昨日仕事を終えて空を見るときれいに満月が見えていた。
雨も一段落した様子だし、こんなに早く月夜の菖蒲を撮るチャンスが来るなんて・・・、家に帰り休む間もなく着替えてボディガードのCobbyを連れて菖蒲田に向かった、もちろん今日は三脚も一緒だ・・・。
問題は、月は見えているが湿度が高いせいか今ひとつ空気が澄んでいない。
それと月の位置、少し低すぎる・・・もうちょっと真上の位置がほしいところ。
実際公園に入ると、あたりまえだが街頭の明かりがけっこう強い、花たちも月より街灯の光を強く受けている。
明るめに露出を調整しているが、色味はそれほど調整していない・・・、
きれいな花を探すのだが、街灯それに月の位置を考えながら花との距離も見なくてはならない。
今日はTamron 「28-75mm f/2.8」を付けてきたのでそうそう遠くの花は撮れない。
また一番苦労したのはピント合わせだ、こんな場所での撮影だった・・・、
実際はこの写真より暗い、カメラのオートフォーカスはほぼほぼアウトだった。
というよりファインダーはもちろんライブビューでもピントがきているかどうか判断つかない(笑)、露出もフォーカスもマニュアルだ。
露出を決めたらレンズの距離指標と睨めっこで、液晶で写りを確認しながらピントを詰めていった。
アングルによっては街灯の光が強く入ったり、まあ余程の田舎でなければこの時間(夜8:30頃)に菖蒲田の写真を取れるような環境はないだろうし、月の光だけというのはまず難しい、というよりほぼほぼ街灯の色が乗っかちゃっているのだ・・・(笑)。
菖蒲もだいぶ枯れ始めている状況なのでこんな単独できれいに撮れる花はとても少ない、
月を入れてやろうかとあちこち動くが、花に露出を合わせると月が眩しすぎ面白くない。
仕方ないので月をフレームから少し外して菖蒲田にはられた水に反射を残して撮ってみた・・・、
雰囲気はあるのだが、枯れ始めた花がせっかくの美しい一輪を邪魔してしまっている (T_T)。
綺麗どころを中心に撮って、トリミングするしかないかなというところだ・・・(以下2枚がトリミングあり)、
No.1
No.2
この写真を撮る頃から少し風が出てきてしまい、被写体ブレが始まり撮影は終了だった。
考えてみれば、被写体ブレで「風」が頭に浮かんだが、綺麗な写真が撮れただけ無風時間があってラッキーだったのだ。
ずいぶんとピント合わせには苦労したが、概ね1時間強Cobbyもおとなしくしてくれて助かったし、とても楽しい時間を過ごすことができた。
チャンスがあればまた違うレンズでチャレンジしてみたいところ・・・。
ここ何日かの雨続きで朝のCobbyの散歩も苦労させられた。
そんな雨の散歩途中、近くの公園の菖蒲田にたくさんの花が咲き始めているのを発見。
春は桜で地元でもけっこう有名なのだが、この時期はまさに菖蒲、
公園中央に木道を作り、きれいに施工されている。
朝が雨に阻まれ写真もままならなかったので、写真はどうしても午後・夕方になってしまった。
(この日は Nikon P7100 にて撮影)
様々な色の菖蒲が咲き乱れており、けっこう楽しめる場所となっている。
ポピュラーな色あいのものから・・・、
白や黄色と様々な菖蒲が揃っている。
まだまだ蕾もたくさんあるが、花の勢いからすると見頃に入っている感じだ。
薄紫やピンクまであり、それはそれはとても眼を楽しませてくれる。
朝露に濡れたたっぷりと朝日を浴びての菖蒲も素敵だろうが、夕方の少ない光の下もまた格別だ。
淡い紫の花弁に濃い中心部、とても美しい姿に魅せられてしまう・・・。
白と紫、たくさんの菖蒲の中でこれまたとても目立つ存在だ。
とても清楚な感じで美しい。
ポピュラーな紫も花によってはこうして中心部が紫の縁取りと素敵な形でピンと立っているものもあり、
その種類の多さを感じさせられる。
これなどはとても大振りな花で、花びらのあまりの大きさに垂れ下がっているのだが、
それでもなお美しさを披露している菖蒲だ。
Cobbyも最近はカメラを構えだすとリードを引くことなく静かに足元に伏せをしてくれるようになった。
とても助かる、そろそろまたカメラを持ってCobbyと遠出をしてみたくなってきた・・・。
などと考えているとまた一段と素敵な菖蒲のグループに遭遇した、
なんとピンク一色のグループだ、これはきれいだった。
夕方の曇り空の下だったのでよけいに目を引いていたのかもしれないが、
なんともいえない美しさを呈していた。
本日一番の美しさ 『桃色菖蒲』
勢いのある花が多かった一画。
ここで驚かされたのが、すぐ足元にいた2羽のカルガモ、Cobbyが近寄ると慌てて移動を始めたのだが、
逃げる様子はなく、「やかましいのが来たぞ」ってな感じで移動しているのだ。
すぐ脇を江川が流れている公園ならではの風景である。
しばらく様子を見ていたが、Cobbyも諦めて伏せているとカルガモもその場へ佇みなんと眼を閉じ始めた。
この時間、そろそろ日も暮れようかというタイミングなのだが、ここをねぐらにしてしまうのだろうか・・・?
毎年ここにはたくさんの菖蒲が見られるのだが、こうして二日がかりでじっくり菖蒲を眺めたのは初めてのこと。
きれいな花が揃っているうちに夜の菖蒲を撮ってみたくなってきた、
面白そうである。
近いうちにチャレンジだ・・・