ご覧ください、この見事な竹林
いまは昔、竹取の翁といふものありけり。
野山にまじりて竹を取りつつ、よろづの事に使ひ…
竹取物語が始まりそうなこの風景。
いや、すでに竹取物語の中に入り込んでいるのかも
そんなことを思わせるような、
この見事な竹林は、
鎌倉にある「報国寺」。
この竹林に加え、
足利家時他一族の墓地があることでも有名な報国寺。
ずいぶん前に、鎌倉ツウの人から聞いたことはあったが
訪れたことはなかった。
鎌倉。
年に数回は足を運ぶ場所だが、
しっかりお寺を見るかといえば、そんなことはなかった。
少なくともこの数年は。
本日は、
鎌倉ツウの友人・逗子在住の裕子さんナビの鎌倉散策を楽しんだ。
裕子さんからも鎌倉のおススメスポットとして
紹介されたこの報国寺。
ぜひ行ってみたいと、この日を楽しみにしていた私。
その気持ちをくみ取ってくれたかのような、
すがすがしい秋晴れだった本日。
暖かくて、鎌倉散歩日和の気持ちよい1日でした。
鶴岡八幡宮のあたりからぶらぶらと
お散歩しながら歩くこと約30分（くらい？）。
報国寺に到着
風情のある庭園を横に、
拝観料とお茶代（中で頂くことができます）を払い、
中へ進んでいくと…
そこに広がるのは、まさに「竹取物語」の世界
一気に辺りの空気が変わる。
マイナスイオンどころではなーい。
こんな竹林を見たのは初めてだった。
力強く、でもしなやかにすっと伸びる竹、竹、竹…。
ただただ目の前に広がるその景色に感動した。
竹の間から入ってくる太陽の光がまた美しく
さらに竹林を奥へ進むと、
そこには小さなお茶屋さんが。
ここでお抹茶（500円）を頂くことができます
この絶景を目の前に頂く抹茶、
いと、おいしぃ。
落ちてくる竹の葉がひらひらと目の前を舞っているその姿、
いと、うつくしぃ。
わびさびとはよく言ったものですが、
こういう風に自然を心で感じる―。
そのこと自体がわびさびではないでしょうか。
何とも有意義な時間を過ごし大満足。
●報国寺
http://www.kamakura-burabura.com/meisyokamakurahoukokuji.htm
ちなみに、
お昼はこれまたステキなところに行きました。
一見、旅館（？）のようなたたずまい
…ですが、中はカフェ＆レストランになっている
その名も「宗達」。
昆布で有名なこのお店
商品として扱っている最高級の北海道産真昆布が
カフェ内のランチメニューにも使われている。
昆布が有名？
昆布ねぇ。。。って思うでしょ？
でも、食べて納得！でした。
本当に、上品な味ってこーいうことを言うんだみたいな。
鮪の漬け丼 1,500円。
ご飯には、スッポンのだしで煮た昆布（その名も「黒松」）が
上品に刻まれていました。
これにデザート（ぜんざいかソフトクリーム（昆布エキス入り）
がつくので、かなりお得だと思います。
私たちはテラス席で頂いたのだが、
その空間がとてもすばらしかった。
テラスというよりは、中庭といった感じ。
ちなみに、地面の緑色（↑）は草ではなく、
コケです（杉苔かな？と話していましたが）。
●宗達 鎌倉本店
http://www.soutatu.co.jp/
大好きな鎌倉。
またひとつ、
今度はオトナの楽しみ方を知った気がしました。
裕子さん、ありがとう。
雨の日はまた風情がありそうですね。。。
これからの季節は、紅葉が美しいとき。
この機会に鎌倉、ぜひおススメです。