沖縄・台湾友の会

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米下院中国問題委員長マイク・ギャラガーらが「六四記念館」を見学    天安門事件を風化させない、共産党の本質を知って欲しい

2023-09-14 19:03:09 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月15日(金曜日)
        通巻第7911号 <前日発行>
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 米下院中国問題委員長マイク・ギャラガーらが「六四記念館」を見学
   天安門事件を風化させない、共産党の本質を知って欲しい
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 NYはエンパイアステーツビルの近くに六四虐殺を風化させないための「天安門事件記念館」が開設された。23年6月、王丹ら当時の学生指導者が記者会見を開き、このニュースは世界を駆け巡った。
 NYのど真ん中、六番街894番地のビルに開設されたこの記念館は、全米の華人等を中心に50万ドルの寄付を募った。
民主の女神像のミニチュア版やさまざまなスローガンなど100点以上の文化的遺物が展示されている。当時の民主活動家が使用していた印鑑、手紙、版画、販促資料用の高速謄写版機、香港民主化運動の展示室等々。

 米国下院の中国に関する特別委員会のギャラガー委員長がニューヨークの天安門広場記念館を訪れたことはニュースである。現職の下院に有力議員の訪問は初めて。ギャラガーは「米国は中国のWTO加盟を支援したことで大きな間違いを犯した。中国共産党に対する幻想がある」と述べた。 

 マイク・ギャラガーは9月11日に米国の対中投資のリスクに関する公聴会を開催した後、 12日午前にヒントン議員を伴った。人権団体「中国人権」の周鳳索・常務理事の説明に、時折感嘆の声を上げながら注意深く聞いた。

「中国共産党に対する我々の無邪気で希望的観測は、ずっと前の1989年6月4日に終わっているはずだった。このマルクス・レーニン主義政権の性質は、少なくとも中国共産党が主張する何ヶ月も前に明らかになった。冷戦終結後、彼らは自己満足し、人類は歴史の終わりに達し、中国共産党は民主的な価値観と制度に向けて発展すると信じていたが、その結果は大きな間違いであり、「競争」を招いた」。

ギャラガー委員長は「ウォール街の幹部に対し、制度の不安定による損失から中国の軍事近代化支援のモラルハザードや深刻な人権侵害に至るまで、中国でビジネスを行うリスクを評価する必要がある」とし、「ニューヨークの金融界のリーダーたちがこれらのメッセージを聞いてくれることを望んでいる」と訴えた。

「台湾の声」【書評】「李登輝の箴言」不世出のアジアの指導者が残した箴言の数々から七つを選んだ

2023-09-14 19:00:58 | 日記
【書評】「李登輝の箴言」不世出のアジアの指導者が残した箴言の数々から七つを選んだ

林 建良『李登輝の箴言』(ダイレクト出版)

     政治評論家 宮崎正弘

http://taiwannokoe.com/ml/lists/lt.php?tid=jo7D1UAuUxSHvBBZYT6+BSkw1nvOAYxrq86Je1o1hBetoPZ0nJVJa674vTtHYffk

「我是不是我的我」(わたしはわたしでないわたしだ)
  不世出のアジアの指導者が残した箴言の数々から七つを選んだ

「日本よ、アジアのリーダーになれ」
著者の林 建良医師は、政治の裏方で李登輝のスピーチライターを務めていた。だからこそ語れる「日本精神を持った台湾リーダー」の素顔。
台湾と日本を「自分の二つの祖国だ」と自己認識されて、武士道精神を台湾政治に実践したたぐいまれな指導者・李登輝総統が、日本人にどうしても伝えたかったこととは何か?
 評者も、じつは何回も李登輝総統にはお目にかっていて、現職時代は総統府で、退任されてからは大渓の別荘、台北の自宅、そして近郊の氏のシンクタンクでは数回。後者のシンクタンクでの面会時は、この本の解説を書いている政治学者の藤井厳喜氏も一緒だった。来日されたおりも後藤晋平賞受賞の国際文化会館の控え室や、講演会のおりは帝国ホテルで。
 或るとき、お土産に木製の栞を頂いた。そこには氏自身の字で、
「我是不是我的我」(わたしはわたしでないわたしだ)
と彫ってあった。いまも大事に使っている。
中国が猛烈に妨害し反対したが、退任後の李登輝総統は何回か来日され、どこへ行っても歓迎の人並みがあった。念願の芭蕉記念館も訪れた。
周南市にある児玉神社境内には李登輝氏が揮毫して石碑がでんと聳立している。そのことを言うと嬉しそうに相好を崩された。
氏の「浩気長存」と書かれた雄渾な揮毫である。
http://taiwannokoe.com/ml/lists/lt.php?tid=gCL9uE54g16v7fXj30t2ZSkw1nvOAcxrq86Je1o1hBetoPZ0nJVpa674vTtHYffk
(児玉源太郎は徳山出身。現在の周南市)

周囲が反対しても、「どうしても行くのだ」と固い決意で靖国神社を参拝された。武士の魂魄を了解していたからこそ果敢な行動を伴ったのだ。

李登輝元総統からこれを日本人に届けて欲しいと託された原稿をもとに七つの明確な指針を示した。

それらは「誠実自然」(これは武士道の「武士に二言はない」から来ていると李登輝氏は解釈した)。三島由紀夫や安倍晋三が好んで揮毫したのは「至誠」だった。
「金で解決出来ることは総て小事」。
「安易にカードを切るな」。
「敵を使える智恵と器量を(持て)」。
「トラブルメーカーになることも必要」。(馬英九にインタビューしたとき、『私はトラブルメーカーにはならない』と言っていた)。
「信仰心を持つことはリーダーの最重要条件」。
「私は私でない私だ」(これこそ李登輝哲学の集大成である)。

以上七つの箴言の細かい解説と思想のバックグランドは本書に当たっていただきたい。
なお本書には貴重なカラー写真が16ページ、文中にも初めて見る珍しい写真が多数挿入されている。

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台湾の声


ハイテクの機密漏洩はサムソン、SKハイニックスの関連企業経由   中国に半導体技術は韓国から漏れていた

2023-09-14 18:59:38 | 日記
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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月14(木曜日)
        通巻第7910号 
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 ハイテクの機密漏洩はサムソン、SKハイニックスの関連企業経由
  中国に半導体技術は韓国から漏れていた
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 以下は『コリア・タイムズ』(英字紙)9月13日付けの記事である。
 「ソウル裁判所は9月13日(水曜)、SKハイニックスの下請け会社幹部に対し、同社の中核半導体技術を中国に漏洩し、サムスン子会社から先端技術を盗んだ罪で懲役刑を言い渡した。
 SKハイニックスのサプライヤーの副社長と他の従業員7名は、2018年以降、HKMG(High─K Metal Gate)として知られる半導体製造技術を中国のライバル企業に漏洩した疑いで起訴されている。また、彼らは洗浄装置の開発でも起訴されている。サムスン電子の子会社であるセメス社の元従業員が入手した盗まれた設計図や業界機密を使用し、中国に輸出した。
 ソウル中央地裁は不正競争防止法違反と産業技術保護法違反の罪で59歳の幹部に懲役1年を言い渡したが、法廷での拘留は免除された。裁判所はまた、他の従業員7人に執行猶予付き懲役または罰金を言い渡し、下請け会社には4億ウォン(30万1072ドル)の罰金の支払いを命じた。しかし裁判所は、被告らがSKハイニックスと共同生産した半導体洗浄装置の仕様を他の企業に通知したという主張を、契約書に関連規定が欠如しているとして棄却した」(引用トメ)。

 技術評価の専門「テクインサイト」は、中国ファーウェイの新スマホに使われた半導体が7ナノか、どうか。また供給元は何処かを調べていたが、「DRAMとNANDは韓国SKハイニックス製である」とした。

 SKハイニックスはただちに声明を発表した。
 「2020年9月15日の米国の輸出規制以来、我が社は、サムスンとともに一切、中国には販売しておりません」
 中国は今後の世界の半導体のルールを中国主導で行うと発言してきた。ファーウェイのスマホはアップルに新型iPhone発売の前日を狙った。そのうえで公務員、軍警察のアップル使用を禁止した。

 とくに7ナノ半導体を獲得できなくとも、すでに中国には世界の貨物輸送のシチュエーションを把握するデータセンターを完成している。

米国は「中国政府が米軍貨物の輸送を含む機密データにアクセスし、管理できるようになる可能性がある」と警告している。
これは中国運輸省の監督下にある Logink のことを指し、世界中の配送と貨物の移動に関する情報を収集し、データ管理を提供している。米国の議員らの懸念は、世界の海運物流とデータへのアクセスと管理における中国の優位性であり、「安全保障上のリスク」としている。

最新の警告は、数年前まで親中派だった民主党系のシンクタンク「ブルッキングス研究所」報告書にも言及がある。
「物流情報サービス プラットフォーム」を自称する Logink は2007 年開始され、2010 年には北東アジアの地域ネットワークの一部となり、2014 年以降は世界的なプラットフォームになった」。