新製品のRICOH CX6に搭載された「絞り優先モード」の効果を検証してみました。
モードダイヤルを「A/S」ポジションに切り替えると、「開放」と「小絞り」の2段が選択できます。
まずは広角マクロの小絞りで、F7.6の数値を示してます。
次は開放、F3.7です。
上の方がごくわずかに被写界深度が深いというか、数値で示されたほどには変化がありません。
次は望遠マクロの「小絞り」で、F11.8を示しています。
望遠マクロの「絞り開放」で、F4.5です。
こちらの方が効果が分かりやすいというか、望遠の場合は開放で撮った方がボケがきれいに写るようです。
実はCX6の絞りは「NDフィルター併用」で、小絞り穴のプレートとNDフィルターが一体化しているのだそうです。
ですから実質的な絞り値は1段くらいで、それ以上小さくすると回折現象で全体がボケてしまうと、開発担当の方はおっしゃってました。
CX6の絞り優先は、それほど深度が深くならないのにシャッター速度が遅くなる(あるいはISO感度が上がる)という困った性質があり、あくまでオマケ的な機構と考えた方が楽しめます。
ちなみにこのオオカマキリは新松戸駅近くで見つけましたが、もうヘロヘロで動く力もほとんど残ってない感じでした。
ピントはいずれもオートですが、カマキリの顔にキチンとフォーカスしています。
ちょっと前のリコーのコンパクトデジカメはマクロで良くピントを外してましたが、最近の機種は驚くほど改良が進んでいます。