久しぶりに落語を聴きに行きます。
鈴本の喬太郎師匠も気になるところでしたが、月曜ということで定休日。
ということで、西巣鴨の四の日昼席へ。
コンパクトな会場なら難聴の影響も軽微。
ここではいつも楽しませて貰っています。
開演間際に駆け込むと、席は9割近く埋まっておりました。
月曜の昼から人気の高さがわかります。
「千両みかん」 左橋
「たがや」 文菊
-仲入り-
「ひろしのおっかけ節」駒治
「唐茄子屋」 馬石
開口一番はやまと師匠。
先日のauの電波障害をマクラに一笑い。
ネタは「宮戸川」ですが、お客さんも慣れていて安心して楽しめますね。
続く左橋師匠は物価高の話から、農作物の話へと続いて夏の噺、「千両みかん」へ。
トリネタでもかかりそうな、そんな噺ですが、蒸し暑いこの日にピッタリ。
夏ならではの噺ですね。
仲入り前は文菊師匠。
鈴本の夜のトリをとっていますが、
この日は月曜のためお休み。
寄席や芝居の大向こうについてあれこれ。
文菊師匠から聞く「たがや」も初めて。
これまた夏に楽しい、スカッとするそんな噺でした。
仲入り後の駒治師匠は、氷川きよしのライブに行ってきたことに着想を得た新作。
「ひろしのおっかけ節」という、今回が2回目という新しい噺。
氷川ひろし(こおりかわひろし)なるアイドルと、
その追っかけのおばさまの話。
実際に氷川きよしのコンサートなんか、こんな感じでパワフルなおばさまがいるんでしょうね。
駒治落語に出てくる女性の描き方も毎度楽しくて面白いですね。
今後も寄席でかかるのかな?
途中で携帯鳴ったのが残念。
トリは馬石師匠で、「唐茄子屋」。
これもやはり暑い夏の日の噺ですね。
噺の冒頭、若旦那が勘当されるあたり、
ちょうど来週の四万六千日にかけて、
「船徳」かなと思ったのですが、
普段あまり聞かない「唐茄子屋」でした。
放蕩者の若旦那と、面倒を見るおじさん。
唐茄子を売る手伝いをする町人まで、
みんな憎めない、人間らしさのあるそんな人たちの生き様が面白いですね。
季節感たっぷりの夏の噺と、
出来たばかりの新作を満喫できて、
久しぶりのスタジオフォーは大当たり。
4のつく日になかなか来ることはできないものの、
魅力を改めて感じた1日でした。
恐懼謹言。
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