消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

ちょっとした庭仕事でも、なにかやったつもりになれる人

2017年02月25日 13時26分02秒 | 手づくりあれこれ
  伊豆の暇つぶし、ちょっとした庭仕事

 昨24日夜は、ブログ更新を試みているうちに、庭仕事の疲れか、眠気大王に負けてしまいました。

 庭仕事と言ったって、真似事もいいとこでたいした仕事などしないのですが、ちょっと動くとその夜はバタン、キューです。
 ほんの小手先の庭仕事しかせんのに、なにかやったつもりになれる人はまことに幸いであります。

 じゃ、なにをやったんだい、ってことですが、
 まず、近くの道端に積み上げてある切り株のうちから、手ごろなものをふたつ車に積んで来ました。
 高さ5、60センチのものと1メートル弱ぐらいのもの。大きいほうは20キロはある重さでした。

 庭仕事の合間にひと休みするのに、なんかちゃんとした椅子じゃないものがないもんかなと考えていたところ、 この一帯を管理している事務所が徒長した雑木を伐採して薪ストーブを使っている家に提供している切り株の山が目に付きました。ぴーん、とひらめきましたね、こいつは使えるって。

で、わっせ、わっせと持ち込みまして、切り株の、切断面の両側に雨対策として茶色ペンキを塗りました。三度塗り。

    

 近日中に、庭の適当なところを浅く掘って地面に少し埋め込むつもりです。
 腰かけ代わりの切り株! 年寄りくさっ!と言えばまさにそのとおり。


 そのあと、エンドウのツルが伸びやすいよう、工夫してみました。
 わらを何本かまとめて根本をしばったやつをいくつも作り、エンドウ苗のあたりに先っちょがさわる程度にぶら下げてやった、というわけです。

       

 これで、ツルがからみやすいはずです。


 それから、ちょっとばかし、ジャガイモを植えつけました。種芋は、野菜ストックのなかにあった使い残し2種類を代用しました。
 なんという種類なのか、紫の芋ともうひとつ、メイクイーンだっけ、顔が長いやつです。写真を撮ろうと思っていたのですが、気がついたら、もう植え付け終わりで、畝の写真になってしまいましたので没にしました。

 ジャガイモの種芋を買う際にいつも不満なのは、食べるために売っているのよりかなり値段が高いこと。
 ことしの春植えは、もうこれで間に合わせるつもりです。

 というようなわけで、部屋に戻ってきてひとっ風呂浴びて、切り昆布とさつま揚げの煮物で濃い目ハイボールを呑んでいると、たちまち冒頭のような眠気大王のおでましとなったのであります。

    

 なお、当クンちゃん山荘の定番惣菜は、①昆布の煮物(佃煮ではなく、普通の煮物程度の味付け) ②きんぴらごぼう ③ひじきの煮物 ④今回の切り昆布とさつま揚げの煮物で、これが順繰りに回っていくのです。

「えだまめひじきご飯」をつくってみた!

2017年02月14日 09時04分22秒 | 手づくりあれこれ
   里は春、山は雪

    2017年2月14日午前8時30分撮影 Photo by kunchan
   

 あさから晴れ上がり、日はさんさんと降り注いでいるのに、どうも外の様子がおかしい。
 がぁーという音とともにほぼ毎日通るLPガス屋さんのトラックも通らなかった気配。

 で、ベランダから下を見ると、なんと雪。
 昨夜から早朝にかけて、雨雲が通り過ぎたのか、うっすらと雪化粧しているのです。

 うちの前は坂道なので、このくらいの雪でも普通タイヤでは無理。滑って走れません。
 車が通らないわけです。

 きのう、海岸部ではとっくに春!という記事を載せましたが、クンちゃん山荘あたりはまだこのような塩梅です。

   

 で、なんだっけ。
 そうそう、きのうクックパッド見て、「枝豆ひじきご飯」というのを作ってみました。 えだまめひじきご飯はこちら
 このところ、BC級グルメサイトの観あり、となっておりまして恐縮です。

 ヒマ人には、目先を変えた調理は絶好の暇つぶしになります。調理と言うのもおこがましいかな。混ぜるだけ、と言えないこともないなあ。

   

  

春の到来を告げる新わかめのしゃぶしゃぶ

2017年02月13日 00時13分27秒 | 手づくりあれこれ
      伊豆は春、桜も、わかめも!


       

 クンちゃん山荘のある山の上から海岸部に下りますと、そこには一足も二足も先に春がやってきていました。
 寒い、寒い、と縮こまっている山の上と海岸部の標高は、たかだか400メートルぐらいしか違わないのに、うそのような話です。
  
 河津桜はすでに終わり加減となっており、ソメイヨシノも満開に近く、木によっては早くも散り始めているのです。

 この時期、伊豆に春を告げるのが春告魚ならぬ「新わかめ」です。

 新わかめは1月中旬から4月中旬ぐらいまで、おそらく地場だけに出回り、とてもやわらかくてうまいです。関東では加熱済みのものしか出回っていないように思います。
 伊豆の店先には、5月のGW連休ぐらいまで今と同じような黒光りの顔で平気であらわれるのですが、4月下旬以降はもう硬くてまずい! こんなのもっともらしく売ってんじゃねーよ、という代物に変わってしまいます。
 何年か前のGWに来客があり、たまたま新わかめを目にしたので、飛びついて「これはうまいから!」と出したら、妙な顔をされてしまいました。おかしいな、と食べてみたら、とてもとても食べられたものではありません。


 さーて、今ごろ出回るうまい新わかめの代表的な食べ方は、「しゃぶしゃぶ」です。

 さっとゆすいで水を切り、ざくざくと切り分けた新わかめは、こんなもんほんまに食べられるんやろか、というような顔をしています。

   
 
 次に、だしなしの単なるお湯を火にかけ、しょうゆ、だいだいとか柚子など、そういうものがなければしゃあないので、市販のポン酢、七味などを用意します。

   

 あとは、わかめをさっと湯にひたして、用意のポン酢で食べるのです。
 先ほどの黒い顔は、たちまち緑色に変わり、見るからにうまそうです。硬そうに見える部分も食べてみるとやわらかく、歯ごたえがたまりません。

   

 こうして、伊豆の夜は更けてまいります。

 では、また!

とりの胸肉を「じぇれまいあ式」でやわらかく、ジューシーに!

2017年02月11日 18時30分21秒 | 手づくりあれこれ
   じぇれまいあ式は効果絶大!
      と言えども、おれは失敗!


 当地は晴れ上がりましたが、風が強い寒い1日でした。
 あさ車で出かけようとしたら、夜中に降ったらしい雪が凍っていてスタート出来ず、日向に移動させて“天日融雪”を致しました。

     うっすら程度の雪ですが、“がりがり君”状態で身動き取れず。

 さて、さて、私はどちらかといいますと、やるべきこと、やらなくちゃならないこと、そういうものを平気でほったらかして、先送りしたうえ、結局やらない人間なんです。なんせ、ブログタイトルが「ほっちゃれ日記」ですから。(実は、別の意味です、ほっちゃれは。)
 やらない理由は、「面倒くさい」というだけのこと。
 しかも、黙ってりゃいいものを、あらかじめ「それをやる!」などと広言してしまっているので、始末に負えません。

 ほっぽらかしたままになっているのは、集団登校世界調査ほかいろいろあって思い出せない有様です。登校調査は、なんとか決まりをつけねばならないのですが、後回し後回しになっていて、お手伝いいただいた柚木結羽さんやご協力くださった方々から別の掲載記事にコメントを戴くたびに、「あんた、こんなくだらないこと書いてる時間があるなら、あれを何とかしなよ!」と苦言を呈されているようで、いつも人知れずドキッとしている実情です。
 この長年しみついた悪習ゆえに、常に不評をかっていると言って過言ではありません。

 ところで、それはさておき、きょうの本題です。

 昨年の11月か12月、じぇれまいあさんのJolly Good! Jolly Baking & Cooking ブログに、ケセランパサランのとり胸肉をやわらかく処理して食べませう、という記事が載りましたので、ああ、ええ具合やな、おらもやってみるべい、とその旨コメント投稿したのです。そして、実際、昨年中に1回、ことし1月下旬に1回の計2回、胸肉を買い込んだのはいいんですが、着手を見ずに結局廃棄ということになってしまいました。(他人事のような書き方になるのが特異点。)

 そこで、いっぺん、とにかくやってみようということで、3度目の買い入れをしたのですが、それもきのう10日が賞味期限。これはなんとかせんとあかんわ、ということで9日夕方になってトライしてみようと、じぇれまいあ記事を探したのです。ところが、どうにも見つけられない。

 やむなく、何をつくろうという考えもまったくないままに、うっすらとした記憶だけを頼りに始めてみました。
 両手に各1本のフォークをつかみ、まな板上の胸肉を刺しに刺しまくる所業に出たのであります。そのうえで、砂糖と塩をいい加減に振りかけ、水をたらしながらよく揉み込んでみました。ふと気がつくと、めった刺し効果で身が崩れる一歩手前まで来ています。「よし!」とひと声。

   

 ここで、またいい加減に胸肉を大きいの、小さいの、委細かまわず切りさばき、フライパンにオリーブオイルをたらして焼き始めました。若干の塩コショウ、流しにたまたま置いてあった長ネギの三分の一くらいを刻んで放り込み、焼き上がりにゴマ油を少々ふりかけて完了!のつもりにしてしまいました。

   

 出来上がりは上の画像の如く、じぇれまいあ料理には遥かに及ばねど、わが貧しき晩酌の一品(逸品ではないよ!)としてはまずまずの外観となりました。やや彩りに欠けるけどね。
 で、ダイダイをしぼって、七味唐辛子、しょうゆをちょっとたらして口に含めば、ケセランパサランは雲散霧消、胸肉の常識をぶっ壊すほどのやわらかい、ジューシーな仕上がりとなっていました。

 今回の失敗は、こりゃ甘いわ!ということでした。
 そこで無理を言って、じぇれまいあ記事を再度アップしていただいたところ、 じぇれまいあさんの胸肉処理法はこちら
各分量は、水・肉の重さの10%、塩・肉の重さの1%、砂糖・肉の重さの1%ということでした。1%ということは、ほんの微量ですね。ところが、おらのやり方では、砂糖などは指先でつまんではちょいちょい振りまいている有様だったのですから、大幅に使いすぎたのは明らか。

 こりゃ、甘いわけだわな! 
 今度はうまくやります!

 じぇれまいあさん、ありがとう!

  

お赤飯を炊いてみた!

2017年02月07日 10時58分33秒 | 手づくりあれこれ
 井村屋缶詰の水煮小豆で、玄人裸足!
  「小豆が難しい」を全面的に棚上げ!


 お赤飯、というやつが時々食べたくなります。

 でも、ついこの間、自分で手づくりしたものを食べるまで、長らく食べていませんでした。

 なぜか?

 それはお赤飯が食べたくなるというのは、特定の時だったからです。

 巻き寿司やらお稲荷さん、弁当におにぎり、おだんご、そのほか餅菓子いろいろ、なんていう物を朝早くから作って売っているお店がありますよね、どこの町にも。
 埼玉の住まいの近くにもそういうお店があって、私は決まって「太巻き1本350円税込み」を買います。これは、かんぴょうやら卵焼きやらなにやかにや入っていて、毎度こんな値段で売って儲けはあるんやろか、と思うほどのイチ押し商品。

 お赤飯が食べたくなる時というのは、このお店のカウンターで支払いをする時です。
 やや隅のほうに七つ八つ積んである一食分程度のお赤飯のパックにどうしても目が行きます。
 お赤飯たちも、いつもいつも「買って!買って!」と私を誘惑するのですが、私はそれに軽くウインクを返すだけで聞き捨てにします。太巻きだけでも余るのに、お赤飯なんか買ってどないするんや、という内なる声に圧倒されるからです。

 で、思いついて昨年12月に2回、ネットレシピを参考にお赤飯づくりにチャレンジしてみました。
 ところが、いずれもご飯そのものはうまく炊けましたが、出来上がり段階での小豆の煮え具合が不都合で失敗。1回目は柔らかすぎ、2回目は硬すぎ。こりゃダメ、ということで中断と相なり候。
 そうしたところ、伊豆に戻って熱海のスーパーにて「お赤飯の素」なるレトルトパックを発見。これをふつうの電気釜を使って炊きましたら、まさに売っているものとまったく同じようにうまーい具合に炊き上がりました。

 そこで、きのうも山中・乙子追い出し記念にお赤飯を炊こうということで、例のレトルトを買いに山を下り、手近な店を訪れましたが、ない。そこでやむなく同じメーカー井村屋の缶詰のほうを買ってみました。

    

 ところが、缶に印刷されているレシピ(三合炊き)を見ますと、「もち米2、白米1」「白米3」しか書いてないのです。レトルトには、私の炊きたい「もち米3」のレシピもあり、レトルトの全量120グラムと水300ccを加えて炊けや!というふうになっていました。信じがたいことに、このわたくしめが、記憶していたのであります。
 そしてこの度求めました缶詰のほうも中身は120グラム。
 そうすんとレトルトと同じにように水300ccを加えて炊けばいいのかなと思いましたが、いまひとつ確信が持てません。
 やむを得ず井村屋お客様相談室、このメーカーの肉まんあんまんは関東でもよく見かけますが、なんと三重県津市に本社がありました! に電話代こっちもちで問い合わせると、私の考えどおりでええとのことでした。お赤飯つうのはもち米で作るのが正統のはずなんで、「邪道のほうのレシピばっか載っけてんじゃねーよ」と怒鳴りまくってしまったつもりになって、静かにお礼を言って電話を切りました。

    
     ボケ写真ですいません。お赤飯と関係なしですが、左の温度計つき時計見てください。
     きのうの昼ごろ、室温25度、湿度37%、日が当たると温室のようです。

 
 というわけで、きのうは遅いお昼になってしまいましたが、売っているものと同等のおいしいお赤飯をいただきました。
 近所のBABAにもおすそ分けを致しました。


 

    学び舎に響きし歌は懐かしき 名のみの春のこころ映せり
    立つ春の声をきけども小雪舞い こごえるこころ名のみの春よ


  童謡唱歌 「早春賦」 ひばり児童合唱団 創立70周年記念公演 21 曲目



 

イサキ干しの次は、アラマンダ掘り上げと取り込み

2016年11月09日 10時35分49秒 | 手づくりあれこれ
    残したつぼみひとつ
    どうなりますやら!


  この記事アップ直前の米開票速報では、
  選挙人538、過半数270のうち、クリントン獲得44、トランプ獲得60となっています。



 で、前記事のつづきなんですが、イサキ干物の次は、この日のメイン作業、アラマンダの掘り上げ、室内取り込みです。

 掘り起こしてみると、オオバナは枝が150センチほどにも伸びていて、これが悪天候とあいまって花を咲かせなかった要因かなとしろうと考えをしました。途中で枝を刈り込んで(切り戻して)やれば良かったかもしれないと反省です。
 また、オオバナには問題のつぼみほか3つのつぼみ、ヒメのほうにはたくさんのつぼみがありました。これらは花は咲かずにやがて落ちる、とは専門家筋の見方でした。
 でも、まあどうなるものか、問題のつぼみの枝はそのまま残しておきました。

   
   クリック! うしろにぶら下がっているのは、イサキを干している網です!

 室内に取り込んでさらに2階の「簡易温室部屋」に持ち上げなければなりませんが、とりあえず1階まで取り込みました。
 数日前に取り込んだ、手前に見える育ちすぎているプルメリアと合わせると、もう植物だらけの状態。いくらか後悔です。

   
   クリック! 一番奥の枝1本のプルメリアは花がひとつだけ咲いた鉢です。二階から落っことしたやつ。

 問題のつぼみがどうなるか、またリポートいたします。

   
 

イサキの干物をつくる

2016年11月09日 08時29分20秒 | 手づくりあれこれ
      250円で13尾、
   ちびイサキを干物にしました!


 クリントンかトランプか、米国大統領選挙の開票が間もなく始まり、ネットでも「ライブログ」という速報があるようです。

 で、こちらはそれとはまったく関係ない、伊豆のわび住まいの話で恐縮です。

 ここのところ、最低気温が10度を下回りつつありましたが、きょう9日の明け方はさらに下がるという予報で、昨日中に庭のアラマンダを取り込まにゃ、と掘り上げました。

 ところが、前日、伊東の小室山近くまで出かけた帰りに、土地のスーパーで買った「イサキのちび一盛250円」の処理をしていないことを思い出し、優先順位はこちらだと掘り上げの前に干物にすることにしました。

 モノは20センチ強の幼魚13尾で、おそらくイワシ漁に入ってしまったものなんでしょうが、こういうのは海沿いの町でしか手に入らず、海なし県で育ったクンちゃんにはとても珍しく見えて、迷わずすぐ買ってしまうのです。(あとの処理で後悔することもあります。)

       まな板の天地は24センチです。 

 伊豆に来て、シロウト干物は何度も作っていますが、いまいち切り目がすかっといかない。ところが、makotoさんのブログでサバを背開きにする  サバ開きはこちら というのを読んで背開きにし始めたら、かなりすっきりした干物になってきました。それまでは、どういうわけか背開きにするという考えは浮かばず、内臓を除いた状態で腹から開くためにへたっぴになっていました。

 イサキは内臓はほとんどないのですが、うろこが硬いです。このようなちびイサキでもかなりの手ごたえで、うっかりするとヒレで手が痛みます。うろこをひくのが一番の仕事で、あとは簡単でした。

 出来上がりはこのようで、まずまずじゃないかな?!

   


 いま、これをアップする段階では、大統領選挙の速報には何も出ておりませんです!

ロールスクリーンを手づくりしました!極安491円! お手軽な目隠しにどうぞ!

2016年09月30日 14時32分45秒 | 手づくりあれこれ
過去記事2015-11-18 17:47:53
   “温室”の目隠しに、簡単スクリーン!
  ワンコイン(491円)で簡単に出来ました!


 先だってアップした「冬支度」という記事で、庭のアラマンダ(オオバナアリアケカズラほか2種)を掘りあげて室内で越冬させるという話を書きましたが、その後、室内に入れたはいいが置き場所に困ってしまいました。
 ここは海岸部と違って山ん中なので、人がいないときには(無暖房となり)かなり冷え込みます。おそらく室温7、8度3、4度ぐらいに下がるんじゃないかな。
 で、いろいろ考えた末、温室のようなものをつくってしまうことにしたんです。
 このうちの窓は、外側から言うとだいたいのところが雨戸、ガラスのアルミサッシ戸、障子、という構造になっています。
 温室風に窓を改造する条件としては、人がいる場合、ガラス戸、障子は容易に開け閉て出来ること、超悪天の際は雨戸も閉められるということになります。

 そこで、南に向いた六畳間を温室にあてることとし、窓周辺を改造しました。まず、障子2枚の、それぞれ上から3段目までの障子紙を残して、あとの紙を取り除く。さらに、障子の外側から、サイズを測って切りそろえたテーブルクロス用の厚めの透明ビニールを両面テープでぴったんこに貼り付ける。
 試してみると、ビニールを貼ってもうまい具合に障子2枚は相互に開けたり閉めたりが出来、ガラス戸、雨戸も同様なので、思わずホクソエんでしまいました。
 これで障子紙1枚という従来仕様と比べて、かなり太陽熱を取り入れ、室温を保つはずで、陽がある場合は十分にあたたまるでしょう。
 えっ、上から三段目まで障子紙を残したのは、なぜかって?
 それは、ときたま近隣にも人が見えますから、そんな場合、クンちゃん人などが温室の隣の部屋で椅子に座る、立って歩く、という時に、隣人らと目が合うのを避けるための工夫なんです。
 下画像は「完工した温室のようなものに収まったアラマンダ3種とプルメリア2種」です。


    

 ここからがいよいよ本日のお題、「ロールスクリーンのようなもの」です。
 完成した温室のようなものに寝転がってみると、座っている時、立って歩く時と異なり、結構離れているものの隣接の二軒の閉まっている雨戸がバッチリ見えるのです。これでは、隣家からも河馬の昼寝の様子が丸見えとなってしまい、夜ともなれば透明ビニールですから窓を開けっぱなしのままという感じでおさまりがつかないなという感じがしました。
 じゃ、カーテンかロールスクリーンで目隠しをしてみるか、これは誰もが考えることですね。
 しっかし、ネット通販で見てみると、いずれも結構値段が張る。
 えらく安いのがありましたが、よく見ていくとそれは基準の値段で、横幅、丈によってどんどん値が吊り上がっていく仕組みになっていました。もともと一文もかからずにおさまっていた場所なのに、たかだかアラマンダの越冬のために出費がかさむのはなんとなく、なんとなーく、納得できないクンちゃん人なのでありました。

         
     (画像は、アラマンダ=オオバナアリアケカズラの花。人物は無関係デス!
                 引用元・http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00000017-flix-movi.view-000)
 
 
 ここで、ない知恵絞って考えてみたら、要するに必要な要素は保温とか隙間風を防ぐとかじゃなくて、「目隠し」になればいいわけだってこってす。さらに、もともと障子だったんだから、目先、障子紙を貼り付けておきゃええんじゃねーの、ということになりました。

 で、物置を見ると残り少ない巻き売りの障子紙が1本あったので、改造箇所にさしわたしてみると、障子1枚分にほぼぴったんこ。
 じゃ、これを取り敢えず貼っとこ、という段階になりまして、どん尻に糊付けされていた障子紙を巻くためのボール紙の筒を見ているうちに、ふとひらめきました。
 ははーん、こいつは使える!この筒になんかの棒を通して、フックかなんかで鴨居に固定してぶらさげれば、障子紙を両面テープなどで貼り付けてしまうより使い勝手が良いわい!

 というわけで、もう1本障子紙を買ってきて、巻き戻してもう1枚のほうの障子用に使いました。
 また、「なんかの棒」は庭の菜園の支柱2本(180センチ)をそれぞれ5センチほど切り詰めて使いました。
 かくして、巻き上げる形ではないものの、左右開閉式の紙筒(ロール)を使ったスクリーンが完成した次第です。なお、夏に百均で売っているすだれ用の“簡易巻き上げ道具”を応用すれば、文字どおりのロールスクリーンが出来るかもしれませんね! おしまい。

    

    今回、買ったものは、
   ①障子紙1本291円也(税込、あと障子フルサイズ5枚分ぐらいの量が残りました。)
   ②鴨居用フック2本200円(百均の税無しデーでした。) 合計491円也

        

 【写真説明】
 (左)・左右の端に鴨居用フックを置き、支柱を固定させた。爪が2本に見えるが、これで1個。
 (中央)・左右の支柱が出合う場所は支柱がなるべく重ならぬよう、ありあわせの、幅が短いフックを据えた。 
 (右)・障子紙の左右開け閉ては手で障子紙の端をつまめばよいが、かっこつけて紙ひもで輪をつくり貼り付けました。 

 

殺人的激辛!青とうがらし味噌 を作ってみました!

2016年09月30日 14時31分45秒 | 手づくりあれこれ
strong>過去記事2015-11-12 22:07:40
  季節の終わりで辛すぎなのか?
  レシピどおりなら“辛くてしょんない”
 



 11月に入ったと思ったら、もう月半ば! カレンダーもペラペラになってきた。
 年齢に見合った年月の過ぎ去る速さというものは、1年を年齢で割ってみりゃ実感できるべよ、とかいう話がある。
 巷間にて、よくいわれてるけど、12歳の小学6年かな、そういう子どもが感じる速さを標準とするなら、6歳は標準の半分程度、この時期の1年はゆっくり時を刻む。赤んぼはもちっと長いわけかね。
 これに対して、還暦のおっさんの1年は小6の5倍のスピードで早送りとなる勘定だ。
 ホンマかどうか知らないけれど、還暦をとうに過ぎたクンちゃん人は大きくうなずいてしまうのです。

 さて、夏の終わりのころ、山ひとつ向こうの絶景地に住む従兄の家族に会った際に、「辛党のクンちゃん人なら、好きかもね」と手渡されたのが、なにやらカラ・アマのお味噌。ごはんにのっけたり、焼いた肉に添えたり、ゴーヤの炒めたやつにまぶしたり、これが癖になるうまさ。
 うまいのかどうかわからん段階だったので、材料も名前も聞きそびれた。
 で、うまい!となった後、売っているものだと思って熱海や小田原に出た際に、スーパーや食料品店でこれこれこういう味噌なんだけどと聞いたが、どうもよくわからない。「それは金山寺味噌というもの」とか言うobaaもいたが、金山寺は辛くはないわな。

 それが最近になって、従兄の妹のだんなのお姉さんのお手製「青とうがらし味噌」だとわかった。「でも、もう今年は終わりね。また来年」ちゅうことで、しゃあないとあきらめていた。
 ところがどうだ! 
 きのう、山道を4キロばかり歩いて下りて、さらに1・5キロ先のコンビニに行って新生バンクからお金をおろした帰り、海岸近くの八百屋に立ち寄った。そしたら、青とうがらしがあった! 店のojijiに聞くと、「これはふつうに赤くなるとうがらしの若いやつ」なんだという。
 
 クンちゃん人  「うちでもとうがらしを植えたんだけど、この辺じゃどこもとっくに赤くなって、もうからからに干しあがってるよ。」
  ojiji      「これは知多半島のほうから来たもんでよ、まだ青いんだな。今ごろのは辛くてしょんない(伊豆弁。これをうっかり聞き流していたのがまずかったか!)という人もおるずら。」
 クンちゃん人   「はあ、むこうじゃ時期を遅らせて植え付けるんけ?」
  ojiji      「それは知らんが、あっちはまだ夏なんかも知れんな、ハハッ。」

 なーにを言うか、知多半島だって伊豆だって、気候はいくらも変わらんわな。大いに不満ではあったが面倒なので、40グラム入りを3パック買って、また6キロ近くの今度は上り道を帰ってきたのであった。値段は1パック150円ぐらいだったかな。

    

 というようなわけで、青々とした(緑みどりした)青とうがらしが手に入ったので、きょうは朝もハヨから、青とうがらし味噌づくりとなった。
 まず、ネットで検索すると、たーくさんありました。少しずつ、材料、つくり方も違うので、最初に出てきた下のレシピで作ってみました。

    http://cookpad.com/recipe/1139675

    

 刻んでいるうちから、もう辛い!(上のほうはレシピどおりみじん切り、下はいくらか厚めに輪切り)
 しかし、まだ“地獄”を見てないので、庭でとれた赤とうがらしを一本、種を抜いて入れようと準備している。

         

 青とうがらしの分量が前掲レシピと同じ120グラムだったのに気をよくして、ちゃんちゃかちゃんと刻んだ青とうがらしをゴマ油で炒め始めたのはいいが、たちのぼる蒸気というのかエキスというのか、これが辛い!顔を横にそらせて、なおひどく咳き込む有様なんである。
 やっとこさ、味噌、砂糖、みりん、日本酒(料理用がなくて、隠しといた八海山)を合わせ、念入りにかき混ぜた末に出来上がったのだがぁ、ちょびっと舐めて、
 辛い! 辛すぎる!

 いくら辛党のクンちゃん人でも、とてもじゃないが、食べられない。身震いするほどの辛さである。

 まず、心当たりとして赤とうがらしを取り出す。続いて、味噌をはじめ各材料を合わせたものを注ぎ足して、この辛さをなんとかしようと試みるが、これがなかなかおさまりがつかない。結局、3度にわたって各材料を足し、使った味噌はレシピ120グラムのところ、450グラム強になってしまった。他の材料の増量分は計算しないとわからんねえ。

 とはいうものの、なかなかうまく出来上がったには出来上がった。
 (ただし、青とうがらしの「青々」も「輪切り」もどこかへ雲散霧消している。)

 しっかし、やっぱ、かっ、辛い!
 ここらへんで蚊にさされると、季節の初めと終わりは一段と酷いかゆみだけれど、
 青とうがらしも季節の終わりは異常に辛くなるんだろうか?

 辛くてしょんない!