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趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

角館の魅力④【伝承館~One-Mint】

2013年07月06日 | 14. 角館・田沢湖

​角館散策初日は非常に天気が良く、いや良すぎるくらい、

湿度が低いとはいえやはり東北に来た実感がわかないくらいだ(笑)。

松本家を出てから伝承館へ向かったのだが、時刻はちょうど昼の12時

暑い!

伝承館への道すがら、大輪の花を咲かせているクレマチスを発見、

日陰でひっそりときれいな花を見せてくれていた。

DSC_5849_伝承歌への道クレマチス.jpg 

一番最初に入った平福記念美術館とこの樺細工伝承館は泊まったところが

「ぶらから」のサービス該当ホテルでで2館共通無料券をもらえました。

すでに初日の「乳頭温泉郷で日帰り入浴(500円)」無料を享受しているので

これ以降はホントの意味で“ぶらから”によるお得な恩恵が続くのです。

DSC_5850_伝承館の正門.jpg 

立派な造りの正門?から綺麗なアプローチを通って角館樺細工伝承館の建物へ入ります、

中は多少涼しかったかな。

この日はやはりそれほど人の数は多くなく、ゆっくりと見学できた、というよりちょっと寂しいくらい。

DSC_5851_伝承館入口.jpg 

実は中で樺細工の実演が見られるということで期待してきたのだが、この時は作業場に人はいなかった

時間もお昼だし、タイミングが悪かったですかね・・・残念でした。

ひと通り展示を拝見してきたが、樺細工でできた大きなの絵画(?)ですか・・・これがすごかった。

山桜の皮でここまで絵を描けるのかとびっくりです、もちろん額装も素晴らしいです。

これは一見の価値ありですね。

こちらから次の青柳家へ移動途中、朝きれいに撮れなかった「過去へのポスト」がクッキリと見えました。

DSC_5852_ポスト.jpg 

こちらのアングルは後藤さんの料亭で後日立派な「お品書き」となってご対面します・・・、

ご覧のように人通りは少し寂しいくらいです(笑)。

青柳家です、

DSC_5856_青柳家母屋.jpg 

屋根を見ると「曲り家」のようになってますね、下屋根?の設えも素敵です。

こちらでも蔵の中(武器蔵)で刀剣・鎧兜・古銭・古文書などいろいろ見られます、

DSC_5861_青柳家鎧刀.jpg 

このデザインは秀逸、私の好みですね。立ててある刀の鞘に施された柄も非常に豪華絢爛、巧みな作りです。

刀も随分とありました、

DSC_5864_青柳家刀剣.jpg 

どの刀もピカピカで、この維持管理は大変だろうなと要らぬ心配をしてしまうくらい(笑)。

もう何度目かの蔵見学ですが、いいですねえ、時代の空気が伝わってきますね。DSC_5867_青柳家武器庫の古銭.jpg

一つ一つ大事に箱にしまわれた古銭たち。

時を重ね、それぞれの時代の空気を吸っていい色になってます。

こちらは「神明水」・・・、

DSC_5869_青柳家神明水.jpg 

過去何百年と源太寺山から園内の池に流れこむ沢水だそうです、

とても綺麗な水でした。

近くで見つけたきれいな花・・・、

DSC_5870_青柳家庭の花.jpg 

ただこの青柳家、たくさんの展示場所(蔵など)があるのだが、写真展とか飲食・おみやげなどが

多く、いまひとつゆっくり拝見する武家屋敷とは随分とイメージが違っていた。

建物(母屋や蔵)などは非常に興味深いものばかりだったが、

せっかくの蔵の壁に大きな商売品(敷物など)を立てかけたり商業施設の匂いが強すぎる。

一番高額な見学料を取っている(500円)のに、非常に残念な感じが強かった、

後藤さんと外から眺めていたイメージがちょっと「興冷め」という感じか。

この日は後藤さんとの散策の後に武家屋敷エリアに限定してそれぞれを時間をかけて見て回ったが、

この雲を見て下さい、もう夏の空を見ているようです(岩橋家向かいの広場から伝承館を望む)。

DSC_5872_伝承館前の広場からの空.jpg 

このあと岩橋家~河原田・小田野家、そして素敵な「非公開」の庭を外から眺めたり・・・、

さすがにこちらは早朝の散策でも入園可能(無料)なので美味しいところは後藤さんと見学済み

というものが多い。(岩橋家向かいの広場から岩橋家の門を望む)

DSC_5873_広場の門から岩橋家.jpg 

角館スイーツの食べ歩きなどもこの日と次の日にかけて見学の合間に随分とさせていただきました、

どこかでまとめて紹介したいですね。

時々見かける「人力車」もさすがに暑そう・・・、

次に来たときはぜひゆっくり乗ってみたいものだ。

DSC_5875_人力車.jpg 

右奥を見るとわかりますが、皆さん日陰で休んでいます。

2時過ぎくらいにあまりの暑さにCoffee Breakをとりました、場所はカフェ「One-Mint」さん。

DSC_5879_One-Mint.jpg 

こちらは美味しいカレーも人気らしいのだが、下調べで気になったのがこのオーディオだった。

DSC_5880_One-Mint.jpg 

ALTEC,ortofon,そしてklipschというメーカーのスピーカーがズラリと並んでます、

着いたときは小さなortofonが鳴ってましたが、ALTECを指して「この素晴らしいもので聞けますか?」、

と聞くと奥さんがすぐに切り替えてくれ、音源もジャズボーカルのスタンダード“ヘレン・メリル”をかけてくれた。

1954年録音のアルバムだが、まさに「ニューヨークのため息」を納得させられてしまった、 

こんな手作りっぽいパワーアンプもありましたが・・・。

DSC_5883_One-Mint.jpg 

素晴らしいサウンドで気持よく聞いていたら妻がポツリと一言、「ここ来たのは、確信犯ね!」

はい、すいません私の趣味で選びました・・・(笑)。

DSC_5884_One-Mint.jpg 

それでもOne-Mintの奥さんと9月のお祭りの話で3人でしばらく盛り上がっておりました、

角館の人はどなたも気さくで、おしゃべりが好きですよねえ~とても楽し時間を過ごせました。

このOne-Mintさんを挟んでお土産選びでいろんな民芸品を目にしたり食べ歩きなども堪能し、

帰りの道すがら酒造店「五井家」を拝見し、宿へ向かった。

DSC_5886_五井家(五井酒造店).jpg 

ホテルへ戻ったのが5時少し前、朝8時からなのでほぼ9時間あまり歩きまわったことになる。

ホテルからの外の景色だが、このくらいおもいっきり夏の空である。

DSC_5888_ホテルからの空.jpg 

暑かったのでかなり体力を消耗しました、早めの夕食と「かくのだて温泉」へ向かった。

この日の夕食はかくのだて温泉となりの「土間人」、美味しいとのクチコミから選んでの来店。

人気のメニューを幾つかチョイスしていただいてきた、

量の多さにビックリの「シーザーサラダ・ハーフ」、思わずこれハーフですか?と聞いてしまった。

DSCN1074_サラダ.jpg 

まあ上にのっかってる稲庭うどん(揚げたもの)の歯ごたえも良く、美味しくてすごいボリューム。

そして妻がこれを食べたくてここに来た、安藤醸造元の味噌を使った「安藤さんちの味噌焼きピザ」。

DSCN1076_ピザ.jpg 

薄いクリスピー生地に味噌とチーズ、たくさんのネギ…軽い触感でいくらでも食べられそう。

美味しかったですねえ、ほんと味噌がいい味出してます。

そして美味しい「特製つくね」、

DSCN1077_つくね.jpg 

妻のリクエストで「出汁巻玉子」を頼んだのだが・・・、

DSCN1081_だし巻き卵.jpg 

こちらはちょっと甘さ加減が気に入らず「不合格」だったようだ(笑)。

最後は二人とも頼んだ「稲庭らうめん(醤油)」、これも美味しかったです。

DSCN1082_稲庭らうめん.jpg 

稲庭うどんの出汁に麺がラーメンという組み合わせの妙、味噌味もあり。

シーザーサラダのボリュームもあり、二人でこれだけ食べると相当腹一杯になります、

妻は後半白旗上げてました(笑)。

二人して満腹になっておとなりの「かくのだて温泉」へ向かったのだが6時過ぎではまだ外は明るい、

夏至(21日)の一週間前ですものね、まだまだ夕暮れには早い時間です。

暑いがゆえにまたこの「熱い温泉」が気持ちよかったです、出てからが違いますね。

DSCN1070_かくのだて温泉.jpg 

昨日と一緒でこちらの休憩所にて妻とコーヒー牛乳をいただく、

地元の方も随分と入っていらっしゃるようだが、この休憩所はいつもガランとしている。

夕食時だからみなさん家路を急ぐのでしょうかね・・・、浮世風呂とはいかないようです(笑)。

そして私はホテルに帰ると定位置のロビーでしばしくつろぎながら翌日の散策ルートを確認します、

DSCN1072_ホテルロビー.jpg 

妻と散策中に買ってきた“プチ・フレーズ”さんの「西明寺モンブラン(368円)」をいただいた、

たっぷりの栗の風味(大きさ日本一の西明寺栗)が口の中に広がりなんともいえない美味しさだった。

午後はcafé:One-Mint、予定外で寄った八柳さん、香月さんなどで地元の方とのおしゃべりが楽しく、

後藤さんのお話をすると皆さん口をそろえて「良い方といかれましたねえ」とおっしゃってました。

つくづく今回のプランニングでよかったと気持ち良く床に付けました。

 



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