になりましたが)昔ながらの町並みを楽しんできました

さてちょうど城ヶ島行きのバスが来たのでいよいよ城ヶ島へ向かいます。

バスは私達3人と二人連れの若い女性のみ、ガラガラです。島と三崎港を結ぶ「城ヶ島大橋」を渡る時とても素敵な景色を見ることができました。

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天気は最高だったので(強風は玉に瑕ですが)港越しに天下の富士山がみごとに見えてました!

素晴らしい景色でしたねえ、バスの中でみんな大きな声で歓声を上げてました(笑)。

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「白秋碑前」でバスを降り、城ヶ島公園まで歩きます。公園内はこうして強風の地を表すがごとく松林(クロマツ)も風を避けるように島の内側に傾いています。

けしてカメラを傾けているわけではありません(^^)。

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歩き始めてすぐに最初の展望台発見、強風のなか手すりを伝いながら上まで登るとこれまた素晴らしい眺め。

先ほどバスから見えた富士山が松林の上に顔を出して素敵な景観を作っていました。

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この展望台横から下の海岸へ降りられるようになっていたので、女性陣を誘ったのですがあまりの強風についてこず私だけ降りることに・・・。

確かに風は強いのですが海の水もきれいで砂浜もあり、久しぶりの海はとても気持ちよかったですねえ。

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ここは風が強いのが常で背の高い植物はほとんどなく、こうした「イソギク」が分厚い葉っぱとともに風に耐えています。黄色い小さな花をたくさんつけてまさに「愛おしい」くらいでした。

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さて上に戻り島の東部の公園の突端まで歩きます。ピクニック広場から安房崎灯台が見えてきます。

ロケットというかろうそくのような灯台ですね、空と海の青さが気持ち良いです。

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ここも広場の端から写真の灯台まで降りて行けます、行ってみようというと「行ってらっしゃ~い」とまたもや言われてしまいました(笑)、もったいないですよねえ。

どうですかこの海、風が強いので白波が足元まで寄せてきますが、岩の間には房総半島の山々まで見えるんです。素晴らしい眺めですよ。

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貝殻をたくさん含んだ砂の上を歩いているとこんなオブジェを発見。

長い年月で押し寄せる波に侵蝕されて岩に穴が開いてます。こういうアングル、好きなんですよね(^^)。

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さあこの安房崎灯台からさっきと少しコースを変えて島の西側突端の城ヶ島灯台まで歩くのですが、この先に「ウミウの生息地」があると聞いていたのでバッグに入れてきた望遠レンズに付け替えます。

さっそく近くに出てきたニャンコを一枚、見えているのかわからないが鋭い目つきで睨まれてしまいました(笑)。

美味しい魚をたらふくもらっているのか少しメタボ気味ですよ、キミ …って私もか(^-^)。

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ピクニック広場から歩いて10分位でしょうか、「ウミウ展望台」へつきました。

これがすごかったですね、何羽か飛んでいます、がよく見ると断崖の中央から下の部分で草がなくなる白い部分の岩にたくさんのウミウが!黒い点のようなものはすべてウミウです。

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肉眼では厳しい感じですが、やはり望遠レンズ持ってきて大正解でした。もうしばらくは風に揺れるカメラ支えて覗きっぱなし状態です(笑)。

鳥見大好き人間にはたまりません、しばしバードウォッチングの時間となりました…。

突端の岩場にはまとまったウミウが見られ、飛び立つウミウを観察できます。風にあおられこうした大きな波が叩きつけてくるんですがその横をさっそうと飛び立ちます。

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これなんかは二羽のウミウがまるで「仲良くランデブー」というような飛行をしています、近くの横須賀の方まで飛んでいっているみたいですよ。

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とても楽しいひと時でした、「にじいろさかな号」に乗っていたらこうした余裕はなかったかもしれないと思うとこの日はツイテいましたね。

続いて歩いてすぐの場所には有名な「馬の背洞門」が現れます。これもまた素敵な造形です、荒波がこうして大きな穴を開けるんですね。

調べて驚いたんですが、この洞門は関東大震災の時に隆起して今の状態になったそうで、1923年以前は小舟が通航できたそうです。震災時三崎港の海も干上がり歩いて城ヶ島から三崎港へ渡れたというのですから自然というのは恐ろしくまた予想も付かない地形を創りだすのですね。

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足場も悪く風も強いのですが、さすがにここへは女性陣もついてきました。

そりゃそうですよね、この景色を見ては降りて来ざるを得ません(笑)。素晴らしいです。

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どうですか、これ。真っ青な海と空、そして岩に打ち付ける波の荒々しさとみごとな富士山の姿。

でもあまりの風と波の打ち付ける音が怖くなり、妻は一足先に上のコースに戻って行きました(笑)、私と四女はしばらく美しい景色にシャッターを押し続けましたが・・・(^-^)。

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コースに戻り城ヶ島灯台目指してまた歩き出します。

この強風による荒波も常の城ヶ島なので、シャッターチャンスを待ちさえすればこんな写真もとれます、雨や曇り空でもなく晴天の下なのでクリアな画になりますよね。

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しばらく歩いた先にありました、城ヶ島灯台。

同じ目線の中にまたもや富士山が、良いロケーションです。

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真っ青な空に真っ白な灯台、気持ち良いですね。

でもほんと人に会いません、2つの灯台の間を歩いてきたのですが2~3人くらいしか出会いませんでしたね。

まさに独占状態でここまでの素敵な景色を堪能出来ました、ラッキーです。

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時刻は午後4時過ぎ、太陽がこんなに低くなっています。それでも空の青さとそれを受けた海の青が消えないんです。普通これくらい太陽が低いと写真ではほぼオレンジ色一色になりそうですが、ここは青が消えません。

不思議でした・・・。

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金曜日とはいえ平日のせいか開いているお店が少ない細いお土産屋・商店街を抜けてゴール地点の城ヶ島バス停に到着です。

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4:22の「三崎口行」バスに乗り本日のまぐろ堪能プチ旅行は終了です。

途中往路で驚かせてくれた富士山が帰りの城ヶ島大橋でも魅せてくれました、もう少しで「赤富士」という姿!

この日は富士山まで最後まで楽しませてくれました。

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三崎港を通るあたりには日が沈み、空がいい色になりだしています。

港の夕景はどこかメランコリックですね、船たちの次の出漁に備え休養している雰囲気のせいでしょうか・・・。

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この充実した旅がわずか3,060円で楽しめる「みさきまぐろきっぷ」、めちゃくちゃお得です!

絶対また行きたいと思いましたね、心地よい疲れで電車に揺られて帰ってきました・・・。