新!編集人の独り言

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紅夜叉は利用された

2007-04-03 12:09:45 | Weblog
控え室でアジャはムッとした表情で宍倉のインタビューに答えていた。
「本当にもうガッカリ、それだけなんですよ・・・」
「うん、そうだろうねぇ。まるっきり神取に無視されたんだからねぇ・・・」
「逃げたんですよ、神取は!こっちが誘っても関節ひとつ取れやしなかったでしょ?」
「・・・・・」
「何なら自分一人でアイツ等とやっても良かったんですよ!潰してやったんですよ!」
「それじゃぁ、これから打倒・神取に乗り出すの?」
「・・・それは無いです。今まで目標にしていたところはあったけど・・・
 もう追わない。あんなのは相手にしてられないですよ!」
JWP軍の通天閣・ネックブリーカーの合体技に、とうとう豊田が力尽きた。
アジャはモニターに目をやり、軽く舌打ちをした。
「例えば、ダイナマイト関西です。アイツとはやらなければいけないでしょう。
 ハッキリ言って、神取みたいなのには構ってられないんです」
北斗負傷・タッグタイトル他団体流出に控え室の若手選手が動揺していた。
もう全女最強とは言ってられない状況に追い込まれているのだ。

確かに神取戦はアジャの仕事じゃ無いな、と宍倉は無言で頷いた。
  「神取は・・これからどうするんだろうねぇ・・・」
何の気無しに宍倉が口にした言葉がアジャの怒りをかった。。
「そんなこと聞かれても知らないッスよ!LLの控え室はあっちだよ!」
傍らで質問の機会を窺っていたゴングの原記者が続いた。
      「あの~神取選手とは・・・」
「だから知らないって言ってるだろ!あっち行ってろよ!」
デビル、キューティらの祝福を受け関西と尾崎がベルトを高く掲げた。
団体対抗戦の主役には神取ではなくダイナマイト関西が就こうとしていた。

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