恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

鳴らない電話

2005年05月21日 | 所感とか
携帯電話を一日携帯しているのに全く電話もなければメールもない、
そんな経験をされた方ってのは多数派なのかどうかわかりませんが、
今日の私は全くもってそんな状況でありました。
当然私に対して何の用件もないからこうなるわけですが、
さながら東京プリンの「携帯哀歌」な気分でございます。
携帯電話を使うことがないってことはその分、電池の減りは少ないっすね。
そんな悲しい利点を発見した所で、どうなんだって話ですが、
こんなことだけで物寂しさを感じるのも滑稽な話ですね。

一般論的な言葉を借りて述べるのであれば、
現代の日本人っていうのは四六時中誰かしらと繋がりを感じていたいのだそうで、
携帯電話を用いて用もないのに何となくメールしたりだとか、
パソコンでチャットに入り浸ったりだとかそんなこと珍しくもなくなりました。
自分自身でもそういう風に考えている面がないとは思いつつも、
心の奥底ではそうした繋がりというものを求めているのかもしれません。
考えてもみれば携帯電話やらインターネットなんてものは、
我々が高校生ぐらいからやたらと普及してきたようなもんで、
それ以前はそんなものがなくても交友関係というのは維持できてました。
しかし人間は一端便利な生活に身を置けばそこから質を落とすのは困難で、
多くの人は携帯を持ち歩かない生活というものを想像できないのではないでしょうか。
かくいう私もネットがない生活ってのはきついだろうしなぁ。
これもおそらく、「人」という概念ではないものの、
ネット上にある何かしらの存在との繋がりを失いたくないということなのかもしれません。
これが強度の依存症になってしまうといわゆるネトゲ廃人化してしまうわけですが、
一日何の繋がりがなかっただけでそんなことを考えてしまうこのご時世、
そういう下地は誰しも持ち合わせてるのではないでしょうか。

よくわかんないことをグダグダと続けてしまいました。
メールが来る時は一日にやたらたくさんのメールが来るのに、
来ない時は全く来ないのであって、その辺のバランス云々の話だったんですが、
なんだか私も精神的に病んでるようですね。
面倒事がさっさと解決してほしいと思う今日この頃。

恐懼謹言。
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雑魚独白録(前)

2005年05月20日 | 恐懼とか
なんか知らんが怒りを買ってるらしい。
いや、なにか心当たりとかがあるのであれば、わかるんだけど、
自分には一切思い当たる節がないのである。
足を踏んだ側は忘れているが踏まれた側は覚えているっていうのがあるけど、
ひょっとしたら今回もそういうことなのかもしれない。
自分では気付かないうちに何か相手の気分を害していたのかもしれない。
前に会った時は普通だったのにその日会ったら相手の態度がいきなり変わってる、
っていうのは本当に困ったもんである。
こっちはいたって普通のつもりで接しても無視されたり、
邪魔者であるかのような視線を送られているのは全く居たたまれない。
なんだよなんだよ、ってわけ。

まぁどんな人でもそれ相当の怒りでもなければ、
数時間もすれば怒りは冷めてくるもんなんだけど、
終日無視のし通しって言うのはおそらく相当のことなんだろうな。
しかしその怒りが自分だけに向けられてるならまだわかるけど、
それが関係のない人にまでとばっちりが及ぶのはなんとも恐懼に堪えない。
直接的な迷惑ってことじゃないけど、やっぱり空気って物は大事。
一部分だけであっても空気が澱んでいればその澱みは清浄な空気も澱ませる。
狭いコミュニティであればそれはさらに顕著になるって寸法だ。
もし自分に非があってのことなら率直に言ってほしいものである。
日本人の中には以心伝心という感覚が深く根ざしているように思われるが、
それはある意味で理想的な面であり、実際そこまで人間は器用じゃない。
伝えるべきことは声に出さなきゃ伝わらないのが現実だろうと思う。
これなくして態度から思いを察してくれというのは傲慢というものだろう。

しかし私もそこは子どもじゃないので、いつまでも意地を張ってても仕方がない。
相手から何のアクションもないのであれば、私から何かしら行動を起こさないと。
待ってるだけじゃ何も始まらないっていうのはこのことだけじゃないから。
まぁ今日明日ってわけにはいかないだろうけど、
これは当事者だけの問題じゃなくて、さっきも述べたように、
私の周囲に影響を及ぼす問題でもあるので、こんなことでゴチャゴチャしたくない。
争いを好まないのは多くの人間も同様でもあるはず。
どうせ一緒にいるなら楽しいほうがいいのは言うまでもないので。
全くもって降って沸いたかのような面倒事である。

恐懼謹言。
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実習に向けて諸々

2005年05月19日 | 日記とか
教育実習を間近に控え、今日は大学で友人と模擬授業。
前回はちょっとした個室だったので教室の雰囲気が出にくかったのですが、
今日はしっかりとした教室でホワイトボードではなく黒板。
これで教室にある程度大勢の人がいればいうことないのですが、
ある意味で私の思いつき企画だったので聴衆はたったの二人。
まぁそれでも実際の授業を行なう部分をそれっぽくやるということで、
前回にやった時以上に反省点がわらわら出てきてしまいました。
一応私も高校時代は日本史を一通り学んできましたが、
さすがにかれこれ4年近い年数が経つともはやその知識も断片的になります。
大学の中で専門に学んでいるものが現代史であるのに、
実習では江戸時代を教えるというのもはっきり言ってかなり不安。
必死になって高校の頃のノートを見直して付け焼刃的な知識をつけていますが、
正直な話、予備校通いして現在勉強してる高校生のほうが戦闘力が上かも。

自分自身で受験勉強に堪えうる知識をつけるってことは誰でも出来ますが、
お分かりのようにそれを噛み砕いて伝えるっていうのは難しいんですよね。
もちろん仕事にしたってなんだってそうなんでしょうけどね。
自分が現役時代に作ったノートなんかは受験勉強には使える代物ですが、
よくよく見れば事実を単に羅列してあるだけって部分が多くて、
授業ではそういった重要用語に関する説明なんかも必要だし、
当然それらの出来事に関する関係なんかも話さなければならないので、
まさに自分ではわかっているけど説明が難しいっていう言葉がピッタリな現象。
高校の授業と侮ることなかれ、かなり高度な知識をもっていないときついわけです。
そう考えると教師の皆さんって本当はすごい努力をしてたんだな、と改めて感心。
とりあえずは来るべき三週間に向けて恥をかかないようにする努力はしないとな。

模擬授業を終えた後は神保町で教育実習のため、三ヶ月ぶりに散髪。
神保町の周辺にはいくつもの美容室が軒を連ねており、
その競争も熾烈なものになっています。駅を出ると必ず美容室のビラを何枚も貰います。
こういうチラシっていうのはだいたい割引券的なものになっているので、
私はすでにこの数年間でビラを配っている美容室はほぼ全て回り尽くしてしまいました。
こういう店の特徴で、ビラを持っていって初回は割引になるものの、
次回以降は通常価格になってしまうので、割引価格になる初回だけ来店、
というのを繰り返しているうちに、ついに割引価格でカットできなくなりました。
本来は髪を切る所っていうのは一ヶ所に固定しておくのがいいんでしょうが、
どうしても割引に弱いのでこういうことになったんですがね。

今日も比較的値段の安い所でカットを済ませて、
夏に向けてそこそこ涼しい頭になることは出来たわけなんですが、
実家に帰ってみたら誰も私が髪の毛を切ったことに気付かなかったのはちょっと鬱。
まぁいちいち息子の髪形なんて気にしてないわけなんですがね、家族は。
それでも髪を切ったことを誰かに指摘されたいってのも人間の性。
かといって自分が気付くかっていったらそうでもないんですけどね。
自分がしてほしいことは人にもしよう、っていうのは私の生きる指針なんですがね。

恐懼謹言。
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快調な時刻表

2005年05月18日 | 所感とか
旅行好きな人というのは地図を見たり時刻表を見て旅への夢を膨らませます。
鉄道好きであれば時刻表を見て乗り継ぎなどを周到に計画し、
かつ旅行当日はその計画通りに行動することに無上の喜びを得ます。

まぁそんな前置きはいいとして、駅構内に立っている時刻表の件について。
次の電車はあと何分で来るんだろう、なんて時にふと目にする機会がありますが、
ここには電車の種別や行き先などを省略した文字が時刻と併記されています。
たとえば急行なら青数字、特急は赤数字でみたいな感じで、
さらに行き先が新宿ならその上に〔新〕みたいな凡例が表記されているのはご存知かと。
電車の種別や行き先が多数あればその分この凡例も増えますが、
今日ふと地元の駅にある時刻表を見て一人でニヤリしてしまいました。
いや、たぶん私が変な奴なのでこんなこと思う人は少ないと思いますが、
その時刻表の私が目にしたところに書かれていた凡例は〔快調☆〕
何となくネタ?と思わんばかりの表記に苦笑してしまったわけですが、
たぶんほとんどの人には面白くも何ともないと思います。
一人で「恐るべし、東京都交通局」と脈拍が上がっておりました。
で、この〔快調☆〕の意味は快調=快速調布行ってのはわかりやすいんですが、
次の☆は「19~22時台の快速調布行は、調布で急行橋本行となります。」
ってことらしいんです。まぁここを見ていただければわかりやすいかと。

おそらくこの☆が○とか△だったらここまで滑稽じゃないことでしょう。
メールなんかで女性が好んで使う☆であるからこそポップな感じが出るわけで。
ぜひともこの時刻表の凡例に名前負けしないよう、
人身事故や強風、悪天候にもめげずに終点まで快調に走ってほしいものです。
そんなものを発見した私の一日が快調かと言えばまったくそんなこともなく、
授業がないのに大学までわざわざ出向いたら教授が不在だったとか、
バイト先で恐懼に堪えない思いの連続でお世辞にも〔快調☆〕とは言えない一日でした。


恐懼謹言☆
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生き方もいろいろ

2005年05月17日 | 日記とか
大学の授業で卒業論文の構想報告を行ないます。
例によってこういうのはギリギリにならないと手をつけないので、
前日も飲み会から帰ってきて、酔った体でダラダラとパソコン打ち込み。
頭の半分ぐらいしか働いていないので、レジュメ作りで精一杯になり、
とりあえず用紙を埋めるだけ埋めてそのままシャットダウン。
でもって朝起きたら授業開始までの余裕がない時間帯になっており、
レジュメすら印刷してないのに、取るものもとりあえず学校へ。
なんせ自宅にプリンターがないもんで、大学のパソコンから印刷しなければならず、
しかもゼミメンバー分のコピーもしなければならないので、
いざ報告となったところで、喋る原稿など用意してないので頭真っ白。
結局は手元に置いた参考文献を頼りにダラダラと話しつづけるも、
要点がまとまってないだけに一人で30分近くも浪費させてしまいました。
おかげで後の報告者の方々は駆け足の報告になってしまうという、
なんとも恐懼に堪えない事態になってしまうのでありました。
人に迷惑をかけないためにもしっかりと準備は周到にしないと。教育実習然り。

そんな発表を終えたあとは地元に帰って中学時代の連中と会食。
この面子で集まる時には酒の力を借りなくても話が咲くのが良い所で、
この日も地元唯一のファミレスビルディで近況報告などを含めて雑談。
資格取得をしきりに勧める男、大学を中退して専門学校への道を選んだ男、
ホームセンターの契約社員になって死ぬほど働かされている男、
葬儀屋勤務4年になるのに実は最近バイトなんじゃないかという疑惑のある男など、
実にその経歴が豊かな方々ばかりですが、その話の内容も多岐にわたり、
政治、株、学歴、給与、今後の萌え市場の先行きなど話は際限なく続きました。
大学にいってるとどうも同じような立場の人が多いので、
たまにはこうした人と食事をするというのもいいものです。
やはり何をするにしてもその分野での基礎・下地が出来てないと厳しいんですね。
社会に出て飯を食っていくことの大変さを改めて教えられた気がします。
私も教員の夢に挫折した際の逃げ道として、何か資格を取っとかないとな、
とか惑わされてしまったような感もありますが、今はとりあえず目先の夢を追いますかね。

恐懼謹言。
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落ち着きがない

2005年05月16日 | 恐懼とか
学校が五時半からなので二時ごろまでベッドの中。
で、授業が終わった後は去年の教職ゼミのメンバーで飲み会。
教育実習を直前に控え、それぞれの状況などを粛々と話し合うことに。
やはり教育実習は楽しみな一面もあるものの、それに伴う不安もあるわけで、
そういったメンバーで腹を割って話し合うっていうのはいいものです。
結局は教育実習関連の話題だけに留まらず、
メンバーの色恋沙汰の話にも発展していくわけなのですが、
その中で私がとある女性に言われたダメ出しが心に残りました。
なんで彼女ができないんだとかそういうことに関連してだったと思いますが、
年齢が二回りぐらい上の御大曰く、「落ち着きがない」と。
なんとまぁ、自分では感じていなかったことだけに、
なんとも狼狽してしまいました。そんなに私は落ち着きないんだろうか。

考えてみても私はどちらかといえば冷笑主義的な人間で、
中学校や高校でも周りの盛り上がっているノリに合わせるでもなく、
ただひたすらに自分の道を歩んできたつもりで、
比較的自分でも年齢の割には落ち着きすぎているぐらいだと思っていました。
なんせ中学一年生の時に大学生と間違えられて、
新宿で街頭アンケートの声をかけられたこともあるぐらいで。
大学生になってからはそれなりに大学生相応に合コン的なものも
いくつか場数を踏んできたわけですが、それがイコール「落ち着きがない」
っていうことにつながるんでしょうかね。
もっともその方にはそういう事実はご存知ないはずなので、
こうなってくると私からは「落ちつきがない」オーラが出まくっているのかも。

果たしてこの「落ち着きがない」というのはどういう意味があるのかと考えてみます。
まずは女性関係に関しては特に色んな女のケツを追いまわしてるわけでもなく、
私自身の挙動に関してもそこまで不審ではないと思ってます。
何をもって「落ち着きがない」と評されたのか、
今一度自己分析をしなければならないところではありますが、
率直にダメ出しをされると自分に自信がなくなってきてしまいますね。
そういや、先日バイト先でも同僚女性に「女々しい」と言われたこともありました。
そうすると「落ち着きがなく、女々しい男」というのが
私自身をあらわす適切な代名詞ということが出来るかも知れません。
こんなありがたくもない称号はなるべく早く返上したいものです。
嗚呼、情けない。

恐懼謹言。
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チラシの裏

2005年05月15日 | 日記とか
バイト4連勤最終日。さすがに疲れが溜まりますな。
しかも前日は明け方まで自宅で友人2名とアホなことやって飲んでいたので、
体の重みも一段と増加するというもの。自業自得ですが。
で、例によって昼頃起きて新宿まで出勤。
5月のはじめ頃まで暖かい日が続いていたというのに、
なぜか最近は季節が逆流したかのように肌寒い日が続きます。
昨日なんかも雨が降ると言ってて降らなかったり、なんとも安定しない天気。
今日も一部で夕立の予報が出てましたが、案の定崩れました。

家を出て最寄の駅に行くまではいたって好天で、
雨が降るなど微塵も考えていなかったのですが、
電車で約30分かけて新宿に辿り着くと、晴れているのに地面が濡れている。
あんなに天気がよかったのになんでだろ、という疑問をもちつつも、
バイト先でいつものように勤務を続けていると、俄に天気が怪しくなります。
最初は小雨だったので、すぐにやむだろうと思ったら大間違いで、
雨足はどんどん強まり、路面から雨粒が跳ね返るぐらいの土砂降りに発展。
そうなると気になるのはバイト先で干している洗濯物。
ビルの屋上に洗濯物を干す場所があるのですが、
雨が降るなどと思っていなかったので、普通に外に干してたわけなのですが、
さすがにこの雨じゃまずいってことで、私が取り込みに行くことに。
外に出てビルの屋上に到着するとさらに天気は悪化し、
おまけに雷まで鳴り始めるという荒れ具合。
洗濯物の取り込みに傘など持っていけないので、わずかな時間でずぶ濡れに。

で、やっと取り込みが終わって室内に干し代えて安心していると、
今度は空からは太陽が差し込んでくるという光景を目の当たりにし、
何のために走って洗濯物を取り込みにいったのかアホらしくなっちまいました。
焦り損でもあり、かつ濡れ損という事態だったわけですが、
それにしても春の天気というのは変わりやすくて面倒ですね。
服装にしてもやっと夏に向けて薄着にシフトしていたのに、
またしても寒くなってジャケットを慌ててタンスから出したり。
こうして季節は一歩ずつ進んでいってるということなんでしょうな。
学生として残された時間もそれに連れてあと僅かになってますが、
果たしてそれまでに何をすることができるのか。
こんな何もない1日でも時間は確実に流れてるわけで。

恐懼謹言。
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領収書と宛名

2005年05月14日 | 日記とか
バイト先での一幕。
私は店内でレジの業務を行なっていたわけで、
まぁいつものように色々と注文を聞いたり金銭の受け渡しをするんです。
で、中には公金を使って飲食する方々もいるので、
そういう方々からは領収書を求められることがよくあります。
で、厄介なのはこの領収書の記入なんですが、
当然こちらが領収したわけなのでこちらで書くことになりますが、
この宛名を聞いて領収書に書くのが面倒でもあります。
有名企業の名義で領収書の宛名を書くのは別にいいんですが、
中にはアルファベットやらカタカナが複雑に並んだ社名なんかを言われ、
一度で聞き取れずに聞き返すと逆ギレしてくるなんてこともしばしば。
名刺を渡して「これで書いて」っていう親切な人もいるんですけどね。

話がそれました。で、今日の領収書にまつわるお話。
私がレジをやっていて注文にきたのは三人組の若者。
彼らの外見は今風な若者ではなく、偏見を恐れずに言えば秋葉原的な方々で、
領収書を切らせる飲食ということもあって、ケーキを注文するわ、
ドリンクも一番でかいサイズのものを注文するわで、まさに公金様様。
でまぁ三人の飲食分で2000円弱だったわけなのですが、
いつもの領収書発行の時のマニュアルで、「御宛名はいかが致しますか?」
と、お決まりの台詞で問いかけを行ないます。で、返ってきた返事が、

「ひらがなで『はちみつくまさん』でお願いします!」

元気溌剌、笑顔で私に申し付けるこの小太りな若き男性と、
「はちみつくまさん」という可愛げな名前の団体がどんな関係なのか意味不明で、
失礼なことに私は軽く吹き出してしまいました。タジタジになりながらも、
「え、と、『はちみつくまさん様』でよろしいですか・・・?」
と復唱、確認するのですが、向こうは少しも臆することなく「はい」、と。
無事に領収書を受け渡したあとも彼らへの疑問は晴れることなく、
なんともすっきりしないのでありました。
なんなんだ、はちみつくまさん…。

まぁ私の中でこの語呂に関しては思い当たる節がないこともないのですが、
それが流行ったのも、もはや数年前の出来事のような気もするし、
今さらネタとして適当な名前で領収書を貰うってのも変な話です。
しかしまぁ私の知る範囲でこのことを考えると、
あのお客さんは私に「ぽんぽこたぬきさん」と返答して欲しかったのかも知れません。
いや、これこそ知る人ぞ知るネタなのでよーわからんという人は、
この二つをネットで検索してみるといいかも。
しかし不可解な領収書の宛名でありました。

恐懼謹言。
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警視庁の策略

2005年05月13日 | 日記とか
バイトが終わって九時過ぎに電車に乗っていつもの家路へ。
私が電車に乗る時はだいたい読書をしているわけなのですが、
今日はたまたま持ち合わせる書籍がなかったので、音楽を聴きつつ、
ぬぼーっとしてました。こんな時に何となく目に入るのは車内広告。
週刊誌記事の見出しだけを見ていろいろと想像を膨らませてみたり、
それに飽きると乗り入れ先の路線図をダラダラと見ていたり、まぁそんな感じです。
そんなことも長続きしないのですが、今日は一風代わった車内広告を発見。
警視庁が掲載している広告で、未解決事件への協力を呼びかけるものなのですが、
何となくツッコミどころ満載な広告だったので印象に残ってしまいました。

その広告と同じものが、警視庁のHPに掲載されていたので参照してほしいのですが、
だいたいの書いてある要点を書くと↓こんな感じ。
「平成17年バレンタインデー(2/14)深夜、府中市宮西町一丁目に所在する信用金庫駐車場内において、男性職員が刃物で刺され殺害される事件が発生しました。」
とまぁここまで読んだだけでも重要な日付を括弧書きにしてバレンタインデーという
言葉をメインにもってくる警視庁らしからぬ物の言い方にひとまず突っ込みたくなります。
バレンタインデーってそんなに重要かなって感じですが。
まぁカップルの方々はその日のことをよく覚えてる可能性もあるので、
ああ、あの日の夜のことか、ってなることを狙ったのかもしれませんが。
ちなみに警視庁HPではバレンタインデーの文字はなく、日付だけです。
でまぁ文章に関してはこんな感じなのですが、
その次に掲載されている写真が犯人の似顔絵とか特徴から推測した想像図とかなら
わからんでもないのですが、でかでかと掲載されているのは、
「犯人が持っていた時計です」と銘打った犯人がしていた腕時計の拡大図なんです。
GUESS、WATER PRO、文字盤は銀色、ステンレス製ジャバラ式バンドなどなど、
腕時計に関する特徴が事細かに記されているわけです。
おまけに「この腕時計に関する情報を求めています」と書かれている始末で、
犯人を探してるんだか腕時計を探してるんだかさっぱり意味不明。

おそらく警視庁としても手がかりが全くつかめず、
困った上に苦渋の決断として掲載したんでしょうが、
私から見ると逆にユーモアを利かせてこんなことしてんじゃないか、
と勘繰ってしまいたくなるようなデザインでありました。
果たして腕時計を公開した所で同じ物をしてる人はいるだろうし、
どうせなら犯人の特徴をメインにした広告にしたほうがいいんじゃないかと。
全く持ってどんな意図をもってこんな広告を出したのか、
警視庁の意図するものはなんなのか謎は深まるばかりです。
まぁこの広告が手がかりになって犯人が逮捕されれば、狙い通りなんでしょうが。
変にユーモアであれば、それはそれで注目を得ることはありますからね。
ひょっとすると今後は京王線ユーザーの方から自分の腕に視線を感じるかもしれません。

犯人の逮捕・事件の解決および被害者の方のご冥福をお祈りいたします。
恐懼謹言。
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十数年越しの和解

2005年05月12日 | 恐懼とか
バイト先の先輩から酒のつまみに最適な豚の角煮をいただきました。
もともと先輩の戴き物であったらしいのですが、
私の日々の酒びたりな生活を聞き、それに対するご配慮としてのお裾分け。
意気揚揚と家に帰って酒の肴にすべく伊勢丹の包みを開封してみると、恐るべき文字が。
その豚の角煮は神奈川を代表する鎌倉ハムブランドの代物でありました。
いや、それがなんだって話ですが、幼き頃に鎌倉ハムに対して色々複雑な思い出があり、
それ以来鎌倉ハムには私の中でダメなイメージが先行。

あれは小学校の低学年ぐらいの頃だったでしょうか、
父親に連れられて東京ドームで開催された全国名産品の物産展を訪れました。
全国津々浦々の名物を出店するブースが軒を連ね、数多くの客で賑わっており、
私と父親は特に買い物をするわけでもなく、ブースに用意された試食品を漁っていました。
そりゃもう全国からの出店であるだけに、試食する数も半端ないわけで。
で、その当時から私はエコを志す人間であったのか定かではありませんが、
いろいろなブースで出される爪楊枝をわずか一回で捨てるのはもったいない、と思い、
とある一つのブースで貰った試食品についている爪楊枝を使いまわすことにしました。
たいしたことのない節約根性ではありますが、
小学生の時分としてはこれだけでも充分に環境保護のために一役買った、
とある意味で俺は地球に優しい男だ、っていう自己満足に浸ることができるわけで。
今からしてみれば爪楊枝やら割り箸は廃材利用品であるので、
大いに消費したほうがいいということを知っているのでこんなことはしませんが。

んで、一本のマイ爪楊枝を持参したまま私と父親は神奈川県のコーナーへ。
神奈川の名産品といえば小田原のかまぼこなんかが著名ですか、
それよりも肉好きな私はあの鎌倉ハムのブースへ足を運ぶことになります。
それまでのようにマイ爪楊枝で楊枝の刺さっていない肉を突き刺そうとする刹那、
売り場のオバハンが私の手をピシャッと叩き払います。
「何やってんのよ!汚いじゃないの!まったく。」という台詞を吐きながら、
私のことを汚いものを見るかのような視線で睨み付けておりました。
別に楊枝で他の物まで突き刺しまくってるわけでもないっていうのに、
何でこんな剣幕で怒られるのか今考えても全く意味不明で、
私の幼き頃の自尊心はものの見事に突き崩されてしまう結果になりました。
隣にいた父親が軽く詫びを入れて事なきを得たわけなのですが、
この一件以来、私の中では「鎌倉ハムは絶対に買わねぇ」と結論付けられました。
幼い頃の思い込みというか拒否反応は強烈なものがあり、
それから十数年たった今尚、鎌倉ハムという名前には敬遠してしまうのです。

そんな鎌倉ハムと数年ぶりに意図せずして再会することとなり、
十数年ぶりにやっとその確執を解くときがやってきた、ということになります。
風呂上りに意を決してこの戴いた角煮をビールとともに口に運ぶことになりました。
なんだ、普通にうまいじゃん。
いや、そんな名物になるようなもんなんだから不味いわけないんですけどね。
パック品でありながらも上品に口の中でとろける脂と、味付けが絶品。
まぁ結局は幼い頃の私怨を鎌倉ハムというものに投影してただけなんで、
これを機に思い込みを増長させて拒否反応を起こすのはやめるようにしたいもんです。
私の唯一の苦手な食べ物であるラッキョにしても人間関係にしても。

恐懼謹言。
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