いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

洋食屋さんのハンバーグに舌鼓

2008-11-01 22:07:01 | 

みなとみらいの夜景をバックに「日本丸」


朝晩は冷え込んできて、
「あぁこの時季が来たなぁ」と思う今日この頃。

春夏秋冬それぞれの季節で、
それぞれの「季節」を感じるたびに思うこと。
四季があるって、ステキなことだと改めて実感。

冬のステキなところは、空気が澄んでステキな景色が見られること。
横浜の夜景も、これからが見物ですね。



ここ最近、横浜散策づいている私。
先日関内で韓国料理を楽しんだことに引き続き、
今回も桜木町にてディナーを満喫した。

選ばれしスポットは、

「洋食キムラ」。


●洋食キムラ
言わずと知れた横浜の洋食の名店。
昭和13年に開店、その後戦災を経て昭和24年に
復興に活気づく花咲町で再出発を果たした。
初代シェフは米軍の厨房を手伝いながらハンバーグの基礎を築き
独自のデミグラスソースを作り上げたとか。
中でも、人気メニューは「ハンバーグ」。
平成6年に野毛店、平成20年に新横浜店を出店。
http://homepage1.nifty.com/youshokukimura/



横浜―特に桜木町・関内(馬車道、野毛界隈)には、
数々の古くから伝わる洋食屋があるが、
中でもこの「洋食キムラ」は言わずと知れた横浜洋食の名店。
メディアでは結構頻繁に紹介されているので、ご存じの方も多いのでは?

2年ほど前(?)にTBSで放送されていた『イシバシ・レシピ』にも
出た「洋食キムラ」のハンバーグ。
そのとき、貴さん(石橋貴明)が、このハンバーグを
『子供を連れて行って食べさせ、どうだ!うまいだろ!って自慢したい味』
と表現したとか。


私も何かのテレビ番組で見たかで、
お店の名前だけは聞いたことがあった。


今回の「キムラ」での晩餐は、
高校時代の友人・かよちゃんとももちゃんが企画してくれた。
横浜・野毛エリアなんて普段なかなか行く機会ないし、
「洋食屋さん」、行きたい行きたい!
ってことで、私、もちろん二つ返事。


横浜・野毛。
もう何年もご無沙汰のエリアだった。
桜木町と聞くと、「みなとみらい」の風景を想像しがちだが、
その反対側のエリア、野毛はまたがらっと雰囲気が変わってよいもの。

野毛には、古くからある飲み屋がたくさん。
「昭和」な雰囲気を感じられるレトロな通りが数々ある。
(それでも、今では廃れつつあるらしい(昔を知っている人談)が。。。)

飲み屋の横に中華料理屋があり、
さらにその横にはネオンがギラギラ光るキャバレーがあったり。

面白い。



こんなのも


同じ桜木町でもこんなに雰囲気が違うなんて、
面白いではないか、YOKOHAMA。



野毛へのエントリーは野毛パスポートで!



「横浜トリエンナーレ」プロモーションの一環です


桜木町駅からブラブラと野毛散策を楽しみながら、
「洋食キムラ」へと到着。


手作りっぽい看板が目印です


店内は、「昔ながらの洋食屋さん」の雰囲気。
洋食屋ということで、
ビーフシチュー、ポークカツレツ、カニコロッケ…
などなど、ザ・洋食屋さんという感じのメニューが数々あるが。

私のオーダーメニューはもちろん、「ハンバーグ定食」に決めていた。
だって、名物と聞いたらまずそこを攻めてみたいじゃない。



お手拭やコースターもオリジナルでキュート


遅れてくる友人かよちゃんを待ちながら、
ももちゃんと先にスペイン産赤ワインで軽く乾杯。
隣の席も後ろの席も、運ばれてくるのはハンバーグ。

おいしいお酒にいい匂いに、食欲もMAX状態だったところへ
タイミングよくかよちゃん参上。
有無を言わさず、皆ハンバーグ定食をオーダーした。

そんなに待つことなく…
でも、お待たせしました~。


ハンバーグ定食でございます


口コミでもメディアでも「おいしい」と絶賛のハンバーグ。
気になるお味だが…

一口食べて、
「やわらかーい!おいしーい!」
単純だが、コレが第一声。



ホタテ形(?)の鉄板でジュージュー焼かれながら
テーブルに出されるハンバーグには、
キッチンを出る直前に生卵が横に落とされるとのこと。
(↑写真上方の「黄色」は黄身です)


デミグラスソースの味はしっかりと濃いめ。
お酒の風味も豊かで、ごはんがすすむこと間違いなし。
生卵が焼かれて半熟になるのも◎。
ハンバーグセット(サラダ・パンorライス)は、
パンかライスを選べるが、これはライスがおススメです。


とにかく「やわらかい」ことで有名なキムラのハンバーグだが、
確かに、ふんわりとやわらかだった。


ナイフを使わずともふっくらと割れます


終始ナイフは使わず、フォークのみで頂くことができた。
最初は多いかなと思ったデミグラスソースも、
ハンバーグの最後のひとかけらを口に運ぶときには
キレイになくなっていた。


フォーク1本で味わえるハンバーグ。
生卵入りデミグラスソースとこのふんわりハンバーグはやはり、
洋食屋さんならではの味わい。

ケチャップソースがベースの家庭のハンバーグも
メニューの写真にいつも誘惑されるファミレスのハンバーグも
いいけれど、

こうやって雰囲気を楽しみながら味わえる
洋食屋さんのハンバーグもおススメです。

◆ハンバーグ定食(サラダ・パンorライス付)【1,260】
◆洋食キムラ(野毛店)
 横浜市中区野毛町1-3
 045-231-8706


おいしい食事に満足してお店を後にした私たち。
桜木町に向かう道の途中、かよちゃんがひとこと。

「私たちを育てた街・横浜で、今度はオトナの楽しみ方をしたいね」

そーだそーだ、そーだった。
もう約10年も前のことになるけれど、高校が横浜にあった私にとって、
横浜は当時の青春がぎっちり詰まった思い出の場所だ。
特に野毛界隈へは、
野毛山動物園だの中央図書館だの今はなき破格のカラオケボックスだの…と
高校生なりの楽しみ方(勉学も)で足を運ぶことも多かった。

学校の音楽室から見えるランドマークタワーの景色が
ふと懐かしくなったりもしながら、

オトナの楽しみ方…、
常に物事を楽しむこと自体はあの頃も今も変わっていないよねぇ…
なんて笑って話しながら、
近いうちにまた野毛での再会を誓い、さよならした。