伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

土肥山川釣行(2007.04.14)

2007-04-16 | 伊豆の川
今年になり、土肥町非出資漁業協同組合が解散してしまい、川の魚を管理する母体が無くなってしまった伊豆市土肥の山川に釣行。
2003年に釣友から紹介されてから年に数回釣行している。2004年には良い釣りをさせてもらったがその年の秋に伊豆半島に大きな災害をもたらした台風が横断、この川も上流域は壊滅状態、中下流域も全然魚が居なくなってしまいました。翌年は春に1度釣行したのですが全くのノーチェイスでその年はお休み。2006年春では小さい魚の姿及びヒットを確認出来、稚魚放流の成果か生き残った魚が子孫を残したのか少しずつ回復してきた感じ。夏過ぎには大物のチェイスも有った。
さて今年はどうだろうか。

娘と彼女の友達を沼津に送り届け南下、土肥に着いたのが1000、持って行ったパンとコーヒーで遅い朝食、のんびりと仕度をして川に入る。私にこの川を紹介してくれた釣友が解禁当初に下流から中流まで釣行し、20㎝そこそこのを数匹キャッチ&リリースしているので、私は中流の水神橋少し下流から入渓した。
気温は18℃まで上がっている。気持ち良い。川に入ると水が冷たく感じない、水温16℃と小さい川なので気温の影響をもろに受けているようです。川の石を見ると鮎のハミ跡が付いている。昨年小さい魚のチェイスが有ったエリアだが今回はノーチェイス。橋の直ぐ上で初バイトで20㎝そこそこの魚を獲ることができた。流れの中で引ったくるようなバイトで魚もすこぶる綺麗。デジカメを娘に貸してしまったので引き上げずにナチュラルリリース。
いつも良い魚が出る小さな落差工の落ち込み、ここではノーチェイス。少し不安が過ぎる。災害で魚が少なくなり、漁協解散で放流も無くなった川なのに魚が抜かれていまっているのだろうか。その後もチェイスしてくるのはハヤばかりでアマゴのバイトはほんのわずか。どうなるのだろう。
この川に通うように成ってから全くチェイスの無かった小段の落差工下、油断してました。1度、2度アスリートを通し、落ち込みの白泡を横切るように通したところでギラ、ドン、アッで掛からずです。デカかったー。残念!
そこから上るも相変わらずチェイスはハヤ、アマゴのチェイスはわずか2匹で市営住宅と生コン工場の中間位の所で退渓、1230でした。

今回、小さい魚のチェイスを殆ど見ることが出来なかった。この先この川がどうなってしまうのかが心配です。

今回の釣行画像が無いので災害前に獲った魚の画像を添付しようと思う。尺もめの魚も獲れているのだが、サイズは27㎝なのだが体高有りのチョイ鼻曲がり、お気に入りの1匹の魚です。

是非とも、こんな魚が獲れるような川に回復して欲しい物です。


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7 コメント

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アスリート (Open6E)
2007-04-16 12:16:40
お疲れ様です

すごいですね、この写真。
ツラガマエとか、シャケですよね。

2004年の台風、覚えています。
ちょうど俺も伊豆に行く予定だったのですが、宇佐美が通れずに沼津の方から大周りして普段の4倍くらいの時間をかけてたどり着いた記憶があります。
もちろん台風一過では釣れるわけがありませんでしたが。

さて、アスリート。
シーバスでは7cmや9cmのシンキングをよく使うのですが、トラウトチューンは使ったことありません。
リップが蛍光のヤツですよね?
使ってない理由は「フックの重さをチューニングした」みたいなことがパッケージに書いてあったので、シングルに変えるとバランスがすごく変わるのかな、と思って。

今使われているのは、フローティングですか?
フックはどうされています?
質問ばかりですみません。
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アスリートについて (部隊長)
2007-04-16 14:58:36
アスリートについての質問大歓迎。
私の場合、何の釣りでもアスリートしか使わないと言っても過言ではないくらいのアスリートフリークです。5.5から12㎝まで総数250本以上保有してます。
前置きが長くなりましたが、私が渓流に使用するアスリートは7㎝フローティング、サスペンド、5.5㎝シンキングとシンキングウエイ・トチューン、トラウトチューンです。
フックは自作のバーブレスシングルフックです。がまかつのメジナ(九州ではクロ)針のヴィトムにちょっと工夫したPEラインでアイを付けた物です。番手は7㎝が8号、5.5㎝が7号です。
アスリートの5.5㎝シンキングの場合太軸のトレブルフックの重量でシンキングにしているのでシングルフックを付けるとフローティングになってしまいます。それはそれでなかなか良い動きをするのと固定ウエイトなのとが気に入ってシチュエーションにより使います。そこでフローティングに成ってしまった5.5Sにウエイトをかませてシンキングにチューン。
トラウトチューンは5.5Sの鉛ウエイトをタングステンウエイトに変更し、細軸ファインワイヤーのトレブル装着で淡水シンキングのトラウト用にチューンしたものです。最近はフロントフックをカルティバのスプーン用のフックを2本地獄針セット、テールにミノー用の縦アイフックを装着した物が市販されてます。
そこでシングルフック1本にした場合ですが、ほんのわずかにスローシンキングに成り、またアクションが少し派手になります。私はそちらの方が好みです。
市販フックを付けるならカルティバのシングル55の10番が私的にはベストマッチだと思います。
もしフックウエイトによる微妙なアクションの違いを気になさるのならばOpen6Eさんも参考にしておられる酒匂川水系のルアーマンの様に色々とやってみるとよろしいかと思います。

少しは参考になりましたか。私はアスリートしか使わないので外のルアーの事は聞いてはダメよ。答えられませんから。

アスリート5.5Sのウエイトチューンに関しては一寸した話が有るのでまたの機会にハンドメイドの話で書こうと思います。またシングルフックのアイについても私なりのこだわりが有るのでこれも後ほどブログに書こうと思います。
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リップが蛍光? (部隊長)
2007-04-16 15:35:00
私が使っているトラウトチューンはリップはクリアーです。好みの色はキンヤマメとシルバーオリーブバック、赤金。
リップが蛍光ッーか乳白色のはトラウトチューン・スーパーフローティングのことですね。未だ使ったことが有りません。
外にも6gのウエイトのジクミノー見たいなトラウトチューン・ヘビーウエイトなんてのも有りますね。これは大きな滝壺とか堰堤の落ち込みの深場を攻めるときに小刻みなシェイキングを入れながらのスローリトリーブで結構使えます。
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地方の漁協は・・・ (おくってぃ)
2007-04-17 13:19:27
地方の漁協も大変ですよね。。
自分の大学にも時々自治体の人たちが来て、地方の就職を勧めています。
山と海は恋人ですからねw
渓流が心配されるようになると下の海も心配になって来ちゃいますね。。
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ひん死の漁協が・・・ (部隊長)
2007-04-17 18:29:56
組合員に成って初めて解ったのですがひん死の状態に追い込まれている漁協さん全国に数え切れない程とか。私の所も火の車ですけど。
いつだか解禁用に成魚放流したのですが、アマゴの成魚が手に入らずに仕方なくヤマメを入れたことがありまして。アマゴ圏にヤマメを入れるとはなにごとかとえらくおしかりを受けたことが有りまして。生態系の破壊だとか酷いこと言われたりもしたのですが、諸事情が解るものとしては何とも言いようがないのです。
漁協の話は理事の仕事がもう少し分かってきたらカテゴリーを増やして書いてみようかと思ってます。

建設関連に携わる物としては川の工事をもっと出して欲しいのですが、行政も川を管理するならば治水ばかりでなく生態系の管理にもっと本腰を入れないと自然の力や漁協やボランティアだけでは近い将来川が死んでしまいます。それに随い海も危ない。既に山はひん死状態ですから。
ちょっと真面目に書いてしまいました。


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open6e@yahoo.co.jp (Open6E)
2007-04-21 16:11:18
どうもです。
身内に不幸があり、しばらく帰省していましたので、お返事が遅くなりました。

ご丁寧な説明をありがとうございました、
ちょっと躊躇していた渓流でのアスリート、使ってみようかという気になってきました。

あと、別エントリのフックの話も読み応えありました。

そうそう、蛍光リップ、スーパーフローティングってヤツです。
スーパーかどうかにかかわらず、渓流でのフローティングっていまだに使い方のカンドコロがわからないんですよ。
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フローティングは (部隊長)
2007-04-22 23:02:33
聞くところによると最近の渓流の流行はシンキングとか。
私は渓流始めた頃からシンキング主体(ウエイトチューンしたアスリートですけど)です。
春、水温が安定しないで魚の動きが・・・の頃はシンキングをチョイスすることが多く、比較的スローにドリフト主体いです。
初夏、魚が流れの中から出るように成ったらシンキングのファースト・トウィッチ。フローティングのファーストでキビキビ動かして流れを釣る。アスリートの場合、シンキング(トラウトチューン)とフローティング(5.5Sシングルフック)とでは同じ所にキャストして同じように引いてきてもコースが微妙に違います。
真夏、テレストリアルが流下するようになったらフローティングで水面直下をドリフトで流す。

こんな感じ、あくまでもアスリートを使っての違いです。




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