新入社員・・・19

さて、翌日・・・・
この日は後輩が新人くんと同乗。
絶対今日は苦労するだろうなあと。
というのも、この日はうちの大お得意が注文を入れて来る日。

「大変かもしれないけれど、手伝っちゃダメ。アドバイスと指摘は可」
後輩に釘を刺しておきました。
でないといつまでも甘えてくるからねぇ。

で、夕方辺りに後輩から連絡が入ってきた
「どうした」
「うーん・・・でも地図の見方は勉強してきたみたいですよ。『昨日編集人さんにこっぴどく叱られました』って言ってたし」
「あっそ。運転は？」
「前に比べたら・・・まあ大分マシですね」
「そうか・・・」
「声は確かに出てますけど・・・先方と目を合わせませんね。自分はそこを指摘してます」
「そうなんだ」

「そうですね、自分このレベルなら・・・・まあ明日試しに一人でやらせてみたらいいんじゃないですかね」
「おいおいおい、大丈夫か？」
「大丈夫と太鼓判は押せないけど、いい加減やらせないとダメですよ。いつまでも同乗なんてできないし」
「まあ・・・そうだよな」
「それに・・・自分ももう同乗したくないですから」
「・・・ひょっとしてそれが本音？？」
「だって、編集人さん・・・同乗したいですか？」
「・・・・やだ・・・・」
「ですよねぇ。という事で冒険させないと」
「うーん・・・」
「バックアップフォローはしましょう。配送件数が多かったら代行配送してあげる。それでいいんじゃないですか」
「そうするか？」
「そうしましょう」

正論ではあるものの、そうなったらそうなったでこれまた胃が痛い・・・・
同乗してもしなくても胃が痛いっていう・・・・
どうにかならんか～