新海栄一さんはクモの世界の第一人者だそうで、そんな方が近所に住んでるとは、ぜんぜん知りませんでした。
例えば「オナガグモの糸には粘着性がなく、しかも他のクモを襲って食べる」というのは当時高校生だった新開少年の発見だそうで、とにかく感心してしまいます。
残念ながら会場に作者不在のため、外観のみの写真です。
ちなみにこの写真展、このページでたまたま知りました(笑)。
JR国分寺駅北口の「カメラの新海」の2階にあるギャラリーで、17日まで。
この写真集に収められたウミウシの大きさは20mm~5mm程度だそうで、そのため作者は高倍率ズーム付きコンパクトデジカメに、クローズアップレンズを付けて撮影したそうです。
巷では「一眼レフじゃないと作品は撮れない」などと言われてますが、道具というのは使いようであって、コンパクトデジカメだけでもこのように美しい写真集が出来上がるのです。
一眼レフで7mmの虫を画面いっぱいの大きさで撮ると、被写界深度が極端に浅くなりますが、コンパクトデジカメなら程よいボケ具合で写るわけです。
ちなみに、写真のわきにはウミウシのシルエットが実物大で示されていて、それをGX100の最大倍率で撮影するとこんな感じで、ちょっと倍率が足りません。
作者の今本淳さんはオリンパスCAMEDIA C-755+水中ハウジングを使ってるそうで、タッパーでディフューザー作ったりとか、その辺の記事も掲載されてます。
こちらのページも素晴らしすぎです。
やはり海の生き物は陸の生き物よりハデで、その点はうらやましい限りです。
陸上でウミウシに相当する生き物はナメクジじゃなくて、むしろイラガの幼虫あたりかなと思います(笑)