with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

九州 5:くじゅうから湯布院へ...

2015年10月01日 | 01. ドライブ・旅行記

3日目の午後​「ラピュタの道」である意味すごい景色を見てから空の雲に急かされるようにくじゅう高原に向かいました。宮崎からスタートして熊本に続き3県目の大分に突入です。

ミルクロードから今度はやまなみハイウェイを走るのですが、向かう途中から雲を追いかけるがごとくに走るようになりました。雲がどんどん低くなり周りの山までも隠れるようになってきます。

 

このあとやまなみハイウェイに入ってからはもっとすごい状況に・・・このエリア独特の濃霧です、トホホ。

確かに高度もずいぶんと上がってきましたしね、この辺りがちょうどやまなみハイウェイの最高地点の「牧の戸峠(標高1,330m)」あたりになります。運転している次女もあまり経験がないのでしょうねかなりスピードを抑えて慎重に運転してました^^;・・・まあこの状態ですものねえ(視界40~50mというところ)。


予定より幾分早めに長者原ビジターセンターに着きました、皆がトイレに行っている間に裏の遊歩道の方へ行ってみたのですが、これです(笑)。


美しい三俣山もガスの中です・・・残念。たまたま木道を歩いてきた老夫婦とも話したんですが、やはりここからの素敵な景色を楽しみに来たそうです、私も含め一同ガッカリ(T_T)。


まあ時間も余裕があったのでビジターセンターの向かいにある「レストハウスやまなみ」で珈琲ブレイクで様子を見ることにしました。美味しい珈琲をいただきながら天気を期待して一人外を見る私・・・ってまたもや女性軍はおみやげあさりかい!

今回の家族旅行でひとつはっきりしたことが・・・うちの家族は間違えなく『花より団子』ということだ(^^;。


しかし残念ながら一向に好転する気配が無かったので湯布院でゆっくりしようということになり、もう泣く泣く車を走らせることに・・・。

ビジターセンターから少し走ると長者原の標識とともに本来ならば「長者原一番」の景色を見られるスポットに到着です。長~い直線道路とともに目を見張る景色が見渡せる場所です。三脚立てて6人で面白写真を撮る予定だったんですが、仕方なく女性陣にポーズだけとってもらいました(笑)。


ここはほんとに直線の道が長く、走って来る車は結構スピード出しているので、遠くに見えても安心できないんですよね。皆笑顔ですが、もう車が見えると「キャー・キャー」でした(笑)。

私は学生時代からこういう写真は大好きで色んな所で友人と面白写真は撮ってきましたが、我が家族はそれほど慣れていないせいかポーズがぎこちないですね^^、まあご愛嬌というところでしょうか・・・。

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天気ならばこんな写真を撮りたかったのでした(上の写真とgoogle画像からもらった景色を合成した)。


いつまで待っても背景のガスは去りも薄くもならないので、もうやけっぱちで最後に私も入ってお開きです(笑)。


この長者原の天気だけはほんとに残念でした、前回妻と来た7年前の3月もこの「長者原だけ」小雨の中だったんです。かえって3月の雨のほうが雰囲気があったかも・・・、

CIMG0445.jpg
(2008年3月:黒川温泉~湯布院へ移動の途中)7年前の方は雨のせいか山がうっすら見えてます

長者原でひと遊びした後やまなみハイウェイ終盤では翌朝早起きして由布岳と湯布院盆地の素敵な夜明けを撮影する予定の「蛇越展望所」の場所を確認しながら予定通り16:30最終目的地湯布院へ到着です。

まずは宿へチェックイン、湯の坪街道の東の端にある「カントリーイン麓舎」さんです。とても面倒見の良い女将さんがいる宿なんです。

九州出発前の9月1日に「大分県ふるさと割」の4度目の再発行があるので朝一番でクーポンを取得して再予約をしてみて下さいと女将さんがわざわざ自宅まで電話をくれました、そのおかげで6人合計で24,000円も安く宿泊できるようになったんです、もう大助かりですね。


こちらではトリプル2部屋をお借りしたんですが、各自部屋に荷物を置くとさっそく夕食の時間まで散策に出掛けました。

まずは夜おやつにみんなで食べようと湯の坪街道中ほどにある『Yuhuin Milch(ミルヒ)』のチーズケーキを求めて・・・、2種類のチーズケーキが重ねられた「W・ケーゼ」を持ち帰りで、そして出来たての「ケーゼ・クーヘン」は皆でその場でいただきました。

このケーゼ・クーヘン(120円)がふわトロの食感とで濃厚なチーズ風味が口の中に広がり何とも言えない美味しさでした。


金鱗湖の夕景も忘れてはいけないのでケーキを宿に置き、歩いて3分ほどの金鱗湖へ向かいます。やはり雲で遠景は望めませんが、小さいながらも雰囲気のある金鱗湖は素敵でした。

下の写真でも錦鯉が見えますが、この金鱗湖には沢山の魚がいましたねえ。


魚でだけでなくこんな鳥達も・・・人気者の『ガーコ』の姿はありませんが仲間のガチョウが2羽と奥にはなんと「黒」のカラスと「白」のコサギまでなんちゅう取り合わせでしょうか(笑)。


このコサギが逃げないんですよねえ、私の家の近くでもサギ類はたくさん見られますが警戒心が強くこんなそばには絶対寄れません(笑)。この写真にもコサギの目線の先に鯉だけでなく魚がうようよいるのが分かりますよ。


皆は金鱗湖の周りの散策を楽しみ、私はせっかくなのでいい場所見つけてマジックアワーを待ちましたが、ご覧のとおりですほとんどの空という空を厚い雲が覆ってしまって素敵な宿などの光に露出を合わせると空は白く、少し見える空に合わせるとご覧のとおり暗~い写真になってしまい、とても良い写真は撮れませんでした。

今回ばかりは明るいうちが吉でしたね^^;。


さあ時刻もちょうど楽しみな夕食の時間となり、宿へ帰りすぐ隣のレストラン「西風和彩食館 夢鹿」へ向かいます。このレストラン夢鹿には7年前にもランチで伺ったのですが、その時の美味しさが忘れられず今回また湯布院へ来ることが決まった時にこちらのレストランで夕・朝食ができる「カントリーイン麓舎」さんにと宿を決めたのでした。

ちょっと落とし目の照明の中しっとりとしたJazzが流れ木を基調とした店内はとても雰囲気がよく、暖炉やピアノがあったりしてとてもおしゃれなレストランなんです。今回は6人なのでこちらの窓辺の大きめなテーブルに・・・。


今回私達が選んだ宿のプランはフルコースなんですが、それに加え特別サービスで一人に一本地ビールが付くんです。『ふるさと割」で安く泊まれた上に大サービスなんですが、家族はほとんどが下戸なので申し訳なかったのですが地ビールはおみやげにいただきました^^;。

私たち夫婦はせっかくなのでノンアルコールのカクテルをいただき食事がスタートです、なんと前菜の前の「アミューズ」から・・・、大マスのカルパッチョ。とてもさっぱりした美味しさでこの後の期待を膨らませてくれます。


そしてこちらが前菜。それぞれ大分・由布院名産の具材を使った5品で鶏やきのこ・野菜の旨味がバラエティ豊かに凝縮された美味しさです。


季節のポタージュはカボチャだったかな・・・、とても優しい味でした。


続いては海鮮の冷製パスタ、これがまた美味しかった。プリプリの海老やイカ・タコとあさりなどにオクラなどの地野菜の使い方が絶妙でとてもさっぱりとまたいい食感でいただけました。


と、ここで何故かデザート、えッ終わり?・・・聞けば「口直し」のラズベリーのシャーベットだそうです。品の良い酸味がなんとも言えず口の中に広がりましたよ。


口直しとくれば次がメインの肉料理なんですねえ、目の前に大きな皿のサラダに由布院産の米を使ったご飯とお漬物、そしてメインの大皿に美しく盛られた肉料理が運ばれ、例の女将さんから「記念写真をお撮りしますね」ということで一枚撮っていただきました。


これがメインの豊後牛のサーロインステーキ(A5級だそうです)、高千穂牛を含め美味しい宮崎牛や阿蘇ではとろけるような素晴らしいあか牛もいただいてきましたが、こちらも負けてませんねえ「締まった肉の中に口溶けの良さがある」というのかまたひと味違った美味しさでした。


サラダは地元で採れたシャキシャキ野菜だし加えてこちらのご飯がとても美味しくて「お代わりしてください」と言われたんですが、この豊後牛のステーキまでいただくともうほぼ満腹でとてもお代わりは無理というくらいのボリューム。

ほんと素晴らしかったですねえこちらの食事は、あとはこれでデザートとコーヒーで締めかなとお腹が落ち着いたその目の前に置かれたデザートがまた凄かった(笑)。

大きなお皿にチーズケーキにアイスクリーム・季節のフルーツなど4種類ものせられて出てきました。みんな目が点のようだった^^。しかしそこは女性軍、スイーツは別腹とばかりに綺麗に平らげていた・・・。


そしてようやく珈琲でお開きとなった、ほんとにボリュームたっぷりのそして素晴らしい夕食でした。​

宿の麓舎へ戻る途中に空を見上げたのですが、星は見えず。明日は晴れてくれよ~と願うばかり、


翌朝の準備をしながら、「そういえばMilchでかってきたチーズケーキはどうする、食べないの?」と聞くもさすがに先ほどの食事の後だけに誰一人「食べる」と言う者はいなかった(笑)。このあとそれぞれに3箇所あるこちらの風呂に別れて入ります、こぢんまりしているが内湯と露天のある風呂が二つと内湯のみが一つでどちらも貸し切りなのでのんびり入れました。温泉は透明でサラッとした感触、だが温泉感はしっかりしていて出た後の肌がツルツルだった。

翌朝私の撮影(5時起き)に付き合うのは四女くらいなのだが皆この日は早めに床についていた。

最終日の朝に続く・・・