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トルコ主導のチュルク協議会は「チュルク系諸国機構」と改称   トルクメニスタン初参加、将来はアフガニスタンも加盟国へ

2021-11-29 12:31:50 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月29日(月曜日)
通巻第7138号   
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 トルコ主導のチュルク協議会は「チュルク系諸国機構」と改称
  トルクメニスタン初参加、将来はアフガニスタンも加盟国へ
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 中央アジア情勢も政治、経済提携の國際機構が重複している。
組織によって目的も加盟国もことなり、ややこしいが、とりわけ理解に苦しむのがチュルク協議会(OTS)だった。
2021年11月16日からイスタンブールで開催された同会議は、チュルク系諸国機構と改称され、加盟国も増やしていくこと、中国とロシアへの依存はバランスを取ること、経済協力やコロナ対策支援などが討議されたが、ウイグル問題は議題とならなかった。
会場の外では東トルキスタン独立を叫ぶウイグル人組織の集会が開かれた。イスタンブールにはウィグルからの亡命者がコミュニティを形成している。

 チュルク系諸国機構の加盟国はトルコ語を喋る国々の集まりとされ、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンに提唱国のトルコ。オブザーバーにハンガリーとトルクメニスタンが加盟し、将来的にはウクライナとアフガニスタンの加盟を視野に入れている。タリバンの政府転覆がなければ、加盟寸前の段取りだったという。
 加盟を前向きに検討しているウクライナには少数のタタール人、ハンガリーは遊牧人突厥の末裔、アフガニスタンにもチュルク語語族がいる。ペルシア語のタジキスタンは最初から除かれている。

 これとは別にロシア主導の「中央アジア協力機構」は、旧ソ連中央アジア五ヶ国のうち、トルクメニスタンをのぞく四カ国に中国、ここのベラルーシ、アルメニア、ウクライナ、モルドバが加盟している。

 また中国主導の上海協力機構(SCO)は、中央アジア四ヶ国にインド、パキスタン、イランを加えて、おもにテロリズム対策である。

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